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『青天を衝け』新キャスト発表 “渋沢栄一”吉沢亮の娘役に小野莉奈

ドラマ

 俳優の吉沢亮が主演を務める大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合/毎週日曜20時ほか)より、大河ドラマ初出演となる小野莉奈をはじめ、明治時代に突入し、次々と転身を遂げる栄一に影響を与える、新たな出演陣13名が一挙発表された。

【写真】イッセー尾形、中村芝翫、田中要次らも出演決定 大河ドラマ『青天を衝け』新キャスト陣

 大河ドラマ第60作となる本作は、約500の企業を育てた上、約600の社会公共事業に関わり、「日本資本主義の父」とも呼ばれた渋沢栄一の生涯を描く。栄一役の吉沢、徳川慶喜役の草なぎ剛のほか、ベテランから若手注目株まで豪華キャストが集結。連続テレビ小説『あさが来た』などの大森美香が脚本を担当する。

 物語は、江戸から明治へと時代が移り、パリから帰国した栄一(吉沢)が、静岡で隠棲する慶喜と再会。そばで支えることを決意し「商法会所」を設立する。しかし突然、明治新政府から仕官を命じられて東京へ。「改正掛(かいせいがかり)」を立ち上げて改革を推し進め、銀行の設立にも奮闘し、さらに商人たちがうごめく世界へ飛び込みと、いよいよ栄一の目指す民間改革が始まるという局面となる。

 今回発表されたのは、そんな、高い志で未来を切り開こうとする栄一に影響を与える、個性豊かな新たな登場人物を演じる13名のキャスト陣。

 大河ドラマ初出演となる小野が演じるのは、栄一の長女・渋沢うた役。誕生直後に栄一が京へ出たため離れて暮らしたが、武士の娘として母・千代(橋本愛)に厳しく育てられたうたは、維新後、家族水入らずの生活が実現し、栄一の転身に応じて静岡から東京へ引っ越し女学校で学ぶ。渋沢邸に招いたグラント前アメリカ大統領の応接では、民間外交の萌芽(ほうが)を体感することとなる。

 小野は、「『青天を衝け』に携わる方々の熱量を実際に肌で感じて、改めて、この作品の一員として参加できる事の幸せを噛み締めました」と語り、「母からの深い愛情、教え、偉大な父との関係性、渋沢家の家族模様はどんなものだったのか。渋沢うたさんを通して、皆さまに伝えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします!」とコメントした。

 そのほか、実業家で三井組番頭の三野村利左衛門役でイッセー尾形、先収会社副社長の増田孝役で安井順平、小野組番頭の小野善右衛門役で小倉久寛、三菱商会創立者の岩崎弥太郎役で中村芝翫が出演。

 さらに、明治政府の司法省司法卿・江藤新平に増田修一朗、改正掛・前島密に三浦誠己、同じく改正掛・玉乃世履に高木渉、大倉孝二が演じる大隈重信の妻・綾子に朝倉あきがふんし、栄一の従兄・尾高惇忠(田辺誠一)の娘・ゆう役で畑芽育、大阪で栄一が出会う女中・大内くに役で仁村紗和、静岡の駿府藩中老・大久保一翁役で木場勝己、茶問屋・萩原四郎兵衛役で田中要次の出演が決定した。

 なお、小野のほか、安井、三浦、畑、仁村、木場は大河ドラマ初出演となる。

 大河ドラマ『青天を衝け』は、NHK総合にて毎週日曜20時放送。BSプレミアム、BS4Kにて18時放送。

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