今夜放送『ルパン三世』 栗田貫一、作品50年の歴史を回顧「ルパン楽しそうだな」
アニメ『ルパン三世』テレビシリーズから視聴者投票で選ばれた上位4エピソードが、「みんなが選んだルパン三世・TVシリーズセレクション」として、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて今夜21時より放送。現在ルパンの声を務める栗田貫一はシリーズ50年を振り返り、山田康雄さんや宮崎駿、原作者のモンキー・パンチさんに言及しながら「ルパン楽しそうだな」と語った。
【写真】アニメ『ルパン三世』シリーズ場面写真
今回放送されるラインナップは、原点となるPART1第1話「ルパンは燃えているか…?!」(1971年)、PART2からは若き宮崎駿監督が照樹務名義で演出を手掛けた第145話「死の翼アルバトロス」と第155話(最終回)「さらば愛しきルパンよ」(1980年)、そしてPART5第24話「ルパン三世は永遠に」(2018年)の4エピソード。
栗田は「『PART1』が始まったのは、僕らがまだ中学生にあがるくらいじゃなかったかな…すごい“大人の漫画”を見てた感じでしたね。『PART1』の頃は、声優の皆さんもまだキャラクターのイメージを作ろうみたいな時だったんじゃないかと感じますね」とコメント。
元々は山田康雄さんが演じたルパンの声のモノマネをしていた栗田。「山田さんのルパンも軽くないんだよね。軽妙になるのは『PART2』からだから」「僕がマネをしていたのは『PART2』以降の山田さん。『ふ~じこちゃ~ん』ってなった時からだよね」と振り返る。
今回放送されるベスト作品については「あの頃からこんな絵を描いてたんだな…と感じますね。特に宮崎さんの作品は、『風の谷のナウシカ』とかに出てきそうな絵なんだよね。空飛ぶ感じとかね」と評した上、「その中で(自分がルパンを演じている)『PART5』が選ばれたのは嬉しいよね。最近の若い子たちが投票してくれたのかなぁ」と喜んだ。
さらに栗田は「この50年、宮崎さんもそうだけど、いろいろなクリエイターがそれぞれのルパンを作ってきて、みんな自由にルパンを連れまわしている感じがするんです。それぞれの想いがあるんだろうね。いろんなことをやらせてもらって『ルパン楽しそうだな』と思うもんね。モンキー(・パンチ)さんが、最初から『どうぞ自由にルパンにいろんなことをさせてください』っていう方だったんで、本当にそうなっちゃった」と語った。
「みんなが選んだルパン三世・TVシリーズセレクション」は、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて10月15日21時放送。