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是枝裕和、新作で初の韓国映画に挑戦 キャストに『パラサイト』ソン・ガンホら実力派

映画

映画『ブローカー(仮)』メインカット
映画『ブローカー(仮)』メインカット 提供:CJエンターテインメント 提供:YGエンターテインメント 提供:ジョルジオ アルマーニ ビューティー

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是枝裕和

ソン・ガンホ

カン・ドンウォン

ペ・ドゥナ

 是枝裕和監督が、初めての韓国映画演出作品『ブローカー(仮)』を次作として手がけることが発表された。キャストには、『パラサイト 半地下の家族』で主演を務めた韓国の名優ソン・ガンホをはじめ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナの3人が決まった。

【写真】『ブローカー(仮)』に出演するソン・ガンホ&カン・ドンウォン&ペ・ドゥナ

 本作は、子供を育てられない人が匿名で赤ちゃんを置いていくことができるよう用意された“ベビーボックス”を巡って出会った人たちの話を描いた物語。是枝監督が韓国の製作陣、俳優とともに長年温めていた企画という。

 『義兄弟 SECRET REUNION』(10)で共演したソン・ガンホとカン・ドンウォンの再会、そして『空気人形』(09)で是枝監督の作品に参加したぺ・ドゥナまで、韓国映画を代表する3人の俳優が、是枝監督とタッグを組む。制作は『#生きている』(原題)、『最も普通の恋愛』などを制作した韓国の映画社ジップが手がけ、投資配給はCJエンターテインメント。

 是枝監督は本作のきっかけについて、「今から5年ほど前に遡るかと思います。始まりは、やはり、役者さんでした。ソン・ガンホさんとは最初は釜山映画祭で、カン・ドンウォンさんは仕事で東京に来た時にお会いして以来、お二人と、東京や、ソウルや、釜山や、カンヌで交流を続けてきました。最初はご挨拶程度でしたが、お話を重ねていくうちに、一緒に映画を、という流れに自然と変化していきました。ペ・ドゥナさんとは2009年にご一緒してから、『また必ず一緒に、次は人間の役で』と固く誓っていたので、10年越しの夢が叶ったことになります」と説明。

 内容については、「頭の中で3人の名優を動かしながら、今脚本を書いているところで、僕自身が多分1番ワクワクしております。このワクワクを皆さんに共有していただけるような、スリリングで、ヒリヒリする、それでいて切ない映画にしたいと思っています」と意気込む。

 また、フランス語と英語で演出した前作『真実』(19)に続き、日本を離れての映画作りとなることに、「言語や文化の違いを超えて一体何が伝わり、共有出来るのか? そもそも監督とはどういう存在なのか? 作品作りを通して、もう少し踏み込んで模索してみたいと思っています」と語っている。

 映画『ブローカー(仮)』は2021年クランクイン予定。

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