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ジョニー・デップ、尊敬する“闘い続ける男”を熱演 『MINAMATA』場面写真解禁

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映画『MINAMATA―ミナマタ―』場面写真
映画『MINAMATA―ミナマタ―』場面写真(C)Larry Horricks

 ジョニー・デップが制作・主演を務める映画『MINAMATA―ミナマタ―』より、ジョニー演じる写真家のW・ユージン・スミスが水俣を世界に発信しようとする姿を捉えた場面写真12点が解禁された。

【写真】ジョニー・デップが写真家W・ユージン・スミス氏を体現 『MINAMATA』場面写真(12点)

 日本における“四大公害病”のひとつ水俣病。その存在を世界に知らしめたのが、写真家W・ユージン・スミス氏とアイリーン・美緒子・スミス氏が1975年に発表した写真集『MINAMATA』だ。彼の遺作にもなったこの写真集を基に、ジョニー自身の製作・主演で映画化が実現した。

 映画では、報道写真家として功績を評価されながらも心に傷を抱えたユージン氏が、当時の妻アイリーン氏と共に水俣を訪れ、1971年から74年までの3年間現地で暮らし、人々の日常や抗議運動、補償を求め活動する様子を何百枚もの写真に収めていく濃密な日々がドラマチックに描かれる。

 「彼(ユージン氏)は心の中に痛みを抱えていた。でも、水俣が彼の心を再び開いたんだと思う」と語るジョニーが、容姿から内面に至るまで、傷ついた写真家が再びカメラを手に取り、闘いに身を投じていくその生き様を見事に体現した。

 ユージン氏に憧れを抱いていたジョニーにとって、本作の主役を引き受けることは「考えるまでもないこと」だったという。加えて日頃から環境問題について確固としたヴィジョンを掲げてきた彼は、「MINAMATAの物語を正しく伝えたい」と切望し、自らプロデューサーにも名乗り出た。

 本作のテーマのひとつ「権力に真実を語る勇気」については、「人々の持つ力を絶対的に信じているんだ。組織のリーダーたちや上流階級は、本来ならみんなを助けるべき立場だ。人々は、団結すれば強くなれるといつか気づくと思う。どんな上流階級や億万長者よりも強いのは人々だ。人々には大企業の製品を買わない力や大企業の宣伝文句を聞かない力があるからね。僕が尊敬するのはユージン・スミスのような、反動を恐れることなく闘い続ける人々だよ」としている。

 場面写真では、暗室で真剣な面持ちで現像する姿、部屋で独り考え込む姿、無数の写真の中で物思いにふける姿、暴行を受け包帯を全身に巻きながらも写真を撮る姿など、孤独を抱えながらも水俣の存在を世界に発信しようとする姿が見て取れる。

 映画『MINAMATA―ミナマタ―』は、9月23日より全国公開。

映画『MINAMATA―ミナマタ―』日本版30秒予告編

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