ヒュー・グラントがクセの強い探偵に 『ジェントルメン』チャーリー・ハナムとの愉快な本編映像
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俳優のマシュー・マコノヒー、コリン・ファレル、ヒュー・グラントらが共演するガイ・リッチー監督最新作『ジェントルメン』より、本編映像が解禁。クセの強い私立探偵にふんしたヒューが、チャーリー・ハナムとユーモラスなやりとりを繰り広げるシーンを収めている。
【動画】ヒュー・グラント×チャーリー・ハナム 『ジェントルメン』本編映像
本作は、ロンドンの暗黒街を舞台に、マリファナ王の引退宣言を機に勃発した跡目争いをスリリングに描くクライム・サスペンス。デビュー作『ロック、ストック＆トゥー・スモーキング・バレルズ』と『スナッチ』以来、晴れて地元ロンドンのクライム・ワールドに帰還したリッチー監督が、映画ファンを喜ばす小ネタ、珍ネタも多数ちりばめ、ひねりを効かせたプロットと粋で愉快なせりふの応酬を演出した。
本編映像は、ヒュー演じるゲスな私立探偵フレッチャーが、金をゆするため、マリファナ王の右腕レイ（チャーリー）に対して“ネタ”に関わるスクープ映像を見せるシーン。戸惑うレイに問答無用と言わんばかりに“アテレコ台本”を渡したフレッチャーは「あんたがドライ・アイ役、 俺がマシュー役だ」と配役を伝え、自身が盗撮してきた映像を一緒に見ながら、読唇で作成した台本に沿って声をあてて欲しいと告げる。
そんなフレッチャーが、バズーカのような望遠レンズのカメラを覗き込み、大勢のサポーターで賑わうエミレーツ・スタジアムで盗撮したのは、大富豪マシュー （ジェレミー・ストロング）とチャイニーズ・マフィアの若頭ドライ・アイ（ヘンリー）が並んで話す姿。この2人のアテレコに挑む彼らだが、「不測の事態で卿は…」とアテレコするレイに対し、フレッチャーは映像を一時停止して「棒読みじゃなく感情を込めろ」とダメ出し。その後も真面目にアテレコを続けるが、レイは「オクトパスが寄ってきたら困るぞ」や「ネズミの毛をなでるな」、「春なのにセーター」など、要所要所でとんちんかんな表現が目立つフレッチャーの台本に呆れ顔。いかにもガイ・リッチー監督らしいシュールなセンスが光る場面となっている。
このフレッチャーはいわば狂言回し的なキャラクターで、ヒュー自身にとって挑戦的な役どころだったという。本作への出演についてヒューは「ガイの台詞は示唆に富んでいるし、すごく大胆だ。それをちゃんと生きた言葉にし、自分のものにできるかどうかが僕にとってのチャレンジで、すごく楽しかった」と語っている。かつて『ノッティングヒルの恋人』（1999）で当時世の女性陣をときめかせたヒューが、“癖のあるおじさん”として弾けた演技を披露する姿に期待が高まる。
映画『ジェントルメン』は5月7日より全国公開。
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