竹内涼真、大学時代のサッカー部の監督らに感謝「踏み出すきっかけになった」
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俳優の堤真一、竹内涼真、杏が17日、都内で開催された映画『鹿の王 ユナと約束の旅』完成披露イベントに出席。3人はそれぞれにとっての「鹿の王」=「手を差し伸べてくれた人」について語った。
【写真】「踏み出すきっかけになった」大学時代のサッカー部の監督らに感謝した竹内涼真
本作は、2015年の本屋大賞を受賞し、シリーズ累計230万部を突破する上橋菜穂子の同名小説をアニメーション映画化。帝国が支配する世界を舞台に、物語の主人公である戦士ヴァン(声:堤)、もう1人の主人公・天才医師ホッサル(声:竹内)、ヴァンを追う女戦士サエ(声:杏)らが織りなすドラマを描く。この日は安藤雅司監督も出席した。
自身にとっての「鹿の王」=「手を差し伸べてくれた人」を聞かれた堤は「初めてちゃんとした舞台に立った時の演出家の、デヴィッド・ルヴォーっていうイギリス人の演出家に、本当に、けちょんけちょんにやられまして、芝居を教わりましたね」と回想。当時は20代半ばだったそうで「『お客さんはお前を見に来ているんじゃないんだ』『この役とこの役の関係性を見に来ているんだ』っていう風に。あと『セリフは自分の役を説明するための道具ではない』っていうのを、徹底的に言われました」とも。
同じ質問に竹内は、大学時代のサッカー部の監督やスタッフに、俳優業に挑戦したいと相談した時のことに触れ「『お前何言ってるの? サッカーしかやってきてないんでしょ?』って、それを笑い話にすることもできたと思うんですけど、すごく真剣に聞いてくれて」と述懐。「『いいんじゃない? 応援します』って言ってくれたのが、僕の踏み出すきっかけの一つになったんですよね。それでオーディションを受けて、実際にこの世界に入ったので。そこはすごく感謝しているというか」と明かしていた。
一方の杏は「1人じゃないけれども、昔からお互いを知っている友達」だと言い「10代の頃くらいから、ずっと話したりしているので。お互いの人生を共有しているみたいな気持ちになっていて。これからも、お互い手を差し伸べ合ったりとか、支え合ったりしていくんだろうなあっていう風に。おばあちゃんになっても、たぶんみんなで、わあわあ言ってるんだろうなみたいな感じがします」と話していた。
映画『鹿の王 ユナと約束の旅』は2月4日公開。