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福山雅治「彼方で」 柳楽優弥×有村架純×三浦春馬さん『映画 太陽の子』主題歌に決定

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『映画 太陽の子』ポスタービジュアル

『映画 太陽の子』ポスタービジュアル(C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ

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 俳優の柳楽優弥、三浦春馬さん、女優の有村架純が共演する『映画 太陽の子』の主題歌が、福山雅治の「彼方で」に決定。併せて、3人の若者たちの希望や葛藤が混ざり合う楽曲入り予告映像と、それぞれの思いが宿るまなざしが光るキービジュアルが解禁された。また、

【動画】福山雅治「彼方で」主題歌入り『映画 太陽の子』予告編 

 本作は、太平洋戦争末期に海軍からの密命を受け京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の事実を基に、時代にほんろうされた戦時下の研究者の苦悩と青春を描く群像劇。2020年8月15日にNHK総合にて放送された特集ドラマ『太陽の子』と同様、NHKと米ELEVEN ARTS Studiosの合作により制作された。極秘任務に携わる科学者・修を柳楽、修とその弟がほのかな思いを寄せる幼なじみの世津を有村、修の弟で戦地で心に傷を負った軍人・裕之を三浦さんが演じる。

 主題歌については、原子爆弾が投下された故郷長崎に現存する被爆樹木を通じ、「平和への願い、生命のたくましさ」を発信する“KUSUNOKIプロジェクト”のプロデューサーを務める福山雅治の楽曲を製作陣が熱望。本作に共感した福山は、鑑賞後に製作陣の込めた思いとテーマをヒアリングし、打ち合わせを重ねていった。そして、本作の世界観と合致する「彼方で」が主題歌に決定した。

 「彼方で」は、昨年12月に発売された、父親の名前をタイトルに冠したアルバム「AKIRA」のラストに収録されており、サビをすべてファルセット(裏声)でトライしていることもファンの間で話題となった楽曲。

 福山は「僕自身の祖父母、両親は、1945年8月9日の長崎を生きていました。奇跡的に大きな被害を免れましたが、それは恐ろしく苛烈な現実だったと聞いています。『映画 太陽の子』は、そんな過酷な時代を懸命に生きた人たちの物語。人間は、その生まれた時代や逃れられない現実によって、かくも美しく、と同時に、時に愚かな選択をしてしまうのかと。僕にとって本作は、遠い過去の話ではなく、自分ごととして、そして今に続く『平和な世界への願い』という人類の未来へ向けてのメッセージを受け取った映画でした」と話す。

 また、主題歌に決まった「彼方で」について、「この歌は、旅立つ者にいつかまた巡り逢えると信じて生きてゆく、残された者の祈りの歌です。修、世津、裕之、三人の互いを愛する心が、時空を超え、平和と呼べる未来で出逢って欲しいと切に願いました」としている。

 併せて解禁された映像は、笑顔で「いっぱい未来の話しよう」と固く手を結びあう3人の姿から始まる。「今研究しているもんが完成すれば戦争は終わる。世界を変えられる」と未来への可能性を信じ、未知なる世界への研究に目を輝かせ「実験しましょう!」と夢中になる修(柳楽)。「戦争が終わったら仕事する。結婚はその後や!」と現実をしっかり見つめ、未来への強い意志を持つ世津(有村)。「怖いよ、俺だけ死なんわけにはいかん」と戦場への恐怖をさらけ出す裕之(三浦)。そして「俺らがやってることは正しいことですか?間違ってるんですか?」と、物理学の魅力を感じながらも多くの命を奪う兵器開発を担うことへの葛藤にあらがう修の姿など、等身大の表情が次々と映し出される。

 一方で、研究を続けようとする修を「科学者とはそんなに偉いんか」といさめる母親フミ(田中裕子)、「(戦争に)勝っても負けても何も変わらん!」と強い怒りをあらわにする世津、命を顧みず戦場へ向かおうとする研究生に「生きるんや」と強いまなざしで研究室へ残るように促す荒勝教授(國村隼)の姿も。福山が歌う主題歌「彼方で」が、葛藤を抱えながらも懸命に日々を生きようとしている彼らの思いを優しく包み込み、3人の思いがリアルに伝わってくる映像に仕上がっている。

 キービジュアルには1点を見つめる修、世津、裕之それぞれの表情が並んでいる。見つめる先には一体何があるのか。それぞれの思いがあふれ出す1枚になっている。

 『映画 太陽の子』は、8月6日より全国公開。

柳楽優弥×有村架純×三浦春馬さん『映画 太陽の子』 福山雅治「彼方で」主題歌入り予告編

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