松たか子&松尾スズキ、面白さに自信あり! 舞台『パ・ラパパンパン』初日幕開け
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松尾スズキが演出を務め、藤本有紀が脚本、キャストに松たか子、神木隆之介、小日向文世と実力派をそろえる舞台『パ・ラパパンパン』が3日、東京・シアターコクーンにて幕を開け、初日を迎えてのコメントと舞台の様子が公開された。また、11月10日18時上演回がライブ配信されることも決定した。
【写真】松たか子、神木隆之介、小日向文世ら実力派が集結!
本作は、現実と物語が交錯するファンタジックなミステリーコメディー。鳴かず飛ばずのティーン向け小説家が、つい雰囲気に流され、「次は本格ミステリーを書く!」と宣言してしまう。無理やりひねり出したのは、19世紀イギリスのクリスマスイブを舞台にした欠陥だらけの物語。本人はアガサ・クリスティーばりの傑作が書けたと満悦し、久しぶりの安眠を得ようとするが、深夜にハタと気づいて飛び起きる。現実と小説の世界が交差しながら物語が進んでいく中、作家自らが事件の真相を突き止めるため、そして“彼女自身の物語”を完結させるために奔走するー。共演には神木隆之介、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、筒井真理子、坂井真紀、小日向文世ら実力派が顔をそろえる。
演出を務める松尾は、「別に慣れたくもないわけですが、コロナ対策にもどこか慣れ、でも、どこか違和感を感じつつ、マスク越しの稽古で劇場入り前まですごしておりました」と振り返りつつ、「しかし、劇場で、ようやく衣装やメイクを施した俳優たちの100%の表情を見ることができて、違和感が吹き飛びました。演劇は顔が見えてなんぼのものです。そして、実感できました。こんな表情をしていたのか。なら、おもしろいものになると」と出来栄えに自信を見せた。
主演を務める松は「ご一緒する皆さんが魅力的で面白くて、稽古は、笑っている間にあっという間に過ぎていきました。今度は、お客様に笑っていただかなくては。松尾さんの芝居、劇場への愛であふれている舞台です。劇場でお待ちしております!」とコメント。
松演じる小説家の担当編集者役を務める神木は「今回僕のキャラクターは全体を見ながら発言をしていく役なのですごく難しいですし、苦労しています。ただ、松さんを始めすごく素敵な優しくて楽しいキャストの方々に支えていただきながら稽古が出来ています」と語る。
「3年半ぶりのシアターコクーン、その舞台に立つ事に今ワクワクしています」という小日向は、「松尾演出にどこまで応えられるのか、そして楽しめるのか、ずっと自問自答しながら稽古を続けて来ました。とにかくキャスト、スタッフ誰一人休む事なく元気に此処までやって来られた事に感謝です」と初日を迎える喜びを明かした。
舞台『パ・ラパパンパン』は、11月28日まで東京・Bunkamura シアターコクーンにて、12月4日~12日大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。11月10日18時上演回はライブ配信も実施。