『ラーヤと龍の王国』アクションへのこだわり 担当が明かすファイトシーン秘話

ディズニー映画最新作『ラーヤと龍の王国』が、映画館とディズニープラス プレミア アクセスにて同時公開された。大手映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で95%の高評価を獲得、SNSでも大いに盛り上がりを見せているが、中でも注目を集めているのはラーヤにとって永遠のライバルである戦士ナマーリらによるアクションシーンの数々だ。
【写真】『ラーヤと龍の王国』ラーヤの旅を写す場面写真
目を見張るファイトシーンを手掛けたのは、アニメーション担当のエイミー・スウィード。“マーシャルアーツ(東洋の武術)”の素早いアクションも大きな見どころの本作だが、エイミーは「この映画の一番難しい部分だったわね」と振り返る。
「私は東南アジアのマーシャルアーツを忠実に描きたかった。ライターのひとりであるクイがマーシャルアーツに精通しているのはラッキーだったわ」。そう振り返るエイミーは、ファイトシーンを作り上げる上で参考にした大事な資料があったという。「クイは、マギー・マクドナルドという人を紹介してくれたの。彼女と彼女の親しい人たちが、事前にコレオグラフィーを作ってくれて、それをスタジオに持ってきて見せてくれて、私からの質問にも答えてくれたのよ」とコメント。
「アニメーション作業が始まってからも、私たちはそれをしょっちゅう見ては東南アジアの格闘スタイルに忠実であるよう心掛けていました」と語る言葉からは、リアリティを追求したアプローチへのこだわりがうかがえる。
やがてリモートでの作業を余儀なくされてからも、マギーたちはエイミーに参考になるものを送り続けてくれたという。「その中には、公園でマギーと彼女の夫が実際に(アクションを)実演してくれているものがあったり、別のものでは、彼女がひとりでナマーリと戦うラーヤの姿を演じてくれているものもあったのよ」と貴重な裏話を明かした。
ディズニー新ヒロインのラーヤが、メンタルだけでなくフィジカルの強さでも観客を魅了する本作。SNSでは、「抜群の緩急で魅せるアクションシーン!トップofトップなアニメーション力を見せつけられた感じ」「アクションがカッコ良すぎてマーベル作品かと思うくらい」「戦闘のバリエーションも多く、最後まで飽きずに楽しめる良作!」と称賛の声が相次いでいる。
ディズニー映画最新作『ラーヤと龍の王国』は、全国の劇場、ディズニープラス プレミア アクセスにて公開中。