ダニエル・オートゥイユ

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ダニエル・オートゥイユの詳細情報・プロフィール

生年月日: 1950/1/24
出身地: アルジェリア
詳細: 名実共にフランスを代表する名優。オペラ歌手を父に元仏領アルジェリアで誕生したダニエルは、幼い頃に帰国し、アヴィニョンで育つ。両親が劇団員だったため、6歳で舞台に立つという早熟ぶりで、16歳で地方劇団に入団、17歳でオペレッタの歌手としてもデビュー。7 年にはパリの国立民衆劇場に入団し、本格的な舞台活動を始め、頭角を現していった。74年に[%カトリーヌ・ドヌーヴ%]主演の「ヘルバスター」で映画デビュー。大ヒットコメディ「ザ・カンニング［IQ= ]」(8 )とその続編「ザ・カンニング/アルバイト情報」(82)で調子のいい主人公をコミカルに演じて人気者に。マルセル・パニョル原作の2部作「愛と宿命の泉」(86)では小ずるく逞しい青年を演じて、後に恋人となる[%エマニュエル・ベアール%]とともにセザール賞を受賞。また、クロード・ソーテ監督の「僕と一緒に幾日か」(88)、ベアールと共演し彼女を冷たく突き放すヴァイオリン製作者を演じた「愛を弾く女」(92)でも同賞にノミネートされる。さらに、「八日目」(96)ではカンヌ国際映画祭で、現実にダウン症である俳優パスカル・デュケンヌと共に男優賞をダブル受賞。その他、黒人の中年掃除婦と恋に陥る会社社長をコミカルに演じたコリーヌ・セロー監督の「ロミュアルドとジュリエット」(89)、[%カトリーヌ・ドヌーヴ%]と姉弟役で登場したアンドレ・テシネ監督の「私の好きな季節」(93)と「夜の子供たち」(96)、パトリス・シェロー監督の「王妃マルゴ」ではマルゴと政略結婚するアンリ・ド・ナヴァール役、「見憶えのある他人」(96)では患者に翻弄される精神科医、[%パトリス・ルコント%]の「サン・ピエールの未亡人」(99)では[%ジュリエット・ビノシュ%]と共演。「橋の上の娘」(99)の哀愁漂うナイフ投げ、「メルシィ！人生」( )のゲイを装う会社員役も忘れがたい。サド侯爵を演じた「発禁本 - SADE」( )の抑制された演技も彼ならでは。繊細でシリアスなイメージが強いが、それだけにコメディでは異様なおかしさを見せてくれる。フランス映画祭で披露されたロマコメ「Apr?s vous...」( 3)にはお人よしのギャルソン役で、控えめながらロマンチックな魅力を発揮。キャラの違う[%ジェラール・ドゥパルデュー%]と並ぶ演技派の人気俳優として、映画・舞台共に旺盛な活動を続けている。そのドゥパルデューとは刑事を演じる犯罪ドラマ「あるいは裏切りという名の犬」( 4)でも共演して話題となった。日本で未公開作品が多いのは残念。結婚歴はなく、女優アンヌ・ジューセと別れた後は、「優しく愛して」(85)、「愛と宿命の泉」「愛を弾く女」「フランスの女」(95)で共演した16歳年下の[%エマニュエル・ベアール%]と熱愛関係になったが、こちらも破局した。二人との間にそれぞれ娘をもうけている。現在は、舞台で共演したマリアンヌ・ドゥニクールがパートナーのようだ。
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