神木隆之介、映像化作品の“原作ファン”に共感「ここだけは譲れないんだよな」
俳優の神木隆之介が9日、都内にて開催された「第1回 次世代作家 文芸賞」授賞式に出席。小説や漫画を映像化した作品において、原作ファンの気持ちに共感するポイントを明かした。
【写真】神木隆之介、映像化作品への気持ちをぶっちゃけ 「第1回 次世代作家 文芸賞」授賞式より
次世代作家文芸賞は、これからの書籍・漫画業界を担う次世代作家を支援することを目的とした、公募による文芸賞。「一般向けエンターテイメント小説部門」「ライトノベルス文芸部門」「コミカライズ原作部門」の3部門より大賞が選出される。MCは、フリーアナウンサーの荘口彰久が務めた。
神木は「(読書は)大好きです。個人的にもすごく大好きですし、我々ものづくりの人間は、本当に関わりが深いというか、そういうところで生きてきた」とコメント。続けて「感謝しながら、イチ読者としても楽しませていただいています」と自身が大好きな本を生み出す作家への感謝を口にした。
どういった本を好むのか聞かれると「ジャンルは問わなかったりするんですけど、気になったものを手にとって見たりします」と回答。「ライトノベルもコミックもそうですし、幅広く。本屋さんをずっとぐるぐる回っていたりします」とプライベートも明かした。
出演作の原作を読む機会も多いという神木は「原作のどういうところが脚本にどういう風に変換されているのかっていうことを自分なりに解釈したり、スタッフさんや監督と『もっと原作の主人公のこういう気持ちを大事にしていきたい』とか。プレッシャーはすごくあります」と発言。本が好きだからこそ、原作ファンのこだわりも「すごくわかる」と共感し、「大好きだからこそ『ここだけは譲れないんだよな』と思ったりするんですよね」と語った。
さらに「普通にイチ視聴者として、自分の好きな漫画だったり作品が実写化された時に『これやってほしかった』とか『このセリフ言ってほしかった! なんで言わないんだろう』とか色々あるんですよ。普通に、職業関係なく」と本音をぶっちゃけていた。
「第1回 次世代作家 文芸賞」受賞者は以下の通り。
■一般向けエンターテイメント小説部門
鹿ノ倉いるか著『君がこの世を去ったあとの世界』
■ライトノベルス文芸部門
谷明著『転移に巻き込まれた歌舞伎町のネズミ』
狭倉朏(はざくらみかづき)著『新入りは騎士団長!』
■コミカライズ原作部門
石製インコ著『死に戻りのオールラウンダー、百回目の勇者パーティー追放で最強に至る』