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有村架純、漫画『前科者』映画&ドラマ化で主演 前科者たちと向き合う保護司に

エンタメ

 女優の有村架純が、2019年「第3回さいとう・たかを賞」の最終候補に選ばれた漫画『前科者』の映画&ドラマ化で主演を務めることが発表された。

【写真】『前科者』映画&ドラマ化で主演を務める有村架純

 原作・香川まさひと、作画・月島冬二による漫画『前科者』は、テレビドラマ『監察医 朝顔』の原作や映画『クヒオ大佐』『羊の木』の脚本を手掛けた香川が、罪を犯した前科者たちの更生・社会復帰を目指し、彼らと向き合い奮闘していく保護司の姿を描いた社会派ヒューマンドラマ。保護司とは、罪を犯した者や、非行のある少年の更生を助ける国家公務員であるものの報酬は一切なく、あくまで民間人の奉仕精神だけで行うボランティアだ。

 映画・ドラマ版で有村が演じる主人公・阿川佳代は、コンビニでアルバイトをしながら保護司という仕事に就く真っ直ぐな女性。ドラマ版は佳代がさまざまな「前科者」と向き合い成長する様を描き、映画版は佳代が保護司として現在進行形の凶悪犯罪と向き合う完全オリジナル作品として制作される。
 
 本作のメガホンをとるのは、岸善幸。是枝裕和や西川美和といった、世界的な映画監督を輩出してきたテレビマンユニオンに在籍していた岸監督は、ドキュメンタリー番組やテレビドラマにおいて、自らの視点や徹底的な取材を通した数多くの映像作品を手掛け、国内外で多くの賞を受賞した。2016年に公開された『二重生活』で映画監督デビューし、翌2017年に公開された『あゝ、荒野』では、報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞、ブルーリボン賞などで作品賞を受賞。第41回日本アカデミー賞では同作主演の菅田将暉が最優秀主演男優賞を受賞するなど、国内の映画賞を総なめにした。
 
 主演の有村は、オファーを受けた当時を振り返り「この作品のお話をいただいた時『保護司』がボランティアであることを初めて知りました。前科のある人間の更生を手助けする。それって一体どういうことだろう。この作品を世にお届けすることで、様々な視点が変わるかもしれない、キャストスタッフの皆さんとこの世界に飛び込んでみたい、そういった思いを抱きました」とコメント。

 続けて「私が演じる主人公は、保護司ではあるけれど複雑な思いを抱えながら存在意義を探している女性。その要素を内包しつつ正義のヒーローにならないよう心がけ、距離感などは監督とその都度話し合いながら慎重に撮影を進めていきました。キャストスタッフの皆さんとひとつひとつ大切に紡いだ日々に私の心は毎日震えていました。これから先も、ここで得られたことは忘れません」と撮影を述懐。

 最後は「ドラマ版から数年後の世界が、映画版となっています。2作品とも違う味わいの作品だと思いますので、両方ともご覧になっていただけると幸せです。この作品は色んな視点から考えられる作品なので、フラットな気持ちでご覧になっていただき皆様と一緒に考えていければと思います。そして『保護司』というボランティア活動があることを知って欲しいです。正直、まだこの作品について言葉にするのは難しくて。ですが、どこかの誰かの日常に、一筋の光が差し込んでくれる物語であることを願っています」とメッセージを寄せている。

 岸監督は「重要だったのは主人公・阿川佳代のキャラクターでした。作画の月島冬二さんが描くメガネの佳代の生真面目さや芯の強さを大切に、有村架純さんと何度も話し合い、映像化ならではのキャラクターが生み出せたと自負しています。メガネの奥で輝いたり、曇ったり、怒ったり、涙に濡れる架純さんの瞳。全身で絶叫し、格闘する架純さんの姿にご注目ください。“個”を大切にする時代に、誰かを助けるとはどういうことなのか。たくさんの方にご覧いただき、感じてもらえたら嬉しいです」と語っている。

 『前科者』は、ドラマ版が今秋WOWOWにて放送・配信(放送後よりAmazon Prime Videoにて見逃し配信)。映画版は2022年公開。

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