西島秀俊「撮影しているのか、レストランに就職したのか」 主演ドラマ撮影を振り返る
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俳優の西島秀俊が、5月31日スタートの主演ドラマ『シェフは名探偵』(テレビ東京系)のオンライン記者会見に、共演の濱田岳、神尾佑、石井杏奈とともに出席。99.9%ワンシチュエーションで行われた本作について西島は「撮影しているのか、レストランに就職したのか、分からなくなるくらい」と撮影を振り返った。
【写真】西島秀俊らキャスト陣が登場した『シェフは名探偵』会見の様子
本作は、近藤史恵の人気小説「ビストロ・パ・マル」シリーズの『タルト・タタンの夢』『ヴァン・ショーをあなたに』『マカロンはマカロン』(創元推理文庫)を原作に実写化するグルメミステリードラマ。噂のレストラン“ビストロ・パ・マル”を舞台に、人並み外れた洞察力を持つシェフの三舟忍がさまざまな事件や不可解な出来事の謎を解いていく。同レストランのシェフ三舟忍役を西島、新人ギャルソン高築智行役を濱田、スーシェフ志村洋二役を神尾、ソムリエ金子ゆきを石井がそれぞれ務める。
今回の会見には、劇中の衣装で登場したキャスト陣。冒頭、主演の西島は「とても素敵なキャストの皆さんと、素敵なドラマになったと思います」とあいさつ。濱田も「なかなか見たことがない温かい番組になっていると思います」と自信をのぞかせた。
99.9%ワンシチュエーションで撮影された本作。苦労した点を聞かれると、西島は「毎朝同じ所に行って、撮影しているのか、レストランに就職したのか、分からなくなるくらい」だったといい、「料理の途中で撮影しているような不思議な感じでしたね」述懐。同じく濱田も「僕も(レストランに)就職したかのような気分で、ドラマでは毎回ゲストがいらっしゃるんですけど、その方たちにおもてなしをしたりと、すべてがシンクロしていて謎なリアリティがありました」と明かした。
数々の絶品料理が登場する本作だが、印象に残った料理について西島は「ロニョン! おいしかったですね。あと僕はスイーツが好きなので、ガレット、タルトタタンとか…」と明かすと、濱田も「僕はあんまり普段甘いものは食べないんですけど、"ビストロ・パ・マル"で出されたマカロンは初めて美味しいと思いました! あれはすごく感激した」とその衝撃の美味しさに感動した様子。
またタイトルにちなみ、メンバーの中で一番探偵に向いていそうな人を聞かれた西島が「誰も向いていないんじゃないですかね(笑)」と真っ先に口を開き、「岳くんが一番アンテナ張ってるんじゃない?」と神尾が言うと西島が「そうかなー?」と渋り顔。それには濱田も「それ僕が言うことじゃない?(笑)」とツッコみ、抜群のかけあいを見せていた。
見どころついて西島は「近藤先生の原作がとても素晴らしいストーリーで、料理を通して人の悩みを感じとって解決するという、なかなか発想できないエピソードのアイディアが素晴らしい。あまり外に食べに行ってとかができない時期なので、皆さん夜中にこのレストランにゲストの方々と来てもらうような感覚で、温かい人間ドラマを楽しんでもらえたら」とメッセージをおくった。
ドラマ『シェフは名探偵』は、テレビ東京系にて5月31日23時06分放送スタート。