フランス難民キャンプでの出来事描く『ジャングル』10月上演 演出は長塚圭史
フランスに実在した難民キャンプでの出来事を描いた舞台『ジャングル』が、長塚圭史の演出によりKAAT神奈川芸術劇場にて10月10日~11月1日に上演されることが決まった。長塚が主宰する劇団・阿佐ヶ谷スパイダースと、公募で集まった神奈川県民により演じられる。
【写真】舞台『ジャングル』スタッフ陣をチェック
本作は、フランス北部の港町カレーに実在した難民キャンプ「ジャングル」での出来事をもとに、ヨーロッパ諸国で大きな社会問題となっている移民・難民問題を描いた、ジョー・マーフィー&ジョー・ロバートソンによる作品。
ロンドン・Young Vicでの初演時(2017年)には、多国籍なキャスティングと臨場感のある舞台美術で大きな話題となり、その後世界各地で上演されている。
難民キャンプという多様な個が集まった環境を、年齢や職種などバックボーンが異なるメンバーで構成された阿佐ヶ谷スパイダースと神奈川県民が共に創作することで表現。舞台上に登場する俳優たちと共に、観客も「ジャングル」を体感することで、遠い世界での出来事として捉えるのではなく、身近な課題として向き合うことを目指す。
多様な使い方ができるKAATの大スタジオの特長を生かし、臨場感のある舞台装置と特殊な客席形状を予定している。キャストとの距離感も近く、『ジャングル』の世界に入り込んだような感覚で観劇できる。
実際のキャンプ内には飲食店があるが、本作中にも登場人物が作り上げたレストランが登場。会場内では飲食物などの物品販売が行われ、客席で飲食できる。
長塚は「今尚世界中で戦争は続き、世界で増え続ける難民は我々の問題でもあります。本作はこうした世界の難民・移民問題の現状の深刻さを語るだけではありません。限りなく現実に近いフィクションであり、人間が果たして如何に生きるか、我々の善意とはどこにあるのか、あるいは悪意はどこまで歯止めが効かないのかを問います」とコメントしている。
舞台『ジャングル』は、KAAT神奈川芸術劇場にて10月10日~11月1日上演。
※長塚圭史のコメント全文は以下の通り。
■長塚圭史 コメント全文
【公演概要】
舞台『ジャングル』
10月10日(土)~11月1日(日)
KAAT神奈川芸術劇場
■作:ジョー・マーフィー&ジョー・ロバートソン
■翻訳:小田島創志
■演出:長塚圭史
■音楽:阿部海太郎
■出演:
坂本慶介 藤間爽子
大久保祥太郎 森一生 李千鶴
板崎泰帆 内間遼 すやまあきら 西山斗真 松本庵路 宮崎柊太
アミリ健アルヴィン 古燈直人
平木幹太 村田亘将 依田光正
伊達暁 中村まこと 中山祐一朗
千葉雅子
他
■舞台美術:片平圭衣子
■照明:北澤真
■音響:徳久礼子
■衣装:柿野彩
■ヘアメイク:河村陽子
■ステージング:香取直登
■演出助手:中村未希、木村美月
■舞台監督:鈴木章友
■プロダクション・マネージャー:平井徹
■舞台進行:村山鈴夏
■演出部:桂川裕行、小山梨花
■大道具製作:鈴木太朗
■小道具指導:雲田恵
■メイキング映像:松本庵路
その他県民スタッフ27名