中条あやみ、困難を乗り越えるには「それをどう楽しくするか考える」

関連 :
女優の中条あやみが21日、都内で行われた主演映画『水上のフライト』の完成報告イベントに杉野遥亮、小澤征悦、兼重淳監督と共に登場。本作への思いや撮影の苦労、困難の乗り越え方などについて語った。
【写真】はじける笑顔を見せた中条あやみ 『水上のフライト』完成報告イベントの様子
本作は、実話から着想を得た感動サクセスストーリー。自分の実力に絶対の自信を持つ藤堂遥(中条)は、走り高跳びで世界を目指し、有望スポーツ選手として活躍していた。だがある日、不慮の事故に合い、命は助かったものの二度と歩くことができなくなってしまう。一時は自暴自棄になるも、カヌーに出会って夢を実現していく。
コロナの感染拡大防止対策による方針を受け、公開が11月に延期された本作。中条は「『今の中条あやみはこうです!』と胸を張って言える作品」と言い、「(オファーを受けた当初は)カヌーも経験したことなかったし、実話に着想を得ている話なので、まだ自分には(演じきるだけの)力はないと思っていた。でもこの作品を演じることで、遥と一緒に成長していけたらいいなと思った。遥に勉強させてもらった」と振り返った。
中条は今回、競技カヌーに初挑戦。指導したコーチの話として、初心者ながら1日でひっくり返らずにカヌーを操れるようになった芸能人が、自身とタレントの武井壮だけだと会場で聞き知ると喜び、「タンクトップ着ようかな」と茶目っ気を見せる一幕も。
カヌーの操作は「ちょっと角度を間違うと、沈(ちん:カヌーのバランスを失って転覆すること)しちゃう。そうすると服も髪の毛も全部乾かすところから始めないいけない。それだけ時間がかかってしまうプレッシャーがあった」と撮影の苦労を明かした。
会場では、SNSで募集したファンの質問にも回答。困難の乗り越え方を問われて中条は「私は、困難が目の前に立ちはだかったとき、それをどう楽しくするか考える。人生は自分で楽しくするものかなと思っている。『嫌だな』『つらいな』と思うこともあるけど、それをどうすれば面白く、おかしく、楽しくできるかなと思えると、気持ちが楽になったり前向きに考えられたりする」と持論を展開した。
また、今後の夢を尋ねられて杉野は「海外に行きたい。今年初めてスペインに仕事で行った。海外の空気を吸ったり現地の人とコミュニケーションを取ったりするのが刺激的だった。近いうちに、もう1回でも2回でも経験したい」と回答。それを受けて中条は「皆で『水上のフライト2』をやりたい。海外で!」と笑顏をこぼし、「カヌーの発祥がヨーロッパだと聞いたので、本場で撮れれば」と思いを馳せていた。
映画『水上のフライト』は、11月13日より全国公開