『青天を衝け』“土方”町田啓太の最期に絶賛の声「最期まで裏切らないカッコよさ」
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俳優の吉沢亮が主演を務める大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合/毎週日曜20時ほか)第27回「篤太夫、駿府で励む」が19日に放送。土方歳三(町田啓太)の最期が描かれ、視聴者からは「最期まで裏切らないカッコよさ」などの声が寄せられ、反響が集まった。
【写真】“篤太夫”吉沢亮は駿府藩の財政改革へ乗り出す 『青天を衝け』第27回
篤太夫は、駿府藩の勘定組頭を命じられ、パリで学んだ知識を生かし、武士と商人が力を合わせて商いを営む商法会所を設立。しかし、武士と商人が力を合わせるのは簡単なことではなかった。しかし、篤太夫は諦めずに「これからは武士も商人も互いに良いところを認め合い力を合わせて共に働くんです」と訴え、商品と武士の協力を得る。こうして、商法会所は軌道に乗り、利益を出すようになっていった。
一方、箱館では、成一郎(高良健吾)や土方らが新政府軍を相手に戦い続けていた。土方は「俺はこれ以上死に後れるわけにはいかぬ。この勢いでは遅かれ早かれ我らは負ける。だとすればせめて新選組の名に恥じぬよう潔く散り、胸を張ってあの世で友と酒を酌み交わしたい」と決意。それならば自分もという成一郎に土方は「お主の友は生きると言ったぞ」「お主も俺とは違う。生の匂いがする。お主は生きろ。生きて日の本の行く末を見届けろ」と背中を押す。成一郎は戦いで倒れていく仲間を見ながら、今まで亡くなった人々や、篤太夫のことを思い浮かべ泣き叫びながら走る。そしてその数日後、五稜郭は開場し、すべての徳川の戦いが終わる。
箱館が降伏したと知った篤太夫は、川村(波岡一喜)に「戦った幕府の皆は…成一郎はどうなったのでしょうか」と尋ねるが、川村は「最後まで忠義を貫いたのであれば本望であろう」と回答。そして川村は「俺は、平岡様の命も守れず、戦でも死に損ない、徳川に捧げられなかった命を持て余して、ここに来た。皆そうだ。ただ禄がほしくて流れてきたのではない。徳川のために、なにかできぬかと…」と想いを語る。篤太夫は「手伝います」と川村の隣に歩み寄り、2人で算盤を弾くのだった。
土方の最期と成一郎に向けて放った言葉に視聴者からは「とても素晴らしい土方歳三だった」「最高の土方歳三」「土方さんロス」「生き様がカッコいい」「最期まで裏切らないカッコよさ」などの絶賛の声が続出。また、川村が抱えている想いにも「胸がいっぱいです」「今日のMVPは川村様」「新しい時代を迎えたけど凄く切ない瞬間だった」などの声が寄せられ、反響が集まった。