古田新太、圧巻の狂気がほとばしる! 映画『空白』本予告映像解禁
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俳優の古田新太が主演を務め、松坂桃李が共演する映画『空白』より、古田演じる主人公の狂気が登場人物全員を追い詰める本予告映像が解禁された。
【動画】古田新太の狂気に圧倒される!『空白』本予告映像
本作は、現代の「罪」と「偽り」、そして「赦(ゆる)し」を映し出す、吉田恵輔監督のオリジナル脚本によるヒューマンサスペンス。中学生の少女がスーパーで万引きしようとしたところを店長に見つかり、追いかけられた末、車にひかれ死亡。少女の父親は店長を激しく追及するうち、恐るべきモンスターと化していく。スターサンズの河村光庸プロデューサーが企画し、吉田恵輔監督とタッグを組んだ。
悪夢のような父親・添田充を演じるのは、劇団☆新感線の看板役者で、本作が7年ぶりの主演作となる古田。また、土下座しても泣いても決して許されず、人生を握りつぶされていくスーパーの店長・青柳直人を松坂が演じる。2人は実写映画初共演。
60秒の本予告映像は、添田(古田)が夕食中、娘の花音(伊東蒼)に「はっきりしゃべれ」とぶっきらぼうに言い放つ場面から始まる。続いて「始まりは娘の万引き未遂だった」というナレーションの中、花音は青柳(松坂)に追いかけられ事故に遭ってしまう。
「俺は娘が万引きしたなんて思ってねぇんだよ、花音に何したんだよ、お前」と青柳に詰め寄る添田。「本当に、すいませんでした」と声を震わせながら土下座で謝罪する青柳。ひいた運転手、加害者の母(片岡礼子)、前に進む前妻(田畑智子)、弟子の漁師(藤原季節)、娘の元教師(趣里)、正義漢の店員(寺島しのぶ)など、父の狂気が周りの人たちを追い詰めていく。
一転、「逃げ出した相手を追いかけて何が悪いんだ」とワイドショーの取材に答える青柳に「お前、昔、痴漢で捕まったらしいな、お前が何したかわかるまで諦めねえぞ」と迫る添田。何が真実で何が正義なのか。のみこまれた人々の表と裏、愛と憎しみ、信念が絡み合いながらあらわになっていく。前妻の翔子が添田に問う。「あの子の何知ってるの?あの子の盗んだっていうマニキュア何色か知ってる?」「だから、盗んでねぇし、そんなのつけてるの見たことねぇよ」と答える添田。「透明だったって」と告げる翔子。「人は人を憎み、人は人に寄り添って生きて行く」というナレーションとラストの添田の目にうっすらと光る涙に、胸が締め付けられる予告編となっている。
なお、本作の特典付きムビチケカードが、7月16日より全国の劇場などで販売される。特典はオリジナルの特製“虫除け”うちわ。表面が古田演じる添田、裏面が松坂演じる青柳で、表面のタイトルロゴをこすると、虫が嫌がるにおいが出る。
映画 『空白』は、9月23日より全国公開。