
和田浩治
和田浩治 出演映画作品
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神戸国際ギャング
制作年:
高倉健と菅原文太の顔合わせによるギャング映画。終戦後の神戸は新興暴力団が横暴をきわめていた。団と大滝はこれに対抗すべく無法者を集めてギャング団を結成。激戦の末ギャング団が勝利を収めるが、ダイヤをめぐって団と大滝が対立する。
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六三制愚連隊
制作年:
亡き父の遺産を父が愛し続けた女性に渡すため、日本にやってきた二世の少年・ヘンリー岡田。知人の紹介で聖トーマス高校に入学した彼は、学校をシキる土佐犬と呼ばれる乱暴学生が麻薬売買に絡んでいることを知る。そして父の愛した女の息子が、組織にかかわっていることも……。西河克己の青春アクションもの。
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疾風小僧
制作年:
放浪好きのハイティーン、サブを主人公にした和田浩治主演の“小僧“シリーズの第2作。旭川にやって来たサブは、世話を受けたキャバレーの社長で、暴力団の組長でもある笠井が何者かに殺される現場に遭遇する。東京の黒須組が笠井組を狙っていたという情報を聞き、黒須の身内になりすますサブだったが……。
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男の紋章・喧嘩状
制作年:
ヤクザの賭博を見逃すかわりにワイロを要求して私腹をこやす悪徳刑事が、悪玉ヤクザと組んで正月の飾りものを仕切る権利を奪い、竜次の子分たちをささいな罪で逮捕し次々に拷問にかける。しかし激怒した竜次は、伝家の宝刀を抜き悪玉を倒す。
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涙くんさよなら
制作年:
母親を捜しに日本にやって来た混血児のジュリー。慈善団体援助を受けるために、彼女は口がきけないふりをして来日したが、時ならぬ美談にマスコミは大騒ぎ。嫌けがさした彼女は一人で母親捜しの旅に出るが、途中出会った若者たちが彼女の母親を見つけようとする……。脚本に倉本聰が参加、元祖中国女優のジュディ・オングが主演した青春アイドル・ノリ映画。
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夜の最前線 女狩り
制作年:
傷害罪で服役後、アングラ・バーで働くことになった元ヤクザの淳。だがバーは脱税の疑いで手入れを受け、つぶれてしまう。淳はソープランドへのホステスの紹介料でもうけた金でバーを買い戻すが、巻き返しの機会をうかがう元経営者らの妨害にあって……。風俗の裏と表、そこに巣くう人間像を描き出す。
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太陽と星
制作年:
伯母の経営するそば屋で働くために上京して来た剛と武の兄弟。しかし剛はある縁で運輸会社で働くことに。一方武はかおるという足の不自由な少女と知り合い、仲間との賭けから彼女を誘惑する。かおるは運輸会社で働く安田の妹で、面倒見のいい剛はかおるの足を治そうとするのだった。その頃、武の優しい思いやりが賭けのためだったことをかおるは知る。波乱の展開を見せるラブ・ストーリー。
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青春の鐘
制作年:
名門・依田家の家庭教師となった東大生の村瀬は、小学生ながらガリ勉を強いられている春夫と急に相撲をとったりして母・宗子を驚かす。そんな村瀬に好意を寄せる姉・久美子の態度に気づいた秘書の合田は、横恋慕して二人を引き離すべく卑劣な策を練るのだが……。倉本聰のオリジナル脚本による青春映画。
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天使と野郎ども
制作年:
競輪場の利権をめぐってことあるごとに対立する赤木組と新興勢力の黒田組。赤木組の兄貴株・上村義雄は、度胸も腕っ節も一流だったが、ヤクザの世界を嫌い足を洗おうとしていた。その交換条件として、組長とその片腕は彼に黒田の暗殺を命じる。義雄に憧れる弟の健児はそれを聞き、代役を買って出るのだが……。日活製の任侠アクション。
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大暴れマドロス野郎
制作年:
謎の死を遂げた父のガン研究の資料を持って、義母の所を飛び出た五郎。今はタグボートの船員をしている彼に、父の助手だった早瀬と、暗黒街のボス・陳が、研究資料を狙って魔手を伸ばしてきて……。和田浩治主演によるアクション映画。だが、彼が扮する五郎のヒーロー性が薄いため、出来は今一つ。
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男の紋章・俺は斬る
制作年:
修行の旅を続ける竜次は、土地の人々を苦しめている悪徳ヤクザを斬る。竜次は新興ヤクザに母が殺されたとの知らせを聞き旅先から飛んで帰り、悲しみと怒りを刃に託し、見事に母の仇を討つ。
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逢いたくて逢いたくて
制作年:
部長が授業料に窮して楽器を質入れ、運営も行き詰まってしまった某大学サークル。部員の道子は部の再建のため偶然催された“園まりそっくりショー“に応募、見事優勝して賞金をせしめる。だが、本物の園まりが病気で声が出なくなったことから道子にその代役が回ってきて……。歌手の園まりが二役を演じる青春歌謡もの。
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暗黒航路
制作年:
荒れ模様の東シナ海を渡り日本へ向かう昭南丸。その中には、それぞれ複雑な過去を持つ3人の男女が乗り合わせていた。やがて昭南丸は漂流船を発見、救助するが、彼らは実は密輸団であり、船を乗っ取ってしまう。無線機を壊され、救命具も流されてしまった昭南丸乗員の運命を描くパニック・サスペンス。
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俺は死なないぜ
制作年:
小気味良いアクションで人気を博した、和田浩二主演のサスペンス。日雇いバンドマンの洋二は、父が急死したことを知って、その原因を探るため、熱海へと向かう。父の死には、数々の疑問が残されていた。それを調査する洋二を何者かがつけ狙いだした。彼は父の死因の裏に、事件の匂いを嗅ぎとるが……。
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三匹の野良犬
制作年:
小林旭扮する主人公は、保税倉庫からダイヤを強奪して警備員を殺した犯人の濡れ衣を着せられ、投獄される。彼は、復讐に燃えて脱獄するが……。旭に協力する金庫破りの名人、金持ちのプレイボーイと日活のスター3人をそろえたアクション作品。
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黒いダイスが俺を呼ぶ
制作年:
兄と恋人を賭博がもとで失った氷室浩次は、もう2度とダイスは握るまいと決心するが、ぶらりと立ち寄った街で、暴力団にイカサマバクチで金をむしりとられる市民を目にする。自らの誓いに悩みながら、見かねた氷室はついに立ち上がるのだった。
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若い突風
制作年:
父のいる税関で、押収された麻薬が持ち逃げされるという事件が発生。同じころその息子・健次はタクシー会社に就職、不審な行動を取るチンピラ・ロクの存在を知る。ロクのお抱え的運転手・安さんも怪しい。安さんを気絶させ、その車に乗り込んだ健次だが……。和田浩治主演のアクションとサスペンスのドラマ。
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渡り鳥故郷へ帰る
制作年:
“渡り鳥“シリーズの便宜上の最終作。瀬戸内海の地方都市に、筧組幹部の滝浩が3年ぶりに戻って来て、新興ヤクザと闘い、組を立て直し去っていく。タイトルに“渡り鳥“とあるのは興行的な配慮によるもので、主人公の名も監督もヒロイン役も異なるシリーズ外の作品。
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新仁義なき戦い・組長最後の日
制作年:
“新 仁義なき戦い“シリーズ第3作で、ストーリーは前作同様、独立したものとなっている。大阪の大暴力団と九州の暴力団の抗争のなかで、組織を外れた男が単独で大暴力団の組長の首を狙う。組織の上層部の駆け引きと、血気にはやり死んでいく若者たちが描かれる。
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若くて、悪くて、凄いこいつら
制作年:
柴田錬三郎の現代小説を、中平康が監督した異色活劇。事業の失敗と孫娘の自殺で傷心の佐倉は、死ぬつもりで軽井沢へ向かう途中、3人の若い男女と知り合う。やがて佐倉の孫娘は生きていて、財界の大ボスに監禁されていることを知った3人は、孫娘奪還に乗り出す。眼狂四郎なる殺し屋が登場する、という楽屋オチも。
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東京は恋する
制作年:
舟木一夫の歌謡メロドラマ。美大入学を夢みながら看板屋で働く青年・明夫は、街で見かけた少女に恋をするが、その娘・ミチコは、あろうことか高校時代の悪友でプロのバンドマンを目指す健次の恋人だった。彼女への気持ちを秘めつつ、明夫は誘われるままに健次のバンドで歌い始めるが……。
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百万弗を叩き出せ
制作年:
同じ夢を抱きながらも、違った運命に引き裂かれていく二人の青年を描く鈴木清順監督のボクシング映画。チャンピオンを目指す二人に和田浩治と野呂圭介。ボクシングに憑かれた貧乏ジムの経営者兼トレーナーに金子信雄が扮し、好演している。栄光と転落が背中合わせのボクサー物語の定型を押えつつ、そこに時代のうっ屈した気分をも塗り込めてしまう、清順流プログラム・ピクチャーの真骨頂。
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瞳の中の訪問者
制作年:
手塚治虫の人気マンガ『ブラック・ジャック』の“春一番“というエピソードの映画化。事故で失明した美少女が、角膜移植手術によって再び見えるようになるが、新しい目には他人には見えない男の姿が映る。移植された角膜は、湖で殺された若い女のものであった。2001年のタイ映画「the EYE」などに影響を与えた。
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無頼・非情
制作年:
藤田五郎は、ヤクザ三木本への義理から沢田を刺すが、三木本の非情なやり口を知り、賭場の金をさらって沢田の妻や子分とともに逃亡する。けれども、体力尽きて沢田の妻が倒れ、五郎は波止場で働きはじめるが……。
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ずらり俺たちゃ用心棒
制作年:
その腕を買われて大須賀組の用心棒になった竜崎四郎と、彼に助けられた玉突屋の鬼子、正一、そして大須賀の身代わりで刑務所に入ったが、出てきたら幹部にするという約束を反古にされ、激怒する新吉の3人が、大須賀組の陰謀に挑んでいく。二谷英明のクールなガンさばきも見もののアクション編。
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海峡、血に染めて
制作年:
現職海上保安官の体験談をもとにした痛快海洋アクション。和田浩治のアクションもこの頃になると、さすがにサマになってきた。鈴木清順も彼の成長に合わせて、初期のコミック・アクションから、この作品のような本格的アクションに、徐々に取り組むようになった。
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東京騎士隊
制作年:
前年の「くたばれ愚連隊」に続く、鈴木清順監督、和田浩治主演の第2作。父の急死で松原組三代目を継いだ高校生の孝次が、父の死に陰謀が絡んでいることを知り、真相を突き止める。和田浩治の若さにまかせたアクションが見られるが、主演を張るには貫祿不足。
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俺に賭けた奴ら
制作年:
「百万弗を叩き出せ」に続く、ボクシングを題材にした鈴木清順=和田浩治コンビ作。今にも東洋タイトルマッチが行われようとしていた。チャンピオン石原に挑むのは藤原清次。しかし、彼がその場に立つまでには彼自身と、彼に賭けた奴らの傷だらけのドラマがあったのだ。前作に続き好評を博したが、清順は犬がウロチョロするなど本筋に関係ない部分をやたら熱心に撮ったという。
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悲愁物語
制作年:
異才・鈴木清順が、“わけのわからない映画を撮る監督はいらない”と日活を追い出されて以来、実に10年振りにスクリーンに復活した作品。しかし、一般の客のみならず、鈴木清順復活を待ち望んでいたファンの頭をもかしげさせるような、いわゆる“失敗作”の烙印を押されてしまい、興行的にも惨胆たるものであった。CFのモデルとしてデビューし、成功の道を駆け上がっていく女子プロゴルファーの栄光と破滅を描いた、故・梶原一騎原作による物語。ガラスを使ったり、原色を多く用いたセットには、10年の隔たりを感じさせない清順美学が貫かれている。
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くたばれ愚連隊
制作年:
鈴木清順初のカラー作品であり、ダイヤモンド・ラインの和田浩治と初めてコンビを組んだ記念すべき作品。二人のコンビは7作続いた。淡路島の旧家の当主が死に、妾腹の定夫が跡取りとして島に呼ばれる。そこへ用地買収を進める悪徳業者と定夫の実の母が現れ……。痛快青春アクション。
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東京ナイト
制作年:
和泉雅子がおきゃんな主人公を演じた青春映画。現代っ子の舞妓・小はなは、母に反発して東京に家出してくる。彼女には駆け落ちした姉・雪枝の消息を追う目的もあった。知り合った気のいい青年・健とともに、勝ち抜きバンド合戦に出ることが決まった彼女は、歌の練習を続けながら姉を探すのだが……。
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峠を渡る若い風
制作年:
鈴木清順=和田浩治コンビの青春映画。放浪学生と旅芸人の一座の交流を描く。作品中、主人公の白いシャツに氷水のシロップがかけられると、シャツの色がイチゴ色やメロン色に照明で変わるというシーンがあり、のちの清順美学の片鱗が見られる。人情喜劇風の生活感とパロディ・アクション風の軽みがミックスした珍品。
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空の下遠い夢
制作年:
東南アジアをめぐる豪華客船の乗客たちを主人公に、様々な人間模様を描いた青春映画。海外へ飛び出すことを夢見る17歳の青年、石川は、ジャズ喫茶の仕事で旅費を手にする。彼が乗った客船チトラル号には、不幸な生い立ちを持つ少女、真理や、シンガポールでひと旗上げようとする少年、山村が乗り込んでいて……。
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嵐の勇者たち
制作年:
暗黒街のボスのシンジケート結成を祝うパーティーの席上でともにボスに恨みを持つ二つのグループ(石原裕次郎率いる元刑事組と渡哲也率いるボスにつぶされた組織の生き残り組)が彼の愛妾を狙う。渡のグループが妾の誘拐に成功し、隠れ場所に油壷のボスの別荘を選ぶが、シンジケートは渡一派も石原一派もひとまとめにして消してしまおうと攻撃を開始。二派は連合して敵を迎え撃つことに。石原一派に二谷英明、浜田光夫ら、渡一派に郷英治、藤竜也ら、そしてボスの愛妾・浜美枝の助手たちには吉永小百合、山本陽子らを配した賑やかなオールスター日活アクション。舛田利雄が登場人物を手際よくさばく。
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無鉄砲大将
制作年:
鈴木清順=和田浩治コンビ作。ローラースケートの指導員で女にモテモテの英治が、姉のように慕う雪代のバーに巣食う悪い大人たちに正義の鉄拳をふるう。ラスト、プラットホームに立ちつくす主人公の虚無的な表情が、不評とともに一部の共感を得た。和田浩治が豪快な空手で愚連隊を相手に大暴れする。
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大巨獣ガッパ
制作年:
日活初にして唯一の特撮怪獣映画。南海の孤島オベリスク島から日本の探検家によって連れ去られた子ガッパを追って、二匹の親ガッパが東京に上陸する。ガッパは熱光線で東京を破壊するが、子ガッパを取り戻すと3匹で故郷へ帰っていく……。
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風と樹と空と
制作年:
石坂洋次郎の同名小説を吉永小百合と浜田光夫の日活純愛コンビ主演で映画化した青春もの。沢田多喜子は集団就職の一員として上京し、ある家のお手伝いさんとなり、幾多の苦しみや悲しみも持ち前の無邪気な明るさで次々に克服していく。今回は浜田の出番は少なく、吉永小百合の単独主演的な印象が深い。日活はマンネリ気味のダイヤモンド・ラインに対抗してグリーン・ラインなる青春スター路線を新設し、吉永小百合と浜田光夫を中心に、田代みどり、和泉雅子、杉山俊夫、そしてデビュー当時の高橋英樹がメンバーとなり青春路線を支えた。
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光る海
制作年:
石坂洋次郎原作による明朗青春ドラマ。作家志望の美枝子は、TV局に勤める野坂をひそかに思っているが、彼はOLの和子と相思相愛の仲。三角関係に悩む美枝子が、友人の出産、母の再婚といった問題を通して人間的に成長し、野坂と和子を祝福して自らも新人賞に入選する。吉永小百合は、内心はセックスに興味を持ちながらも、外見は勝気なインテリという娘をほのかなお色気を交えて好演。中平康も原作の味わいを生かした軽妙なタッチで仕上げている。
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河内カルメン
制作年:
女が美貌を武器に、したたかになっていく過程を描いた今東光の原作が、独特の清順ワールドの中に再構成された異色作。河内に生まれたセクシー娘は、町の男たちに強姦されたことと、病弱な父親を顧みず生臭坊主を家に連れ込む母親にいや気がさしたことが原因で、家を出て大阪に向かう。ここで彼女はホステスをしながら、様々な男たちと出会い別れ、成長していく……。日常シーンに突如として現れる火・水などの奇妙な清順的モチーフが、モノクロ映像と相まって、オカルト的なまでの夢幻的趣を出す。またひょろ長いアパートの明と暗を効果的に用いた演出を多くの評論家が称賛している。
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