佐藤健、阿部寛、林遣都が雨の中を激走! 『護られなかった者たちへ』メイキング映像
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俳優の佐藤健が主演を務め、阿部寛と共演する映画『護(まも)られなかった者たちへ』より、佐藤、阿部、林遣都が雨の中を全速力で激走するメイキング映像が解禁された。
【動画】『護られなかった者たちへ』メイキング映像
本作は、中山七里の同名小説を映画化するヒューマンミステリー。殺人事件の容疑者として追われる主人公・利根役を佐藤、彼を追う刑事・笘篠役を阿部が演じるほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都と演技派キャストが集結した。監督は映画『64‐ロクヨン‐前編/後編』の瀬々敬久、脚本は『永遠の0』の林民夫と瀬々が担当する。
東日本大震災から10年後の仙台で、全身を縛られたまま“餓死”させられるという異様な手口の連続殺人事件が発生。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの利根(佐藤)という男。刑事の笘篠(阿部)は利根を追い詰めるが、決定的な証拠がつかめないまま第三の事件が起きようとしていた―。なぜ、被害者はこのような無残な殺され方をしたのか? 利根の過去に何があったのか? さまざまな思いが交錯する中、やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく―。
今回解禁されたのは、連続殺人事件の容疑者・利根(佐藤)を、刑事・笘篠(阿部)と部下の蓮田(林)が雨の中全速力で追いかけるシーンのメイキング映像。本編の中でも、苫篠と蓮田が利根に初めて接触する、緊張感高まる場面だ。現場では「もう一丁、まだ熱い画は撮れてないぞ!」と瀬々監督から声が上がるなど、熱気あふれる撮影となった。
キャストとスタッフを悩ませたのは当日の雨。瀬々監督には雨の中で撮るつもりはなかったが、スケジュール的にも後がなく、全身ずぶぬれになりながら、幾度も繰り返し走る佐藤、阿部、林。必死でついていく撮影隊。苫篠が利根を見つけて走り始めるシーン、長い歩道橋でひたすら走り続け追いかけるシーン、歩道橋を降りてから住宅街へと続くシーンと、長距離走り続けるカットが繰り返し撮影された。
このシーンの撮影には佐藤と阿部も相当堪えたようで、佐藤は「長いんですよ、距離が(笑)。結構何回もやりましたから。雨も降っていて疲れました」と話し、阿部も「雨の中1日中、林君と何十本も200m以上のダッシュをしたのですが、20年ぶりくらいに全速力で走って、結構(体力が)もったので、自分の中ではちょっと嬉しかったです(笑)」と撮影を振り返った。
映画『護られなかった者たちへ』は、10月1日より全国公開。