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濱口竜介監督最新作『偶然と想像』、東京フィルメックスで初お披露目 予告解禁

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映画『偶然と想像』メインカット
映画『偶然と想像』メインカット(C)2021 NEOPA / fictive

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 濱口竜介監督の最新作となる短編映画集『偶然と想像』が、10月30日から開催される第22回東京フィルメックスのオープニング作品に決定。併せて予告編が解禁された。

【動画】映画『偶然と想像』予告編

 『魔法(よりもっと不確か)』『扉は開けたままで』『もう一度』の3編の短編からなる本作では、古川琴音をはじめ、中島歩、森郁月、甲斐翔真らフレッシュな顔ぶれが濱口作品に初出演。そして濱口組出演経験のある玄理、渋川清彦、占部房子、河井青葉ら個性豊かな俳優陣が出演している。

 本作は、第71回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞。その後、海外映画祭への招待が続き、9月にハンガリーで開催された第17回CineFest ミシュコルツ国際映画祭では最高賞にあたるエメリック・プレスバーガー賞を受賞。日本では東京フィルメックスにて初お披露目となる。

 予告編では、親友同志の恋バナ、大学教授に教えを乞う生徒、そして20年ぶりに再会した友人…と、日常のシチュエーションから一転、3組の会話はどんどん掘り下げられてゆき、想像し得なかった展開を迎える様子が描かれている。

 濱口監督は「3つの物語は『偶然』をテーマにしていて、それまで暮らしていた日常からだんだんはみでていく、そのことによって新しい自分を発見していきます。どの物語も役者さんが素晴らしく、自分自身が現場で本当に彼らの会話がおきている感覚になり、そしてその会話に引き込まれていきました。役者さんの演技を見ていただくため、ぜひに劇場にお越しいただけたらと思います」と役者についてコメント。
 
 さらに、今世界各国で上映されいている映画祭については「自宅の近くでリハーサルをしたり、こぢんまりと親密な形で撮影をしていた作品を見つけてくれたベルリン映画祭はじめ、世界中の映画祭に招待していただいていることをとても光栄に思います」と語っている。

 映画『偶然と想像』は、12月17日より全国公開。

映画『偶然と想像』予告編

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