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金ロー『バケモノの子』今夜放送 染谷将太、『竜とそばかすの姫』との共通点明かす

アニメ

映画『バケモノの子』場面写真
映画『バケモノの子』場面写真(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

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染谷将太

佐藤健

 『金曜ロードショー』(日本テレビ系/毎週金曜21時)ではスタジオ地図のアニメ映画『竜とそばかすの姫』の公開を記念し、3週連続で細田守監督作品を放送中。今夜7月9日は『バケモノの子』が放送される。両作品に出演している俳優の染谷将太が、共通する特徴や“細田監督らしさ”について語った。

【写真】佐藤健が演じる竜の姿も 『竜とそばかすの姫』場面写真&アフレコ風景

 染谷は『バケモノの子』では九太(青年期)役、『竜とそばかすの姫』では主人公すずの同級生でカヌー部の熱血男子カミシン役を演じている。

 2作に共通するポイントとして、「主人公の成長物語」という点を挙げる染谷。ただし、演じた役どころは正反対。『バケモノの子』の九太については「とにかく抱えているものが大きいキャラクターでした。孤独な状態から始まり、バケモノに育てられるという“成長する側”の役だったので、なにか欠けているものが満たされていくというか、一人の少年が青年になり強くなっていくということを、心掛けて演じました」と話す。

 一方、『竜とそばかすの姫』のカミシンについては「今回の映画に出てくるキャラクターの中で一番明るい“元気パート”です(笑)。カミシンが出てくると空気感が少し変わり、その場のテンションが上がるという、そういう役にして欲しいと細田監督がおっしゃっていました。ですので、九太とは正反対の“主人公の成長を支える側”の役でした」としている。

 2作を通して感じる“細田監督らしさ”については、「どちらもエンターテインメントとして純粋に楽しめて、すごくワクワクドキドキする作品です。ただ心をえぐられると言いますか…主人公が経験する苦しさも容赦ないですし、でもそこから得られる愛情や前に進んでいく希望も、本当に底なしの希望というか、曖昧さがない。しっかり表現し切っているというのが、自分は“細田さんらしさ”だと思います」と語っている。

 なお、現在放送されている『金曜ロードショー』のオープニングは3年前に細田監督が制作したもの。先週から始まった「3週連続細田守SP」では、細田作品のキャラクターたちが登場する3週だけの“特別バージョン”となっていおり、7月2日の『おおかみこどもの雨と雪』放送回ではおおかみ化した雪と『竜とそばかすの姫』のヒロイン・ベルが登場した。番組の後半では、先日発表されたばかりの竜役・佐藤健からコメントも到着予定。『竜とそばかすの姫』の“特別情報”に注目したい。

 アニメ映画『バケモノの子』は、日本テレビ系『金曜ロードショー』にて、7月9日21時放送。

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