舞台『千と千尋の神隠し』第2弾メインキャスト発表 夏木マリがアニメに続き湯婆婆に
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女優の橋本環奈と上白石萌音をダブルキャストに迎えて舞台化される、宮崎駿監督作『千と千尋の神隠し』より第2弾メインキャストが解禁。女優の夏木マリがアニメ版に続き湯婆婆役を演じる。
【写真】メインキャストが演じるキャラクター写真(映画『千と千尋の神隠し』より)
その壮大かつ独創的な世界観で、日本のみならず世界中で愛され続けてきたアニメーション映画『千と千尋の神隠し』(2001)。世界で初めて舞台化される本作は、翻案と演出を、ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』の世界初演の潤色・演出を担い、そのほか『ナイツ・テイル』や『ダディ・ロング・レッグス』など演劇史に残る名作を生み出してきた英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードが担当。主人公・千尋役を橋本と上白石がダブルキャストで演じる。
今回発表されたのは、千尋を取り巻く5つのメインキャラクターにふんするキャスト陣。全てダブルキャストとなる。
千尋を「千」として雇い入れる湯屋を経営する魔女・湯婆婆と、双子の姉・銭婆を演じるのは、アニメ版でも湯婆婆の声を担当した夏木と声優・女優の朴ろ美。
湯屋で湯婆婆の下で働いている謎の少年で、千尋を陰で支えるハク役は、役者としてのみならず、2020年には第14回声優アワードで新人男優賞を受賞し、多方面で活躍中の醍醐虎汰朗とミュージカル界注目の三浦宏規。千尋に対して強い執着心を持つ謎の男カオナシ役には、ダンサーで女優の菅原小春と、シルク・ドゥ・ソレイユに日本人男性ダンサーとして初めて起用された辻本知彦。
さらに湯屋で働く娘で、姉のように千尋を見守るリン役で元宝塚トップ娘役の咲妃みゆと妃海風、湯屋のボイラー室を仕切り、厳しくも優しく千尋を助ける釜爺役で俳優の田口トモロヲと橋本さとしが出演する。
ハク役の醍醐は「多くの方々に愛して頂ける作品になるよう原作に最大限のリスペクトをもって、役に向き合い寄り添っていきます」、三浦は「この偉大な作品に恥じることのないよう、僕自身真摯に向き合い皆様にお届けする日を心より楽しみにしております」とコメント。
湯婆婆役の夏木は「実際に『油屋』で働けるなんてなんということでしょう! あれから20年、舞台として世界に発進していく現実は夢のようです」、朴は「少女のような心を持ちながら、待ち構えるこの新たな世界へ没入し、湯婆婆と銭婆と三人四脚でゴリゴリ噛み砕いていこうと思います」とそれぞれメッセージを寄せた。
舞台『千と千尋の神隠し』は、2022年2・3月東京・帝国劇場、4月大阪、5月福岡、6月札幌、6・7月名古屋にて上演。