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高杉真宙×花江夏樹、『オッドタクシー』演技を語る 「最初はもっと低い声」だった

アニメ

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花江夏樹

高杉真宙

ーー収録はプレスコだったそうですね。

花江「一応絵コンテはあったんですけど、尺は気にせずしゃべっていいですよということでした。人によってテンポがだいぶ違う作品なので、プレスコじゃないとこの空気感は出せないかもなって思いましたね。監督の頭の中に完成図が鮮明にあって、それをもとに細かくディレクションしていただいたので、わかりやすかったです」

高杉「僕もスタジオに入って、どうやろうかなって悩んでいたんです。だけど監督から、『高杉くんのままでやってほしい』っていう話をされて。そのまますぎて、僕の声が予告で流れてすぐに、視聴者のみなさんから『あれは高杉真宙じゃないか』ってバレてしまったんですけど(笑)」

花江「名前隠してたのにね(笑)」

ーーお互いのお芝居を最後までご覧になって、どんなことを感じられましたか。

花江「高杉さんの長嶋は、狙ってしゃべってやろうっていう感じが全然ないところがいいんですよね。学生の役と声がすごくマッチしていますし。彼がやってることって盗聴やそれを無断で配信したりとよくないことなんだけど、あれぐらいの年齢のときってそういう無駄な正義感や好奇心に駆られて、自分がやってやるんだっていう信念みたいなのがあると思うんです。そういう感情がすごくお芝居に乗っていてすごいなと思いました。ちょっと昔の自分を思い出せますよね」

高杉「嬉しいです(笑)。『オッドタクシー』でそういう役をやらせていただけたのは嬉しかったですね。小戸川は1話から徐々に熱量が上がっていく感じがあって、僕はそれがすごく好きなんです。最初は閉ざしていたものがどんどん開かれていく感じ。周りに巻き込まれて動かざるをえなくなったり。特に好きなのは小戸川のツッコミ。あんなローテンションでのツッコミってあまりないですよね。花江さんって若いキャラクターが多いイメージなので、41歳のセイウチというのが意外でインパクトがあったこともあって、ボソボソしゃべりがさらに印象に残るんです。少年時代の小戸川は花江さんのいつもの声で、そこはちょっと安心しました(笑)」

花江「よく聞くやつだよね(笑)。当たり前ですが少年時代のほうがやりやすかったです。小戸川ってツッコミの言い回しが特殊なんですよね。日常で絶対使わないだろうなっていう言葉をチョイスしている。それをこの作品の主軸である自然な会話劇に落とし込むのは大変でした。小戸川は基本ボソボソしゃべりで、ツッコミもダウナー系。周りのキャラも個性が強いので、そっちに引っ張られないように気をつけていましたね」

ーーアニメ後半の展開を楽しみにしている方や、これから見てみようかなと考えている方に、メッセージをお願いします。

高杉「全部を疑ってかかったほうがいいぐらいの作品だし、そのほうが気持ちいいと思うんですよね。それぐらいの気持ちで見ていくと、一つ一つの伏線に気づけるんじゃないかな。でも結局だまされるほうが気持ちいいかもしれない(笑)。奥深い作品世界をじっくりと楽しんでほしいですね」

花江「なにげないシーンやセリフが伏線になっている作品です。一旦ここで1話から見返してみると、この後の展開がより楽しめると思いますね。ここから物語がさらに発展していき、すごいラストが待っています。楽しみにしてくださいね!」

 アニメ『オッドタクシー』は、テレビ東京にて毎週月曜26時、AT‐Xにて4月7日より毎週水曜23時30分放送。Amazon Prime Videoにて配信(毎週火曜朝9時更新)。

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