余命半年の主人公がやり残した夢に挑む 由紀さおり主演『ブルーヘブンを君に』特報 6月公開決定

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歌手の由紀さおりが初主演を務める映画『ブルーヘブンを君に』より、特報と新場面写真4点が解禁。併せて、公開延期となっていた本作の新たな公開日が、2021年6月11日に決定したことも発表された。
【動画】由紀さおりの美しい主題歌が流れる『ブルーヘブンを君に』特報
本作は、不可能の代名詞といわれた「青いバラ」を品種改良により生み出した実在のバラ育種家の女性をモデルに、いくつになっても夢を諦めない人生の素晴らしさを描いた感動作。
主役の冬子を演じるのは由紀さおり。「夜明けのスキャット」でデビューしてから2019年に50年を迎え、今もなお精力的に活動する由紀が、初めて映画の主演を務める。冬子の孫の蒼汰と正樹を演じるのは、映画やバラエティなど幅広く活躍するBOYS AND MENの小林豊と本田剛文。その友人で溶接工の夏芽を、映画『ここは退屈迎えに来て』『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』の柳ゆり菜が担当する。そのほか、大和田獏、寺脇康文と実力派キャストが出演。監督は『キスできる餃子』の秦建日子。
鷺坂冬子(由紀)、63歳。誰にも作れないと言われた、世界初の青いバラ「ブルー・ヘブン」の生みの親として、園芸家としては少しだけ有名だが、今は孫や家族に囲まれて暮らす普通のおばあちゃん。そんな冬子には、家族に言えない秘密があった。がんが再発して余命半年のステージ4と診断されたのだ。
「治療に専念して余命を延ばそう。まだまだやり残したことがあるだろう!」と叱咤激励する主治医の川越(大和田)の言葉に、冬子はある“やり残したこと”を思い出す。それは、ハンググライダーで空を飛ぶことだった。病気のことは内緒にしたまま、冬子は蒼汰(小林)と正樹(本田)の2人の孫とその友人で溶接工の夏芽(柳)を巻き込み、不可能と言われた夢にチャレンジしていく…。
特報は、本作の主題歌である、ベット・ミドラーの名曲「ローズ」を由紀がカバーした「愛は花、君はその種子」を収めたもの。ガン闘病中の63歳の冬子が「決めたわ、この空を飛ぶ」と宣言し、孫やその友人たちに支えられながらハンググライダーで空へ向かって飛んでいく姿を映し出している。由紀の澄んだ歌声が夢を諦めない人を優しく後押しするかのように流れる、情感豊かな特報に仕上がっている。
新場面写真は、がんが再発した冬子に対し主治医の川越が治療を説得するシーンや、冬子が病気のことを内緒にしたまま、孫の蒼汰を前に自分の夢である「ハンググライダーで空を飛ぶ」ことを決意するシーンを切り取ったもの。そのほか、鈴木(寺脇)とその手下たちが、愛娘である夏芽に言い寄った蒼汰に詰め寄るコミカルなカットや、冬子が商店街でトラックから降りた男性から声をかけられるシーンを収めている。
映画『ブルーヘブンを君に』は2021年6月11日より全国公開。