『サマーゴースト』11.12公開決定 主演は小林千晃&脚本は乙一 映像も初解禁
イラストレーターloundraw(ラウンドロー)の初監督映画作品となるアニメ『サマーゴースト』の公開日が、11月12日に決定。男性メインキャラクターの声優を小林千晃が務めることも発表され、初映像が解禁された。
【動画】アニメ映画『サマーゴースト』予告映像
本作は、loundrawが描いた1枚のイラストから生まれた、忘れられない“ひと夏の出会い”を描く現代青春群像劇。26歳のloundrawの映画監督デビュー作となる。音楽を担当するのは、ピアノ曲に定評があり、国際的に活躍する小瀬村晶。脚本を『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞した作家であり、映画監督でもある安達寛高(乙一)が手掛ける。
「サマーゴーストって知ってる?」。都市伝説としてささやかれる通称“サマーゴースト”は若い女性の幽霊で、花火をすると姿を現すという。自身が望む人生へ踏み出せない高校生・友也。居場所を見つけられないあおい。輝く未来が突然閉ざされた涼。ネットを通じて知り合った彼らには、それぞれサマーゴーストに会わなくてはならない理由があった。生と死が交錯する夏の夜、各々の思いが向かう先は…。
男性メインキャラクターの杉崎友也役を、第15回声優アワードで新人男優賞を受賞した小林千晃が担当する。小林は「“アニメっぽくないアニメ作品”というのが映画『サマーゴースト』への最初の率直な印象です。loundraw監督が『綺麗な部分だけでなく、今を生きる人のありのままを描きたい』と仰っていたのですが、まさにそうだなと。『サマーゴースト』はいろんな人に色々な感情を沸き立たせる作品だと思いますし、年齢や職業によっても違うイメージ・感想を抱くと思います。今生きていることに対して疑問を感じたり、生きる意味ってなんだろう? と思ったり…そんな方には特に観て頂きたいです」とコメントしている。
解禁された映像は、美しいピアノの旋律に乗せて、線香花火が火花を散らすシーンからスタート。花火をする3人の若者、サマーゴースト実在をほのめかす記事が映された後、「きっと僕たちは、出会わないといけない…彼女に」とナレーションが入る。loundrawの魅力である繊細さや透明感が最大限に生かされた映像となっている。
アニメ映画『サマーゴースト』は、11月12日より全国公開。