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村山彩希&岡田奈々、仲良しだからこそ“悔しいくらいうらやましい”こと 「歩いてるだけで、風が味方するような」

演劇

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村山彩希

岡田奈々(AKB48)

■村山彩希に残る「シアターの女神」の名残

――そして、『幕末純情伝』では、村山さんが沖田総司を演じられます。AKB48卒業後、初舞台出演の際にも演じた役どころですね。

村山:あの時は、物語の中に生きるのが精いっぱい。あれ以上は何もなくて、出し切った気持ちではあるんですけれども、ぐちゃぐちゃで整っていなかったと思うんです。本番中でも、毎日新しい発見があった中での千穐楽でした。坂本龍馬役も前回と同じ百名ヒロキさんが演じてくださるので、また改めて、どう伝えたいのかを大事にしたうえで、もっときれいに幕末を見せたいです。

――より洗練させたものを見せたい、と。

村山:あの時は、全然バランスが取れなかったので…。でも、あの時くらいに一生懸命でいることが総司を演じるにあたっていいことだとは分かっているんです。でも、お客さんに伝わらなければ意味がない。そういう意味で、例えば泣くシーンでも泣きすぎず、伝わるように演じたいんです。

岡田:泣くシーン、すごく分かる。本当に泣けてきちゃうんだよね。でも、泣きすぎてしまうと独りよがりにもなって、逆に伝わらない現象があるって、私も学びました。辛いけど、泣きすぎない。一歩引くくらいのバランスが私もいいんじゃないかと思ってます。

――再演とはいえ、もう1作品を同時進行で演じようとしている村山さんをご覧になって、岡田さんの目にはどのように映っていますか?

岡田:すごいですよね。こんなこと言いだす人って、なかなかいないですよ。向上心の塊ですから。再演とはいえ、また1から作っていくわけですから、それだけでも大変なことなんです。なのに、ゼロから始める『飛龍伝』もやるなんて、本当にかっこいいと思いますし、とにかく体調だけが心配です。

村山:AKB48の時は、別パターンの公演の掛け持ちがあってもツツーっと余裕でできていたんですよ。でも、舞台だとできない。1公演でこんなにいっぱいいっぱいになっちゃっている自分が分からないんです。悔しい。

岡田:「シアターの女神」の名残があるんだね。

村山:そうなのかも。ちゃんと脳を使い分けられていたのに、なんで? って。でも、今回は『幕末~』が再演なので、脳みその中にちょっと残っているわけじゃないですか。ここで詰め込んだら、舞台でも同時進行できるような、舞台のやり方みたいなことが見えてくるんじゃないかって思うんです。

――AKB48時代の経験が、今回の“ダブルス”にもつながっているんですね。

村山:間違いなくつながっていますね。うまくいかないことが、本当に悔しいので。自分がブレないようにするために、どうすればいいのかを探りたいです。それに、楽しみだなって思っちゃったので、やるしかないですよ。多分、稽古中はボロボロですけど(笑)。

村山彩希
――岡田さんから見て、村山さんって、昔からこういうタイプだったんですか?

岡田:もう、こういうことばっかりです(笑)。AKBメンバーの中で誰よりも劇場に立っていたし、その公演もやるの? っていうことばかりでしたから。人がやらないことをやってきた人なので、それが卒業してからも変わっていないのは、そこが村山彩希の魅力であり、すごさだと思いますね。

村山:そういう私をAKBが作ってくれたし、そんな私を肯定してくださるファンの方やメンバーがたくさんいてくれたおかげで、私は間違っていないと思えたので、このまま突き進んでいきたいです!

――ますます楽しみですね。今回は「革命ミュージカル」と題し、音楽もとても重要な要素となっています。音楽のチカラやエネルギーについてはどのように感じていますか?

村山:作中の楽曲でも、その1曲が入るだけで心情として死にたくなるくらい辛くなったりもしたんです。それくらいの辛さを表現できたり、言葉にしなくても伝わったりすることに、改めて作品を通してすごさを感じましたね。だから、今回も音楽のチカラに期待しています。

岡田:私は卒業してからずっと1人で歌のお仕事もさせていただいていて、歌うことが一番楽しいと思っています。そういう経験や歌が大好きな気持ちを活かして、つかさんの作品をより良いものにしていくための歌を届けたいですね。ただ、今回は役を通しての歌なので、一度“岡田奈々”を消す選択をしなければならないので、難しいです。もちろん、私自身の歌の魅力を軸としては持ちながらですけど、役の魅力をどう表現するかは、やっぱり歌のライブとは違いますね。

村山:私は逆に、自分の感情で歌うことが苦手。なので、役があって誰かの気持ちを乗せるほうが歌いやすいんです。自分の気持ちってなると、照れくさくて。

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■ユニットのテーマ「月と太陽」「水と火」に「結構しっくり来ています」

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【公演概要】

つかこうへい革命ミュージカル ダブルス『飛龍伝』『幕末純情伝』
つかこうへい革命ミュージカル ダブルス『飛龍伝』『幕末純情伝』ビジュアル

つかこうへい革命ミュージカル ダブルス『飛龍伝』『幕末純情伝』

■スタッフ
作:つかこうへい
演出:中江功
監修:岡村俊一

■キャスト
『飛龍伝』
村山彩希/岡田奈々/高橋龍輝/荒井敦史/百名ヒロキ/柳下大/酒井大成/久保田創/杉山圭一/濱田和馬/飯田倫太朗/池本征矢/小栁喬/森田歩/伊東陽光/松本有樹純/吉田智則

『幕末純情伝』
村山彩希/百名ヒロキ/荒井敦史/柳下大/高橋龍輝/酒井大成/久保田創/杉山圭一/平塚翔馬/濱田和馬/飯田倫太朗/池本征矢/小栁喬/森田歩/伊東陽光/松本有樹純/吉田智則

■日程・会場
11月5日〜22日 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

<公式HP>http://www.rup.co.jp/

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