『Dune/デューン 砂の惑星』第2弾が正式決定! 2023年10月全米公開予定
『スター・ウォーズ』や『アバター』シリーズなど、数多くの作品群に影響を与えてきたフランク・ハーバートのSF小説を新たに映画化した『DUNE/デューン 砂の惑星』。現在世界76ヵ国で上映され、10月22日に公開を迎えたアメリカなど累計34の国と地域で初登場1位を獲得するヒットを記録している。このたび本作のパート2の制作が正式決定した。
【写真】圧巻の映像美『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)フォトギャラリー
現地時間10月26日、レジェンダリーがツイッターにて「これは始まりにすぎない… すでに『Dune/デューン 砂の惑星』をご覧になった皆さま、これから鑑賞予定の皆さま、ありがとうございます。旅を続けることにワクワクしています!」と発表した。
Varietyによると、ワーナー・ブラザースのトップ、トビー・エメリッヒが声明を発表し、「レジェンダリーとのパートナーシップの元、ドゥニ(・ヴィルヌーヴ)とキャスト、クルーと一緒に旅を続けることをうれしく思います。この壮大なる物語の次の章を2023年10月に公開するのが待ちきれません」とコメントした。全米では2023年10月20日公開、日本では2023年公開予定となっている。
本作は、かつてデヴィッド・リンチ監督も映画化しているSF小説の名作を、『メッセージ』『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が新たに映画化した作品。キャストには、『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメのほか、『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤ、『アクアマン』のジェイソン・モモア、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、オスカー・アイザック、レベッカ・ファーガソンら豪華キャストが集結。人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いた西暦1万190年を舞台に、抗老化作用を持つ香料を巡る壮大な争いの物語が描かれる。
日本での公開に続き、アメリカでは10月22日より一般公開が始まった。米国内でのオープニング週興行収入は、4100万ドル(約45億円)とヒットを記録しており、これはワーナー・ブラザースにとってコロナ禍にあえいだ今年一番の興行収入。この数字は、第2弾制作のラインをクリアするものだったという。海外でもすでに2億2500万ドル(約256憶円)稼いでおり、劇場で映画を観たいという観客の声を反映していると見られている。
監督のドゥニ・ヴィルヌーヴは当初からパート2を見込んでおり、9月に行われたトロント国際映画祭でVarietyのインタビューを受けた際には、「当初2パートを同時に撮影したかった。いくつかの理由から実現せず、パート1を世に出し、観客からの支持を待つという挑戦を受け入れた…パート1を作るにあたって、この1本しかできないかもしれないと情熱すべてを傾けた。でも、私は楽観的です」と話していた。
またアメリカ公開前に答えた別のインタビューでは、「パート2でティモシーとゼンデイヤを一緒に撮影するのが待ちきれないよ」「次のチャプターでは、ゼンデイヤが物語の主人公になるからね」と明かし、ティモシー演じるポール・アトレイデスに代わり、ゼンデイヤ演じるフレーメンの少女チャニが主人公になることを示唆している。