夏帆「こんな顔誰かに見せたことあるのかな」 30歳への2年間を追った写真集発売決定
女優の夏帆が30歳を迎えるまでの2年間を追った写真集『おとととい』(SDP)が、4月9日に発売されることが決定し、表紙と収録カットが解禁された。同写真集について夏帆は「こんな顔誰かに見せたことあるのかなっていう表情が切り取られていて、みなさんにお見せするのがなんだか気恥ずかしいですが、大切な記憶が散りばめられたこの本がどうかたくさんの人に届いてほしいです」と語っている。
【写真】夏帆写真集『おとととい』収録カット
2007年に主演作『天然コケッコー』で日本アカデミー賞新人俳優賞など多数の賞を受賞。その後も順調にキャリアを重ね、目が離せない存在感を放ち続ける女優・夏帆。映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』(2017)では連続殺人犯の動向に翻弄される被害者遺族、映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』(2019)ではコンプレックスを抱える自称売れっ子のCMディレクター、『Red』(2020)では一切不自由のない生活ながらもどこか満たされずにいる主婦、現在放送中のドラマ『ムチャブリ!私が社長になるなんて』(日本テレビ系/毎週水曜22時)では主人公の親友で一児の母役に挑むなど、シリアスからコメディまで多岐にわたる役柄を演じてきた。そして、昨年6月30日には30歳の誕生日を迎え、女優として、ひとりの女性として新たなステージへ踏み出そうとしている。
今回発売される『おとととい』は、そんな夏帆が30歳を迎えるまでの2年間を、写真家・石田真澄が追い続けた写真集。石田は独学で写真を学び、「GINZA」や「POPEYE」といった雑誌で活躍するほか、2018年には「カロリーメイト」の広告クリエイティブに当時19歳で抜てきされるなど、異例の実績を持つ現在23歳の若手写真家だ。そんな石田が子供の頃から使っている「一昨日の前の日」という意味の「おとととい」を、イノセントでどこかノスタルジックな響きのする言葉として、写真集のタイトルに据えた。
石田は2年間、時間をじっくりかけて、被写体・夏帆との距離がだんだんと近づいていくように撮影。旅行に行った時の姿や、ふとした散歩の様子、そしてついには寝顔の様子をとらえるまでに。ノスタルジックで温もりのある雰囲気の中に、夏帆の少女のようなきらめき、息づかいを閉じ込めた、ファン必見の写真集となっている。
写真集について、夏帆は「真澄ちゃんと過ごした時間が心地よくて、この時間がずっと続けばいいのにと思っていました。日常にある小さな揺らぎや、もう戻ることのできないあの時間が、たくさん詰まっている写真集です。こんな顔誰かに見せたことあるのかなっていう表情が切り取られていて、みなさんにお見せするのがなんだか気恥ずかしいですが、大切な記憶が散りばめられたこの本がどうかたくさんの人に届いてほしいです」とコメント。
石田は「夏帆さんと出会ってから、写真を撮る時の相手との心の距離をずっと考えていたなと思います。こんなに誰かとの距離の変化を意識していたのは初めてでした。夏帆さんは柔らかさと強さを併せ持っていて、いつ顔を合わせても安心と新鮮さがある方です。時間と記憶を共有してできた思い出を、水面からトプッと浮き出るように思い返しながら一冊にまとめました。大好きな写真たちが届きますように」とメッセージを寄せている。
夏帆写真集『おとととい』はSDPより4月9日発売。価格は3520円(税込)。