広瀬すず、戦後初のキャビンアテンダントに スペシャルドラマ来春放送
女優の広瀬すずが、来春放送のスペシャルドラマ『エアガール』(テレビ朝日系)で主演を務めることが決定。テレビ朝日ドラマ初登場となる広瀬は、どこまでもひたむきに激動の昭和を駆け抜けた、戦後初のCA(キャビンアテンダント)=“エアガール”役を演じる。エアガールの制服に身を包んだ広瀬は、「身に着けただけでちょっと気取ってしまうような(笑)、モチベーションが高まるユニフォームだなと思いました。衣装合わせで着てみたとき、役柄のイメージが広がったので、すごく安心しました」とコメントを寄せている。
【写真】広瀬すずが空飛ぶヒロインに!
本作は、史実をベースに、昭和の“大和ナデシコ”たちがこぞって憧れた最先端職業“エアガール”たちの挑戦を描くお仕事ドラマ。広瀬は、パイロットを夢見ながらも「空を飛んでみたい!」という一心で“エアガール”という超人気職業に挑んだ主人公の女性・佐野小鞠役を演じる。広瀬はテレビ朝日ドラマ初主演、CA役初挑戦を果たす。
第二次世界大戦で敗戦国となり、GHQにより航空関係の活動を一切禁止されていた時代。家族を戦争で失った佐野小鞠(広瀬)は、戦後初の日本の航空会社“日本民間航空”がエアガールを募集していると知り、飛行機の仕事に関わりたい一心で応募を決意する。最先端の超人気職のエアガールになるため、とんでもない倍率の試験を数々のピンチを乗り越え何とか合格した小鞠。だが、入社式からわずか1週間後、あわただしく試験飛行に臨むこととなり…。
脚本を読んだ広瀬は、「これまで日本の航空事業の歴史についてあまり触れたことがなくて、もっと昔のことと勝手に思いこんでいたのですが、戦後エアガール第一期生の方が現在90歳代とうかがって、意外と近い時代の出来事だったんだなと驚きました。当時の日本と世界のやり取りや衝撃的な国際関係など、初めて知ることばかりで、『こんなことが起きていたんだ!』とドキドキしながら脚本を読ませていただきました」と感銘を受けた様子。
そして、「戦後初めて日本で航空会社を作ろうと頑張った人々の思いや、小鞠をはじめ、激動の時代を駆け抜けたさまざまな人たちの感情が織り交ぜられていて、とても複雑で深いストーリーなのですが、それらをポップなシーンを交えて描き出しています。日本にもかつてこんな物語があったんだと、知ってもらえる機会になったらうれしいなと思っています」とアピールした。
スペシャルドラマ『エアガール』はテレビ朝日系にて2021年春放送。