松山ケンイチ主演『川っぺりムコリッタ』、江口のりこ、柄本佑ら出演決定
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俳優の松山ケンイチが主演する映画『川っぺりムコリッタ』の追加キャストとして、江口のりこ、柄本佑、田中美佐子、緒形直人らの出演が発表された。
【写真】『川っぺりムコリッタ』への出演が発表された江口のりこ
本作は、「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で引っ越してきた孤独な男・山田(松山)と、山田に対して距離感が近い隣の部屋の住人・島田(ムロツヨシ)、夫に先立たれた大家の南(満島ひかり)、墓石の販売員の溝口(吉岡秀隆)といったさまざまな事情を抱えた住人たちが暮らすハイツムコリッタを舞台に、人と人のつながりにある幸せとユーモアを描く。監督は『かもめ食堂』の荻上直子。撮影は昨年9月上旬から10月上旬にかけ、富山にて行った。
山田(松山)は、北陸の小さな街の小さな塩辛工場で働き口を見つけ、社長から紹介された「ハイツムコリッタ」という古い安アパートで暮らし始める。無一文に近い状態でやってきた山田のささやかな楽しみは、風呂上がりの良く冷えた牛乳。そして、お米が買える給料日を心から待ち望んでいた。ある日、隣の部屋の住人・島田(ムロ)が風呂を貸してほしいと上がり込んできた日から、山田の静かな日々は一変する。
できるだけ人と関わらず、ひっそりと生きたいと思っていた山田だったが、夫を亡くした大家の南(満島)、息子と二人暮らしで墓石を販売する溝口(吉岡)といったハイツムコリッタの住人たちとなぜだか関わりを持ってしまい…。一緒にご飯を食べたり、笑ったり、そんな楽しい日々の中、ある日、山田が北陸の町にやってきた「秘密」を住人たちに知られてしまい―。
江口のりこが演じるのは、山田(松山)が働いているイカの塩辛工場のベテラン社員・中島。柄本佑は、山田に父の死を知らせる福祉課の職員・堤下靖男役。田中美佐子は、犬を溺愛するお金持ちの家の奥様・大橋役。緒形直人は、築50年のハイツムコリッタを紹介した塩辛工場社長の沢田役を演じる。
さらに、黒田大輔、薬師丸ひろ子(声の出演)、笹野高史など演技派陣が脇を固める。
映画『川っぺりムコリッタ』は、本年全国公開。