前澤友作氏、次の目標は「月に行きたい」 “短かった”宇宙の旅で宿った思い
日本人民間宇宙飛行士として初めてISS(国際宇宙ステーション)に渡航、滞在を果たした実業家の前澤友作氏が22日、帰還報告会見に出席。宇宙で実現したかった100個の事柄の70~80個は実現できたことを明かすと、次の目標について「月に行きたい」と語った。
【写真】地球帰還直後の前澤友作氏
ロシア人宇宙飛行士のアレクサンダー・ミシュルキン氏、アシスタントの平野陽三氏と共に会見に出席した前澤氏。12日間の旅の感想を聞かれると「短かったですね。慣れるまで3、4日かかったので、そこから8日間ぐらいしかいられなかった。もうちょっと、20日間ぐらいが理想ですね」と回答。
宇宙旅行前「宇宙でやりたいことが100個ある」と語っていた前澤氏は、その達成度を聞かれると「70~80個ぐらいはできたと思います」と笑顔を見せる。続けて「20~30個はできませんでした」と答えると「詳細はYouTubeをご覧ください」とアピール。宇宙で大変だったことについては「睡眠が難しかった」と苦笑い。
また、「宇宙飛行を経たことで日常生活に対する見方や認識が変わったか?」と質問されると、「地球を大事にしようと思いました。缶詰を食べたあとは小さく折りたたみ、ゴミの分別の必要性を感じました」と語る。“世界平和”のスローガンを掲げる前澤氏は、「宇宙飛行によってどんな思いが心に宿ったか?」との質問に「国を動かすような偉い方に宇宙に行っていただき、そこから地球を見てほしい。きっと考え方が変わると思う」とマクロでモノを見る大切さを訴えていた。
宇宙旅行という夢を叶えた前澤氏。司会者から新たな夢について聞かれると「次は月に行きたいです」と、さらなる夢に思いを馳せていた。