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川地民夫

川地民夫 出演映画作品

  • 東京流れ者 4Kデジタル復元版

    東京流れ者 4Kデジタル復元版

    制作年:2024年09月27日(金)公開

    鈴木清順監督の生誕100年プロジェクトの一環として、『東京流れ者』を4Kデジタル復元版で上映する。恋人と結婚するためにヤクザを辞めた男が、殺し屋に追われ日本を転々とする様を描く。修復を担ったImagica EMSは、世界最高峰の技術と科学的アプローチでカラーフィルムによみがえらせた。出演は渡哲也、松原智恵子、二谷英明ら。

  • 極道恐怖大劇場 牛頭

    極道恐怖大劇場 牛頭

    制作年:2024年06月15日(土)公開

    第56回カンヌ国際映画祭監督週間に出品された、三池崇史監督によるカルト映画『極道恐怖大劇場 牛頭』を、製作から21年の時を経てオリジナルの35ミリ版として日本初上映する。今村昌平の『楢山節考』に着想を得て、兄貴分をヤクザの処分場に連れていく男の道程を描く。出演は曽根悠多、哀川翔、吉野公佳、石橋蓮司、火野正平、丹波哲郎ら。

  • 極道の紋章 外伝

    制作年:2014年2月22日(土)公開

    極道・任侠映画で絶大なる存在感を放つ人気俳優、白竜主演の人気シリーズ『極道の紋章』の番外編が登場。川谷組が関東統一を果たす前の時代を舞台に、神戸の沖田連合をはじめとする各地の組織と、川谷組が水面下で繰り広げる勢力争いを描く。本シリーズで描かれる戦乱の予感させる場面や、これまで語られていなかったエピソードを描いた作品だ。

  • 大決戦!超ウルトラ8兄弟

    制作年:2008年9月13日(土)公開

    子供たちのヒーロー、ウルトラマンが一挙に8人も登場する夢の映画が登場。ウルトラマン、セブンを始めとする昭和の4ヒーローと、ティガやダイナなど平成の4ヒーローがスクリーンで夢の競演を果たす。ヒーローであるはずの平成ウルトラマンたちが普通の青年として暮らすパラレルワールドが舞台になるなど、仕掛けを凝らした物語にも注目だ。

  • ウルトラマンコスモスvsウルトラマンジャスティス/THE FINAL BATTLE

    制作年:2003年8月2日(土)公開

    好評を博したウルトラマンコスモスシリーズの完結編。何とウルトラマン同士のバトルが繰り広げられる。同時併映は『新世紀2003ウルトラマン伝説/THE KING'S JUBILEE』。

  • ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY

    制作年:2000年3月11日(土)公開

    ちびっ子たちのヒーロー、ウルトラマンティガが5タイプの変身を披露するSFアクション。主人公ダイゴと恋人レナの愛の行方など、ドラマ的な見どころも盛りだくさんだ。

  • 秋桜〈コスモス〉〈1997年〉

    秋桜〈コスモス〉〈1997年〉

    制作年:1997年5月3日(土)公開

    エイズに冒された女子高校生の姿を描いたヒューマン・ドラマ。ヒロインの前向きな生き方を中心に据えて親子の愛や友情、望郷の思いを絡めた味わい深い物語が、心に染みこんでくる。

  • 男の紋章・流転の掟

    制作年:

    旅修行を続ける竜次は、手にかけた刺客3兄弟の妹が、悪玉ヤクザの借金のカタに無理やり遊廓に売られそうになるのを救う。悪玉は母と兄弟分だが、村田組の縄張りを狙い殴り込みをかけようとする。しかし竜次は先制攻撃をかけて決着をつける。

  • 二宮金次郎物語・愛と情熱のかぎり

    制作年:

    【勤労と勉学を両立させた偉人の若き日を映画化】 薪を背負いながら勉学に勤しむ銅像でおなじみの偉人、二宮金次郎の半生を少年期から青年期にスポットを当て映画化。両親の死と悲恋、貧しさと哀しみを乗り越える姿が胸を打つ。

  • 盛り場仁義

    制作年:

    秀雄、温州、オイチョの3人組ヤクザが、昔懐かしの盛り場に帰ってきた。そこは現在新興勢力の誠心会があこぎなやり方で支配を続けており、秀雄たちは“力には力を“とばかりに、誠心会に殴り込みをかけていく。助っ人となる女賭博師を演じる梶芽衣子の妖艶な美しさがドラマに華を添える。

  • 男が命を賭ける時

    制作年:

    大型貨物船の船医をしていた小室丈太郎は、やっと小さな医院を建てる資金を貯め、東京に向かった。ところが、その途中立ち寄った伊豆で殺人事件に巻き込まれる。それが鉄道架設工事の落札に関したものと知った彼は、得意の射撃を生かし、悪に挑んでいく……。ムード・アクションに加え、ムード・サスペンス・モードもある。そんな職人芸に定評がある松尾昭典監督、初期の一編。

  • 必殺仕掛人

    制作年:

    原作の第1作『おんなごろし』の映画化。梅安は仕掛人の元締め、音羽屋から殺しを頼まれるが、その中には幼い頃、生き別れになった妹・お吉の名があった……。田宮二郎がニヒルな殺し屋として登場し、TVとは違った梅安を作り出している。

  • 星のフラメンコ

    制作年:

    義弟の好意で、行方不明の母親を捜すための航海に出た英司。終戦直後に台北の小学校で音楽教師をしていたこと、「田道間守」という小学唱歌を愛唱していたという情報だけを頼りに、異国の地での母親捜しを続ける彼は、ペテンにかけられて財産を失いながらも、とうとう日本に帰ることができなかった母の数奇な運命に出会う。

  • 夜の牝 花のいのち

    制作年:

    ナイトクラブの世界をアクションを交えて描く“夜の牝“ものの第3作。主演は「河内カルメン」の野川由美子。バー・モンプチのホステス、京子は同僚の悦子の借金苦を救うために、ともに経営不振のバー・不知火に移り、再建を任されることになった。しかし、そこには気に入った女を食いものにしようとするオーナーの策略が潜んでいた。

  • 日本任侠伝 花の渡世人

    制作年:

    徳川時代からの由緒ある“め組“の一員・纒の清二は、自分たちが請け負っている建築工事を松木組に邪魔されたことに怒り、単身殴り込みをかけるが、そのために組を破門されてしまう。3年後、清二がめ組に帰ってきたとき、組はすっかり落ちぶれていたが……。高橋英樹のドスさばきが光る任侠ヤクザ映画。

  • クール・ディメンション

    制作年:

    【殺人マシーンとして生きる女たちの過酷な闘い 】 殺人マシーンとして育てられた女暗殺者3人組の活躍を、リアルファイトの連続で活写したバイオレンス・アクション。三津谷葉子、大谷允保、重泉美香ら人気の若手女優が赤と黒のセクシーな衣装に身を包み、ダーク・ヒーローを熱演する。

  • 大空に乾杯

    制作年:

    吉永小百合がスチュワーデスに扮し、お馴染みの浜田光夫とも恋をする青春映画。二人のコンビ作としてはそれぞれ、ユニークなキャラクター設定が面白い。厳しい訓練を経てゆり子はプロとなり初フライトを無事済ませた。2度目には財界の大物の孫を助ける働きぶり。後日、その孫との縁談を持ち込まれるが、彼女の心は別の人にあった。

  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

    制作年:

    直木賞受賞作で8話の短編から成る山田詠美の同名小説から4つの恋を抜粋、一つの物語にして設定を現代の日本に置きかえた青春恋愛映画。クラスメイトに惚れながら、紹介されたヤングミセスと深い仲になる高校生・良介は出口のない青春を謳歌する。

  • 太陽は狂っている

    制作年:

    吉永小百合=浜田光夫の青春コンビによる異色青春ドラマ。大学生・圭一はふとしたことからチンピラと友だちになり、やがてカツアゲをするようになる。ある日、カツアゲしようとした女子学生・知里の美しさに、圭一は心を惹かれる。舛田利雄がのちの吉永=浜田コンビの青春ものとは一味違う辛口の作品に仕上げた。

  • 歌う暴れん坊

    制作年:

    大学時代に“フットボール部の三羽烏“と呼ばれた親友同士が、対立する二つの暴力団の跡目、やり手の警視として運命的な再会を果たす。高速道路をめぐる受注争い、麻薬密売騒動の果てに、縄張りを横取りしようとする黒幕の存在に気づいた彼らは……。クライマックスが歌謡ショーという趣向の異色活劇。

  • 生きていた野良犬

    制作年:

    5年前、兄・太郎の身代わりとして逮捕された武部次郎は、入獄中に何者かの手により太郎が殺されたことを知った。出獄後、兄の仇を討つべく調べを始めた次郎は、かつての太郎の弟分で一家を仕切っている木村と坂崎が犯人という情報を得た。事実を確認すべく木村の邸に向かうのだが……。藤原審爾の『くたばれ』を水の江滝子が企画し映画化した。

  • 獅子王たちの最后

    制作年:

    ヤクザ社会に足を踏み入れた、幼なじみである武闘派の和馬と知能派の智弘、臆病な弥生。和馬と智弘はともに組んでトップを目指すが、暴力団新法施行以後、二人の方向が微妙にズレ始める。一方、脱落した弥生はホストとして働きながら、煮え切らない日々を送るが……。哀川翔をはじめ、若手俳優陣のエネルギッシュな演技が光る、せつない青春群像劇。

  • 悪友

    制作年:

    「極道の妻たち」で脚光を浴び、「私を抱いてそしてキスして」で第22回大宅ノンフィクション賞を受賞した気鋭のライター、家田荘子のヤクザ社会の新人を追った原作を映画化した作品。なぜかヤクザの有栖川組に就職した瞳と涼に、やっと大きな仕事が与えられる。瞳は取り立て、涼はスケコマシに励むが抗争に巻き込まれボロボロになってしまう。何とか組から逃れたものの、すでにヤクザとしてしか生きられない二人だった。

  • さすらいは俺の運命

    制作年:

    ヤクザ仲間の争いで恋人・利子を失った氷室は、2度とダイスは持たないと心に誓った。だが利子の姉・咲江が経営するレストランが、彼女を自分の女にしようとする町の実力者・貴島の陰謀で膨大な借金を抱えていると知った時、彼は再びダイスを握る決心をする……。

  • KISS ME

    制作年:

    藤竜也主演のハードボイルド・ロマン。初老の殺し屋が、最後の仕事の標的だった女と恋に落ち、逃避行を繰り広げる。監督は「ポップコーンLOVE」でデビューした矢野広成。

  • 鉄騎兵、跳んだ

    制作年:

    モトクロスに青春を懸ける青年が、傷つきながらも危険なレースに臨み、トップを目指して爆走する姿を、ロマンスを絡めて描いたスポーツ青春映画。ジョー山中が作詞作曲、松田優作が歌った主題歌が印象的。ラストの凄絶なバトルも見逃せない。

  • 落陽

    制作年:

    にっかつが80周年記念作品として製作した構想10年、製作費50億円の超大作。第二次世界大戦期の満州に生きたある男の一生を、戦争の経済的側面を照らしながら描いていく。D・レイン、D・サザーランドなど外国の第一級のスターの出演、またジャズ界の女王、エラ・フィッツジェラルドが主題歌を歌うことで話題を集めた。ビデオタイトルは「落陽 THE SETTING SUN」。

  • まむしの兄弟・傷害恐喝十八犯

    制作年:

    18回目のムショ暮らしから解放されたゴロ政は、出迎えた勝と神戸へ戻ってくる。バラック建ての歓楽街“おかめ横丁“の用心棒・鉄の娘に惚れた政は、横丁を叩き壊そうとする矢東会相手にド迫力の大暴れ!

  • 探偵事務所23〈ツースリー〉 くたばれ悪党ども

    制作年:

    大藪春彦の原作を鈴木清順監督が映画化。探偵事務所ツー・スリーの所長、田島英雄は旧知の警部に協力して、銃器取引をめぐって銃撃戦を繰り広げる二大ギャング組織を壊滅させる。この全編奇妙でモダンな感覚にあふれたアクション・コメディは、鈴木清順監督の神話化のきっかけとなった作品であり、これに続くハードボイルド映画の傑作「野獣の青春」への橋渡し的な役割も兼ねていた。宍戸錠が歌い、踊りそしてマシンガンを乱射するというファンにはこたえられないごきげんな主役ぶりを見せてくれる。なお、同年第2作「探偵事務所23・銭と女に弱い男」が作られた。

  • まむしの兄弟・二人合わせて30犯

    制作年:

    勝は莫大な資産を持つ老女・弥生の息子で、3歳の時に別れ別れになったとわかり、彼は弥生と涙の対面をする。しかし、これが加賀組が弥生の財産目当てに仕組んだ芝居だと判明。まむしの兄弟は、加賀組の事務所へ殴り込む。

  • 極道VSまむし

    制作年:

    “極道“と“まむしの兄弟“の両人気シリーズをドッキングさせたコミック・アクションだが、第10作に続き、またしても不発。シャバに出た極道・島村清吉とゴロ政と不死身の勝は、いがみ合いながらも最後は共通の敵に、一致協力して殴り込む。

  • 民暴の帝王

    制作年:

    地上げ、不正融資、政治献金と巧妙な手口で法の目をくぐり抜け、バブル経済下の政財界を暗躍する大物ヤクザ・江田。そんな彼の生き様を、対立する武闘派との抗争の中に描く。「修羅の伝説」の和泉聖治監督と小林旭が2度目のコンビを組み、息の合ったところを見せている。

  • 無頼 黒匕首〈ドス〉

    制作年:

    藤田五郎は、義理のために、暴力団同士の抗争に巻き込まれ恋人・由利を死なせてしまう。数日後、先輩・三浦を訪ねた五郎は、彼の会社で働くことになるが、暴力団組織の魔手はここにも伸びていた……。

  • やくざ非情史 刑務所兄弟

    制作年:

    安藤昇が原案を書き主演した。飯沢組大幹部・岩本直治は、黒川組と私闘し5年の刑を終えて出所。その矢先に何者かに襲われて傷を負い、兄弟分の誠の家に身を隠す。その頃、関東を一手に握る敷島会から、合併話が持ちあがるが……。

  • 三人の女 夜の蝶

    制作年:

    青江三奈の歌『昭和おんなブルース』をモチーフとした、流転する女の悲恋ドラマ。北海道の田舎町で、恋人とデート中のところを、ヤクザ者の英次に襲われた綾子。噂が広まり、町にいられなくなった彼女は、東京のバーのホステスになる。宝石商・石塚の慰めで綾子は立ち直るが、ある日、英次と再会する。

  • チ・ン・ピ・ラ

    制作年:

    勝手気ままに毎日を送り、本物のヤクザに追われれば“死ぬのが怖い“と大仰に怯える、義理人情でも反逆でもない自由人として生きる二人のチンピラを主人公にした異色ヤクザ映画。金子正次の遺稿脚本に、川島透が手を加えて演出した作品。

  • 無頼より 大幹部

    制作年:

    藤田五郎の自伝的小説『無頼』を舛田利雄監督・渡哲也主演で映画化。3年間のムショ暮らしから戻った一匹狼のヤクザ・藤田五郎は、上野組の悪らつなやり口に怒り、単身殴り込みをかける。

  • 刺客列伝

    制作年:

    西村昭五郎監督によるアクション色の強い任侠映画。将来を誓い合った女郎、おしのの身請け金を作るために、樋口正次郎は松田一家の仕切る石切場の人足として働くことになった。しかし、そこでは監督官らの不正がはびこっており、ついに堪忍袋の緒が切れた正次郎は一家に殴り込みをかける。

  • 花と怒涛

    制作年:

    「関東無宿」に続く小林旭と鈴木清順のコンビによる任侠アクション。ストーリー以上に、大正中期の浅草のセットが印象的である。幅広のオペラ・ハットに黒マントという、“ペラゴロ・スタイル“の殺し屋に扮する川地民夫が強烈なインパクトを残し、主役の旭をすっかり食ってしまった。

  • 海は狂っている

    制作年:

    主演の川地民夫自身をモデルにして描いたという石原慎太郎の小説『ヨットと少年』の映画化。ヨットハーバーで働く牧夫は大島周航レースに参加し、自分のヨットを持つべく、悪事を働いてまで金を貯めるが、ナイトクラブの女給と知り合い、その金を使い果たしていく。

  • 拳銃0号

    制作年:

    アメリカ人の観光客が落とした一丁の拳銃が、屑屋から始まりギャング、スリ、尼そして最後は心中しようとする若いカップルと、幾人もの手を転々としていくという一種のオムニバス形式の意欲作。出演場面は少ないが、赤木圭一郎の本格的なデビュー作である。

  • 何か面白いことないか

    制作年:

    「憎いあンちくしょう」とほぼ同じスタッフとキャストによる青春ドラマの異色作。平凡な恋人との退屈な幸福に疑問を持ちはじめた倉橋典子は、父のセスナを売り払うことになるが、喫茶店で会った型破りの青年、早坂次郎に出会う。元パイロットだった彼は、何か突飛なことをやりたくて典子のセスナを手に入れる。典子は彼に協力するうちに次第に生きがいを感じ始め……。「憎いあンちくしょう」で明確に示された人間の真摯な生き方が、姉妹編的なこの作品では、結局不明瞭なままに終わってしまった感がある。しかし、商業映画の枠の中にあってテーマをしっかり見据える蔵原惟繕監督の前向きの姿勢は大いに評価される。

  • 風速40米

    制作年:

    雑誌『平凡』に連載されていた松浦健郎の原作を、石原裕次郎と北原三枝のコンビで映画化したアクション大作。北大建築学科の学生・滝颯夫は小さな建設会社の工事部長の任にある父親が、競争相手の大会社に買収され、ビル工事を遅らせていることを知る。しかし父親は、自分が単に利用されているだけだと悟り、颯夫とともに突貫工事でビルを完成させる。蔵原惟繕監督の才気がまったく感じられない凡庸な作品だが、クライマックスの工事中のビルに、風速40米の台風が襲ってくるシーンは迫力十分で「鷹と鷲」(1957)の暴風雨シーンに続き日活特撮陣が再び技術の冴えをみせる。

  • 午前零時の出獄

    制作年:

    理由ありの囚人と、彼を追って特ダネをものにしようとする新聞記者の二人を主人公にした、アクション映画。刑務所で囚人の芝山が狙撃されて負傷した。なぜか出所日になっても刑務所を出ようとしない芝山に興味を持った新聞記者の片桐は、彼の身の安全を保証して出所させる。芝山と行動をともにするうちに、片桐は汚職事件に絡む陰謀を知り……。

  • 天と地を駈ける男

    制作年:

    舛田利雄監督と石原裕次郎のコンビによる航空映画の快作。大型航空機の訓練を受ける主人公のパイロットは、科学一辺倒で高圧的な講師ヘンリーと対立する。「紅の翼」で見事な航空シーンを見せた日活特撮陣が、ここでもいい仕事を見せている。

  • 破れかぶれ

    制作年:

    アルゼンチンに行くことを夢見ながらもヤクザ稼業に精を出す光夫は、ある日、兄貴分である辰の金を使いこんでしまったことがもとで、手ひどいリンチを受ける。光夫の情婦の加代は身体を代償に金を作り、すべてを解決しようとするが……。一人の若者の夢と復讐を追う日活アクション映画の1本。

  • ずらり俺たちゃ用心棒

    制作年:

    その腕を買われて大須賀組の用心棒になった竜崎四郎と、彼に助けられた玉突屋の鬼子、正一、そして大須賀の身代わりで刑務所に入ったが、出てきたら幹部にするという約束を反古にされ、激怒する新吉の3人が、大須賀組の陰謀に挑んでいく。二谷英明のクールなガンさばきも見もののアクション編。

  • ハイティーンやくざ

    制作年:

    鈴木清順がB級青春アクションを連作していた時代の1本。商店街でのさばっていたヤクザを倒したことから、本意ならずも、町のヒーロー&用心棒にまつりあげられていく高校生の青春と苦悩を描く。清順モードに包まれ、画面に登場する唐突なシーンなど、映像的からくりがいっぱい。

  • 俺に賭けた奴ら

    制作年:

    「百万弗を叩き出せ」に続く、ボクシングを題材にした鈴木清順=和田浩治コンビ作。今にも東洋タイトルマッチが行われようとしていた。チャンピオン石原に挑むのは藤原清次。しかし、彼がその場に立つまでには彼自身と、彼に賭けた奴らの傷だらけのドラマがあったのだ。前作に続き好評を博したが、清順は犬がウロチョロするなど本筋に関係ない部分をやたら熱心に撮ったという。

  • 男なら夢を見ろ

    制作年:

    幼なじみの夏雄と健太郎。10年後、健太郎は法学部の学生に、夏雄はヤクザの兄貴分になっていた。そんなとき、健太郎の育ての親、小野寺刑事が夏雄の親分のからみで殺される。さらに時がたち、夏雄は組の幹部に出世、一方の健太郎は検察官になっていた。二人の男の生き様を対比させた、石原裕次郎主演のアクション・ドラマ。

  • まむしと青大将

    制作年:

    ゴロ政は、ムショを出て名古屋に繰り込むが、ベビー・フェイスの健のインチキ麻雀にひっかかりスッテンテン。政は健を追って大阪へ行き勝と再会し、東邦連合会から3千万円を強奪する。個性派俳優を絡ませた見せ場が新味。

  • 嵐を呼ぶ友情

    制作年:

    「嵐を呼ぶ男」同様バンドマンの世界を背景とした男たちのドラマ。ジャズ喫茶“ジャズボート”では岡辺と川添のトランペットが人気を呼び、連日満員であった。二人は名トランペッター・旗から演奏を一から叩きこまれたのだった。そんなある日、恩師・旗の息子がチンピラとなっているのを知った二人は、彼をジャズの力で更生させようと誓う。

  • まむしの兄弟・懲役十三回

    制作年:

    今回は昭和10年頃の浅草六区興行街が舞台。13回目の懲役を終えたゴロ政と勝は、ムショで兄弟分になった浅草南村一家の弥之助を頼って東京へ向かう。ところが、弥之助は吉原東竜会の岩淵に殺され、怒った二人は東竜会へ殴り込む。

  • 春婦傳

    制作年:

    同じ原作を映画化した谷口千吉の「暁の脱走」と比較され、公開当時は失敗作の烙印を押された不運な作品だが、時を経て清順再評価の気運とともに、この映画も見直されてきた。撮影当時は中国と国交がなく、御殿場の広野に中国の山脈を合成したという清順映画の中で珍しく特撮を多用した作品。激戦下で傷ついた男と塹壕の中で横たわり、空を見上げる女の目に砲火が花火のように美しく映えるシーンに、清順独特の映像美が見られる。第二次大戦中の天津、気性の激しい売春婦の春美は、副官の当番兵をしている三上に惹かれる。副官に言いなりの三上を反抗させようと春美は三上をけしかけ、二人は肉体を交わし合う。だが、それを知った副官は三上を最前線へと送った。一時は八路軍に捕えられた三上は無事に帰隊するが、軍法会議にかけられ……。宣伝では膨大な製作費を使った大野心作とうたわれたが、その実「ビルマの堅琴」(1956)の小道具の残り物を使うなど苦労があった。“日活流れ者”の清順らしいエピソードだ。

  • 暴動島根刑務所

    制作年:

    「脱獄広島殺人囚」に続く、東映の“刑務所”ものの第2作で、監督・脚本・出演も前作と同じ顔ぶれ。主人公たちの自由を欲するエネルギーの爆発を描く。時にユーモラスな描写に、囚人たちの人間臭さが漂う。

  • 拳銃残酷物語

    制作年:

    宍戸錠主演のギャング映画。仮釈放になった錠が組織のボスから日本ダービーの売り上げ金強奪を持ちかけられる。錠は4人の仲間を集め強奪に成功するが……。スタンリー・キューブリックの傑作「現金に体を張れ」を下敷きにした通好みの佳作。

  • まむしの兄弟・恐喝〈かつあげ〉三億円

    制作年:

    ゴロ政は勝をはねた神洋交易の社長をゆすろうとゴルフ場ですごむ。ちょうど社長の李はボールにつめた麻薬を取引中であった。仕返しに出た勝はこのボールを持ち帰り、二人は用心棒の広津に追われるはめに。松方弘樹が野良犬のような用心棒・広津を熱演。

  • 野獣を消せ

    制作年:

    渡哲也主演・長谷部安春監督によるニュー・アクション。米軍基地のある地方都市にプロハンター・浅井がやって来る。彼の妹は地元の不良グループによってレイプされ、自殺していた。浅井は、不良グループのメンバーを捜し出し、野獣を狩るように次々と殺していく。

  • まむしの兄弟・刑務所暮し四年半

    制作年:

    ムショを出たゴロ政は勝と神戸へ繰り出し、バーのママ・倉石優子に一目惚れする。あげくに、彼女を暴力的に犯して娘を生ませた芝江組の組長邸へパトカーで突っ込んで大暴れ。またまた、ムショへ逆戻りする。三益愛子が得意の“日本の母”を演じる。

  • 大巨獣ガッパ

    制作年:

    日活初にして唯一の特撮怪獣映画。南海の孤島オベリスク島から日本の探検家によって連れ去られた子ガッパを追って、二匹の親ガッパが東京に上陸する。ガッパは熱光線で東京を破壊するが、子ガッパを取り戻すと3匹で故郷へ帰っていく……。

  • 夜をひらく 女の市場

    制作年:

    夜の銀座の引き抜き屋こと槌田昭。経営に苦しむクラブシャトウに狙いを定めた彼は、デマを流して大量引き抜きをかけ、シャトウのNo.1ホステスを獲得。続けて美人姉妹にアタックするのだったが……。1960~70年、夜の銀座を舞台にした小林旭の主演シリーズ“女の警察”の流れに連なる作品。

  • 風と樹と空と

    制作年:

    石坂洋次郎の同名小説を吉永小百合と浜田光夫の日活純愛コンビ主演で映画化した青春もの。沢田多喜子は集団就職の一員として上京し、ある家のお手伝いさんとなり、幾多の苦しみや悲しみも持ち前の無邪気な明るさで次々に克服していく。今回は浜田の出番は少なく、吉永小百合の単独主演的な印象が深い。日活はマンネリ気味のダイヤモンド・ラインに対抗してグリーン・ラインなる青春スター路線を新設し、吉永小百合と浜田光夫を中心に、田代みどり、和泉雅子、杉山俊夫、そしてデビュー当時の高橋英樹がメンバーとなり青春路線を支えた。

  • 泣かせるぜ

    制作年:

    石原裕次郎と浅丘ルリ子のコンビに、新人時代の渡哲也が絡んだムードアクション。不運な事故で一等航海士の職を辞した響伸作は、若い二等航海士の白石浩とともに、計画的に船を爆破し保持金を搾取しようとたくらむ悪玉一味をやっつける。正統派ムードアクションに属する作品だが、ストーリー展開がまどろこしく佳作とはいいがたい。「夕陽の丘」以来1年半ぶりにコンビを復活した裕次郎とルリ子も今一つ精彩を欠く。しかし特筆すべきはデビュー間もない渡哲也。暴風雨の中、甲板で裕次郎と激しく殴り合うシーンでは、裕次郎と伍して一歩も引かず、大スターの片鱗を見せた。

  • 野獣の青春

    制作年:

    白黒画面の中、コップに差された一輪の花だけが赤く浮かび上がっている。清順美学の真の誕生と、当時の映画ファンを躍り上がらせた作品で、この冒頭シーンから鈴木清順の特異な色彩感覚がきわ立ち、最後まで息もつかせぬドラマ(反ドラマ?)運びになっている。暴力団つぶしと殺人犯を追う元刑事の活躍を描いた大藪春彦の『人狩り』が原作で、ガラスを使った室内セット効果、あるいは映画館の裏にある暴力団事務所など、清順世界がたっぷりと楽しめる。“きわめて耽美的な暴力映画(石上三登志)”“日本映画史上もっともアメリカン・ハードボイルドに近づいた作品(小林信彦)”と絶賛されている。

  • スキヤキ

    制作年:

    双子の姉妹を主人公に、家族や社会の様々な問題に取り組んだ意欲作。郵便局に勤める三原理香は、仕事のほかにも家業の洋食屋の手伝い、家事と大忙しの毎日。家には老人性痴呆症の祖母がいて、その面倒だけでも大変だ。双子の姉・由香が持病のため家にこもりがちなのも気にかかる。ある日、外洋貨物船のコックである豊田達也が店に現れ一家に深くかかわり始めたことから、理香を取り囲む問題が一気に噴出する。

  • 河内カルメン

    制作年:

    女が美貌を武器に、したたかになっていく過程を描いた今東光の原作が、独特の清順ワールドの中に再構成された異色作。河内に生まれたセクシー娘は、町の男たちに強姦されたことと、病弱な父親を顧みず生臭坊主を家に連れ込む母親にいや気がさしたことが原因で、家を出て大阪に向かう。ここで彼女はホステスをしながら、様々な男たちと出会い別れ、成長していく……。日常シーンに突如として現れる火・水などの奇妙な清順的モチーフが、モノクロ映像と相まって、オカルト的なまでの夢幻的趣を出す。またひょろ長いアパートの明と暗を効果的に用いた演出を多くの評論家が称賛している。

  • 憎いあンちくしょう

    制作年:

    愛が形骸化した男女が、ふとしたきっかけで日本縦断の旅に出ることになり、愛を取り戻すという物語。マスコミに生きる男女を描く一方、無医村で働く医師と遠く東京に離れて暮らす恋人の純愛を設定し、2組の愛を互いに照射させながら物語は展開していく。蔵原惟繕監督のスピーディーで歯切れのいいカッティングやカメラワークも冴え、時にスクリーン・プロセスを使ったラブ・シーンの処理も鮮やか。人気スター、北大作にはマネージャー兼恋人の榊典子がいるが、このところ多忙から二人の仲は倦怠気味。そこへジープを九州まで運ぶという仕事が舞い込んでくる。九州の無医村で働く恋人のために、美子が新聞広告を出したのだった。大作はこの話に共感して、その運転手を買って出る。一方、マスコミもこのニュースを聞きつけ、ジープを運転する大作のあとを追いかけまわす。典子はあわてて大作を連れ戻そうとするが……。

  • すべてが狂ってる

    制作年:

    松竹ヌーヴェル・ヴァーグを意識して企画、破滅的な若者たちを乾いたカメラアイに捉えた鈴木清順監督作品。モデル出身の新人・禰津良子の奇妙な存在感が見もの。吉永小百合がワンカット、アップで出演している。アクションを積み重ねていく彼の演出スタイルは、変節する時代の表面に浮上してきた若者像をつかむのにきわめて有効であった。

  • 東京流れ者

    制作年:

    解散した倉田組でその名を知られた男“不死鳥の哲”。今はカタギとなった組長とともにクラブ経営をしようとするが、その資金繰りに苦慮し、倉田組の財産ともいうべきビルを担保に入れる。このビルを、かつての対抗勢力・大塚組が狙っていたことから、哲はやっかいごとに巻き込まれて東京を追われる。そして新潟、北九州と流れ歩くが、安住の地を見いだすことができない。結局東京に戻ってきた哲は組長の倉田が敵方に寝返っているのを知って激怒する。そして最後の対決が……。川内康範のオリジナル・シナリオを異才・鈴木清順が監督した実に奇妙な味わいのある一編。ハードボイルド・タッチの東京編、任侠映画風の新潟編、コメディ・タッチの北九州編とまるでオムニバス映画のような構成が、主題歌『東京流れ者』にのせてミュージカルさながらのテンポで描かれていく。清順一流の現実から逃避した美学があふれる怪作。

  • 狂熱の季節

    制作年:

    河野典生の小説『狂熱のデュエット』をもとに、虚無感から無軌道に生きる若者たちの姿をビート・ジャズの演奏に乗せて鮮烈に描く。少年鑑別所を出た明と勝は途中でユキを拾い海へと向かった。3人は海岸で明を鑑別所に送りこんだ新聞記者の柏木と恋人の文子を襲う。

  • 黒い太陽

    制作年:

    明はジャズに取りつかれた“ファンキー族”。ある日、白人二人を射殺して脱走した黒人兵ギルと出会い、脅されて一緒に逃走することに……。山田信夫の脚本を蔵原惟繕が監督した異色アクション。黒人文化に憧れる日本の青年と白人を殺して逃げる黒人青年との奇妙な友情を、ジャズのリズムにのせて描く。

  • 昇り竜やわ肌開帳

    制作年:

    関東桜一家の二代目組長を継いだ桜勝美の活躍を描く女任侠映画。鈴木清順門下の葛生雅美の監督デビュー作でもある。昇り竜の刺青を肌に刻む勝美の前に、流れ者の哲次郎という男が現れた。彼女の許婚は哲次郎の身代りになって殺されたのだという。勝美はやがて哲次郎に惹かれていくのだが……。

  • 懲役太郎・まむしの兄弟

    制作年:

    菅原文太と川地民夫の名コンビによる“まむしの兄弟”シリーズの記念すべき第1作。前科12犯の通称ゴロ政こと政次郎と、兄弟分の勝次が神戸新開地のヤクザ組織を相手に一歩も引かぬ大暴れを演じる。

  • ザ・ギャンブラー

    制作年:

    アンソロジー・フィルム「アゲイン」などを手掛け、日活アクション・ファンを自認してきた作家、矢作俊彦が思い入れたっぷりに撮り上げた無国籍アクション。ガン・アクションこそ少ないものの、ハードボイルド感覚あふれた作品に仕上げている。舞台は無法地帯と化した町。ここに流れ着いたおたずね者の若いギャンブラーと、かつてはスゴ腕と恐れられ、落ちぶれた中年ギャンブラーの対決を描く。日活アクション時代に一世を風靡した宍戸錠が、往年の名キャラクター“エースのジョー”として、アル中を克服して勝負を挑む中年ギャンブラーを好演。

  • 若い川の流れ

    制作年:

    興行的にも批評的にも大成功した前作「陽のあたる坂道」に続いて、田坂が再び石坂洋次郎原作に取り組んだ作品。脚色も前作に引き続き池田一朗が担当している。石原裕次郎演じる豪快な青年社員をめぐって展開される二人の女性の恋のさやあて合戦が明るいタッチで描かれていく。田坂にとっては日活最後の作品となった。

  • まむしの兄弟・お礼参り

    制作年:

    本州で、一家をかまえる藤島組の親分が、レジャーランドを建設しようとする兵頭組の申し出を断り暗殺される。政は藤島の娘・あきに一目惚れ。惚れた勢いで、いやがらせを続ける兵頭組へ、マシンガンで武装したまむしの兄弟が殴り込みをかける。

  • 仁義なき戦い

    制作年:

    “仁義なき戦い”シリーズの第1作で、シリーズ化は撮影直前に決定された。このため最初、菅原文太は本作で殺される坂井役に決まりかけていたが、急きょ広能昌三役へと変更になった。深作はそれまでも実録タッチのヤクザものを何本か作り、暴力の世界に生きる若者の激烈な青春像を戦後史を絡めて描いてきたが、本シリーズはその集大成といえるだろう。敗戦直後の広島県・呉市。戦争から復員してきた広能はヤクザのいざこざに手を貸して殺人を犯し、刑務所に服役する。広能はそこで土居組の若杉と知り合い、盃を交わす。山守に保釈金を出してもらって出所した広能は、やがて山守組の組員となる。山守は次第に勢力を伸ばし、土居組との間で抗争事件が起こる。広能は土居を殺し、再び刑務所に戻る。その間、山守組では組員の坂井が勢力を伸ばし、内部抗争が激化していた。荒々しい手持ちカメラで撮られた暴力描写とともに、テーマ音楽もドラマを盛り立てている。

  • 新幹線大爆破〈1975年〉

    新幹線大爆破〈1975年〉

    制作年:

    新幹線に爆弾を仕掛けた犯人と警察、国鉄の息づまる駆け引きをテンポ良く見せる一流のサスペンス映画。フランスでも劇場公開され、大ヒットした。走行中のひかり109号に爆弾がセットされており、その爆弾は時速80キロ以下になると自動的に爆発する。そんな脅迫電話が国鉄に入った。犯人は500万ドルを要求。警察は取引に応じるが失敗、犯人の一人を死亡させてしまう。止まることのできないひかり109号は、何も知らずに終点・博多に向かって疾走していた……。カット・バックにより犯人、警察、国鉄、車内のそれぞれを見せる演出とトリッキーな魅力にあふれるシナリオがうまくマッチした最高の娯楽作。英語・仏語音声を収録したDVD「海外版」もリリースされた。

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