大地真央が悩みを斬る! 林真理子原作ドラマで“アラ還名古屋マダム”に 共演に松本まりか
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<コメント全文>
■大地真央
お話をいただく前に、どなたかが「これは大地真央がやればいいのに」と仰っているのを聞いたことがありまして、漫画を先に読ませていただき、それからすぐに、林真理子さんの原作を拝読致しました。凄く面白い!!と思いました。私が演じる中島ハルコは、今回は原作とは違う美容外科医の敏腕経営者で、ズバズバ切って切っていく人ですが、何故かみんなに好かれていてなんとも憎めない、スパッ!としているキャラクターだと印象を受けました。
メッセージ性が強いドラマでありながら、漫画チックな部分が入ってくるので、監督と相談しながら「ここはもう漫画チックに徹しよう」としたり、シリアスなシーンがあったりと、盛りだくさんなのが贅沢なドラマだと思いますね。とにかくよく喋り、パワフルでまるで七変化なハルコさんを演じるのは大変ですが、きっと面白いドラマになると思います!
ハルコさんのように、ここまで言うというか、言ってくれるというか、言ってしまうというというか(笑)今の時代、こんな人はなかなかいないと思いますが、悩んでいたり迷っていたり、ちょっと沈んでいたりする人には特に見ていただいて、ハルコさんにバサッと切ってもらって「よしっ!」と笑顔になっていただけたらなと思います。
■松本まりか
「私のいままでの役柄からは全くイメージのない役をオファーしていただいたな」とすごくびっくりしたのと同時にありがたいと思いました。今回私が演じる菊池いづみのような、平凡で地味なキャラクターは初めてですし、実年齢より年上の役をやるのも初めて。
コメディーもなかなかなかったので、チャレンジングだなと思います。これまでとは真逆に徹するというか、日陰に徹するというか。やってみて思ったんですけど、気持ち的にはとても楽しいですね(笑)。この役は自分の性に合っているのかもしれないです。脚本も面白くて、一気に読んでしまいました。
私ぐらいの年齢の人たちは、この先自分はどうしていくのかと悩んでいる方もいらっしゃると思いますが、年を重ねたハルコさんの言葉は、すごくハッとさせられて「あ、こうやって生きていいんだ!」と生きる勇気をもらえますし、見終わった後に「ちょっと生きるのに自信が持てる」ようなドラマになるような気がしています。私はこのドラマを通して自分がいづみでハルコさんから何を受け取るかを体感できることがすごく楽しみですし、皆さんもいづみと同じ目線になって、勇気づけてもらえたらいいなっていうふうに思います。
■原作・林真理子
「最高のオバハン」は、最近の私の小説の中でとても好評を博したものだ。
「ハルコさんに元気づけられた」
「とにかくおかしくて、おかしくて」
という声が多く、東村アキコさんによるコミック化も始まった。と同時に、
「ぜひドラマ化してほしい」
という要望もたくさん寄せられ、読者の方からヒロインはこの人、と考えたお手紙やメールも受け取った。
そこで名があがった女優さんは、元気がよくコミカルな演技がお上手な、なるほど、という方ばかりであった。
しかし今回東海テレビさんから、
「大地真央さんがお引受けくださいました」
というニュースが入った時、私も編集者も大層驚いた。
あんな大スター、エレガントな美女が、ハルコさんを演じてくださるとは想像もしていなかったのである。
いづみさんは今、ブレイク中の松本まりかさんと聞いてまたびっくり。なんと豪華な配役だろう。幸福なハルコさんである。
■脚本・西荻弓絵
原作を頂いて、主人公の毒舌、嫌われる勇気、お説教の痛快さにすっかり魅了されてしまいました!
まさにおばはん世代の私はといえば、若い人に思い切ってお説教すれば唇寒しの後悔ばかり。
嫌われる勇気もなくただシュンとしている小心者です。
そんな日頃の鬱憤をハルコ先生のお力をお借りして、思う存分暴れることができ、本当に楽しいお仕事でした。
世の中が思わぬ危機に見舞われている今だからこそ、少しでも愉快痛快なひと時をお届けできますよう…