
夏目雅子
夏目雅子 出演映画作品
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魔性の夏 四谷怪談より
制作年:
浪人の伊右衛門が、金持ちの婿になろうとして、邪魔になった妻のお岩を殺し、その怨霊にたたられる。このあまりにも有名な古典的ストーリーを、岡場所にたむろする不良たちの生き方や、売春宿などのグロテスクな雰囲気描写に力を入れた怪談映画。演劇界の雄・蜷川幸雄が監督し話題になった。DVDは「夏目雅子 出演名作集 DVD-BOX」に収録。
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大日本帝国
制作年:
大日本帝国と呼んだ昭和11年から20年の敗戦までの時代を、国家、指導者、庶民の3面から描いた2部からなる大作。三浦、あおい、西郷ら兵士に扮する俳優たちがいずれも戦争の悲痛さを好演しているが、作品題名から、戦争賛美だとして製作・上映反対運動もあった。
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魚影の群れ
制作年:
本州最北端、下北半島の漁港・大間を舞台に、ある一人の頑固な漁師を中心に展開される骨太の人間ドラマ。彼が男手一つで育てあげた娘と、一人前の漁師になろうとする青年との愛憎を軸に、家出した妻との再会など多彩なエピソードを盛り込んで描く。相米慎二監督がアイドル映画ではない、大人のドラマに初挑戦した作品で、巻頭の海辺の長回しから、撮る対象と粘り腰で格闘する相米ワールドに引きずり込まれる。オール・ロケで撮影されたマグロ漁の場面は、魚影を捕えてから釣り上げるまでが記録映画のようにリアルタイムで描かれていて、海の男のドラマに広がりを与えた。父に近親愛を抱く娘に扮した夏目が、全身にエモーションをたぎらせ熱演。サブ・エピソードながら家出妻・十朱の落ちぶれ役の好演も光る。DVDは「夏目雅子 出演名作集 DVD-BOX」に収録。
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トラック野郎 男一匹桃次郎
制作年:
今は亡き夏目雅子が新人として注目されていた頃の出演作。剣道三段の女子大生・雅子と知り合った桃次郎はすっかりホの字。だが彼女の恋人の存在を知り、一転してサポート役を努め、恋人の乗る旅客機が鹿児島空港を離れる前に二人を会わせるべく、雅子をトラックに乗せて九州路をぶっ飛ばす。正月映画とあって堺正章、左とん平、長門勇、湯原昌幸らお笑い陣総出演と、シリーズ中最もにぎやかな一編となった。
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鬼龍院花子の生涯
制作年:
土佐・高知の侠客、鬼政こと鬼龍院政五郎の奔放な半生と、彼が溺愛した妾の娘・花子の生涯を、義父への侮蔑から敬慕へと揺れる養女・松恵の目を通して描いた作品。昭和9年、土佐電鉄の労働争議で労組支援にまわった高校教師・田辺の気っぷに惚れ込んだ鬼政は、彼を娘・花子の婿にして一家を継がせようとする。しかし、養女の松恵が田辺を愛し始めており、二人は土佐を出て大阪で暮らすことにしたが……。夏目雅子のタンカ“なめたらいかんぜよっ”のセリフが有名になった五社リアリズム映画の代表作。鬼龍院家の権勢を物語る、広壮な邸宅などの美術セットが質感あふれる。
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二百三高地
制作年:
日露戦争最大の激戦地となった旅順の二百三高地の攻防戦を中心とした戦争スペクタクル。戦闘の合間合間に敵味方が互いに健闘をたたえ合う場面や、愚かな指揮に疑問を持つこともなく犠牲を増やしていく過程など、さだまさしの歌とともに悲哀を高めている。
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