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成田凌主演 燃え殻書き下ろしドラマ『あなたに聴かせたい歌があるんだ』配信決定

ドラマ

Huluオリジナル『あなたに聴かせたい歌があるんだ』主演の成田凌
Huluオリジナル『あなたに聴かせたい歌があるんだ』主演の成田凌(C)HJ ホールディングス

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 俳優の成田凌が主演を務める、作家の燃え殻による書き下ろしドラマ『あなたに聴かせたい歌があるんだ』が、Huluにて2022年5月に配信されることが決定した。

【写真】「成田凌」フォトギャラリー

 本作は、デビュー作「ボクたちはみんな大人になれなかった」(新潮社)がベストセラーとなり今年映像化もされた小説家・燃え殻が、映像化のために書き下ろした作品。燃え殻自身が高校時代に体験した出来事をもとにしており、同級生男女5人の若者が人生の岐路を迎え、理想と現実に葛藤する日々を瑞々しく描き出した群像劇となっている。映像に先駆け、今年9月からおかざき真里による同名マンガも「週刊 SPA!」(扶桑社)にて連載中だ。

 東京の大学に進学し、役者を目指しオーディションを受けるも芽が出ず、その夢を諦めた社会人2年目、27歳のどこにでもいる平凡なサラリーマン・荻野智史。会社帰りに飲み屋で馬鹿笑いしている部長と課長のお湯割りをせっせと作る中で、社会に押し倒され、飲み込まれ、ひれ伏していくのを感じていた。

 そんな時、忘れていた、忘れられないあの日の出来事を思い出す。それは、高校二年の時、エロ本に赤い下着姿で写る27歳の女教師を、教室にいるクラス全員で見殺しにした時のこと。女教師は突然の出来事に動揺するも、「皆さんもこれから10年経ったら、必ず27歳になります。その時に後悔することが、私なんかより一つでも少ないことを私は本気で願っています」と言い教壇でCDをかける。それが人生で初めて聴いた「エイリアンズ」だった。この授業の後、女教師は学校を去り誰も行方を知らない。あれから10年。荻野はあの時の女教師と同じ歳になっていた―。

 主人公・荻野智史には、映画『愛がなんだ』『カツベン!』や2022年1月期ドラマ『逃亡医F』など近年主演作が相次ぐ成田。何気ない日常を不器用ながらも一生懸命生きる27歳の男を、同世代の成田が等身大で体現する。

 メガホンを取るのは、数々のCMやMVを手掛けるほか、映画『東京喰種トーキョーグール』や『サヨナラまでの30分』などの監督を務めた萩原健太郎。萩原監督は監督のみならず、原作協力や共同脚本も担っており、本作はまさに燃え殻と萩原監督によってゼロから生み出されたオリジナル作品となる。物語のキーとなる劇中歌には、2000年に発表され世代を超えて熱狂的なファンを持ち続けるキリンジの名曲「エイリアンズ」が使用されている。

 本作では、あの教室にいた同級生の男女5人と元・女教師、それぞれの“あの時”と“今”にフォーカス。人生の分岐点に立つ彼らが、どんな選択をし何を希望として見つけ出し次へ進もうとするのかを、繊細かつ丁寧に描写し、ヒリヒリするもさわやかな風を吹かせる。作品について、成田は「何もない日常であっても必ず何かがあり、その何かが何もないよりは良いのではないかと思える優しい物語」とコメント。原作者の燃え殻は「夢と現実と後悔の三叉路で立ち尽くしているすべての人たちに観ていただきたい」と語っている。

 Huluオリジナル『あなたに聴かせたい歌があるんだ』は、2022年5月に独占配信。全8話。

【出演者・監督・原作者全文コメント】

■成田凌(荻野智史役)
荻野は自分での意志で東京に出て、お芝居をして、オーディションを受けて、を繰り返しています。だから自分の意志で今ここにいる荻野は格好いいと思います。
『あなたに聴かせたい歌があるんだ』というタイトルは意志が強いですが、弱い人間たちが考えて決断をして、一生懸命に生きて、でもダメでまた次の決断をして、そんな毎日を過ごす様を描いています。何もない日常であっても必ず何かがあり、その何かが何もないよりは良いのではないかと思える優しい物語です。希望があり、明日も生きようと思える作品であると確信しています。

■萩原健太郎(監督)
2017年12月23日。僕が初めて燃え殻さんと会った日だ。「ボクたちはみんな大人になれなかった」を映画化したくてTwitterでDMを送らせていただいたのが始まりだった。だいぶ緊張していたので詳細は朧げだが、その席で何か一緒に作ろうという話になった。事前に「ボクたちは〜」の映画化がすでに決まっている事を聞かされて落ち込んでいたから、ただただ嬉しかった。
そこからは、燃え殻さんが思いついた物語を送ってくれて、僕がそれに感想を返すというやりとりが何度も続いた。それはとても幸せな時間で、大好きな作家の新作を誰よりも先に読めている事実に興奮したのを覚えている。テーマ、話数、尺など、何も決め事を設けなかった。初めてのやり方だったけど、物語がどこまでも広がっていく豊かさがそこにはあった。あれから4年。たくさんの方の尽力のもと、ようやく20分×8篇の物語として形に出来たことが何より嬉しい。さらにそこに成田凌という今を代表する俳優が加わってくれた。最高過ぎる。
本作は、自分の人生の主人公から降りてしまった“27歳”たちの群像劇である。白黒決めつけたがる社会の中で、曖昧な灰色のまま悩み続ける人々の光を切り取った。実体の無い空気に生き方まで支配される息苦しい世の中で、大きく息が吸えますように。8篇の中に1つでも、あなたの心に残り続ける物語があったとしたら、とても喜ばしい。

■燃え殻(原作)
このドラマの核になる出来事は、自分が高校時代に起きた本当にあった出来事です。その話を萩原監督に話したところからすべてが始まりました。「その出来事に落とし前をつけましょう」と話したのを覚えています。
夢と現実と後悔の三叉路で立ち尽くしているすべての人たちに観ていただきたいです。

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