田中圭、中谷美紀との夫婦役は緊張とハラハラ「怒られると思ってました」
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俳優の田中圭と女優の中谷美紀が8日、都内で行われたダブル主演を務めた映画『総理の夫』の完成披露試写会舞台あいさつに共演の貫地谷しほり、工藤阿須加、松井愛莉、嶋田久作、片岡愛之助、岸部一徳、河合勇人監督と共に出席。田中が中谷との夫婦役を演じるにあたっての心境を「怒られると思ってました」と打ち明けた。
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本作は、山本周五郎賞、新田次郎文学賞受賞作家・原田マハの20万部超えのベストセラー小説の映画化作品。中谷が日本初の女性総理・相馬凛子を、田中がその夫の相馬日和を演じる。
オファーを受けたときの感想を田中は「中谷さんと夫婦役ということで緊張しました。ハラハラしました」と告白。中谷が「どういう意味ですか?」と尋ねると、田中は「悪い意味じゃないんですけど、全然そんなことないんですけど、怒られると思ってました」と笑った。中谷は「ほら~、悪い意味じゃないですか!」とツッコみ、田中は「悪い意味じゃない(笑)」と弁解していた。
中谷は「お話をいただいた当初は、日本で女性の総理大臣なんて絶対無理でしょ、ってちょっと意地悪な気持ちで原作と脚本を読ませていただきました」と吐露しながらも、演じる凛子の素敵な理念に共感した、と回顧。役作りに関しては、極力世界中の女性リーダーを見たと話し「そうした方々が、怒りをぐっと堪えていつもほほ笑みを絶やさなかったり、穏やかな口調で話をする姿を参考にさせていただきました」と振り返った。
また、田中の役柄について中谷は「役柄ではとても脇が甘いんですね。ご本人が脇が甘いということではないんですけど(笑)」と説明し、「現場ではとても頼もしくて。優秀な助監督さんのよう。私が出番の歩き始めるタイミングをすぐ忘れてしまうんですけど、こっそり耳元で教えてくださって。いつも頼りにしてました」とにっこり。助監督の「スタートから3つで行ってください」とタイミングの指示があり、中谷も「わかりました」と返事をしたにも関わらず「よーいスタート!」ですぐに歩き出してしまったことがあるそうで、田中は「いや、違うのよみたいな(笑)。そういうのが何度かあったので、よし、ここは俺が、という感じでございます」と振り返っていた。
映画『総理の夫』は、9月23日より全国公開。