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松山ケンイチ「いい曲だね」 『川っぺりムコリッタ』ピアニカとギターの“ゴミ山”セッション映像解禁

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映画『川っぺりムコリッタ』場面写真
映画『川っぺりムコリッタ』場面写真(C)2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会

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 俳優の松山ケンイチが主演する映画『川っぺりムコリッタ』より、墓石販売員・溝口(吉岡秀隆)の息子・溝口洋一(北村光授)とホームレスの男(知久寿焼/パスカルズ)が川っぺりのゴミ山でピアニカとギターを奏でるシーンの映像が解禁された。

【動画】ピアニカとギターのほのぼのセッション! 映画『川っぺりムコリッタ』本編映像“ゴミ山演奏”

 本作は、「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で引っ越してきた孤独な男・山田(松山)と、隣の部屋の住人・島田(ムロツヨシ)、夫に先立たれた大家の南(満島ひかり)、墓石の販売員の溝口(吉岡秀隆)といったさまざまな事情を抱えた住人たちが暮らすハイツムコリッタを舞台に描く、友達でも家族でもない、でも孤独ではない、新しい「つながり」の物語。脚本は荻上直子監督のオリジナル。

 山田(松山)は、北陸の小さな街で、小さな塩辛工場に働き口を見つけ、社長から紹介された「ハイツムコリッタ」という古い安アパートで暮らし始める。無一文に近い状態でやってきた山田のささやかな楽しみは、風呂上がりの良く冷えた牛乳と、炊き立ての白いごはん。ある日、隣の部屋の住人・島田(ムロ)が風呂を貸してほしいと上がり込んできた日から、山田の静かな日々は一変する。

 できるだけ人と関わらず、ひっそりと生きたいと思っていた山田だったが、夫を亡くした大家の南(満島)、息子と2人暮らしで墓石を販売する溝口(吉岡)といった、ハイツムコリッタの住人たちと関わりを持ってしまい…。ずうずうしいけど、温かいアパートの住人たちに囲まれて、山田の心は少しずつほぐされていく―。

 公開された映像は、土手に無造作に積み重なった家電や家具のゴミ山で溝口の息子がホームレスの男と仲良く演奏しているワンシーン。その音色に釣られた山田がぼんやり立ち止まり、2人を見つめる。時折、ホームレスの男が溝口の息子に目を向け、息を合わせた穏やかなメロディーを奏でる。その様子を山田はただ眺め、ゴミ山に座り静かに聞き入っている後ろ姿が映し出される。演奏が終わると「いい曲だね」と2人に声をかける山田。心が優しく包まれるような心地よさを感じる映像となっている。

 演奏にあたって、溝口洋一役の北村は、泣きながらピアニカの練習を積み重ねてきたという演奏の成果を劇場で見届けたい。

 映画『川っぺりムコリッタ』は、9月16日より全国公開。

映画『川っぺりムコリッタ』本編映像“ゴミ山演奏”

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