クランクイン!

THE ROB CARLTON、兄弟ゆえの“阿吽の呼吸” 新作二人芝居を語る!【ロングver.】

演劇

■阿吽の呼吸、伝達のスピード 兄弟という強みを活かして

――まさに兄弟ならではの阿吽の呼吸ですね! 他に兄弟でクリエーションに取り組むうえで感じていることはありますか?

ボブ:1番は必要以上の気を遣わないということですね(笑)。LINEの連絡一つとっても、ものすごく簡略化したもので済むというか……。極端な話、「あれをやっておいてほしい」、「これはどうする?」というようなことの、「あれ」や「これ」の具体的な説明を省いても大体伝わるんですよ。その分、自分の持ち場である作・演出面にリソースを割けるのは有り難いですし、コミュニケーションが早いということはやはり大きいですね。

ダイチ:それはすごくありますね。僕は出演以外に音楽も担当しているのですが、どういう音楽を作るかということについても話が早いんですよ。舞台の音楽って、本来はとても複雑で作品の内容を把握していないと作りにくいものなんですけど、僕はキャストでもあるし、全ぼうが見えていなくても、ボブが「こういう風な雰囲気がいい」としているものが何となくわかるんですよね。

ボブ:そうそう。だから、必要最低限のやり取りだけで済む。

ダイチ:最近はほとんど何も聞かずに音楽を作って、「これでいこう」って渡す、みたいなことも増えてきましたね。文句言ってきてないからOKなんだな、みたいな感じで(笑)。通常のクリエーションだと5やらなあかんところが1で済むとか、そこはメリットとして大きいですよね。

ボブ:メリットがあるということは、デメリットもある?!

ダイチ:デメリットってほどではないけど、あくまで兄と弟なんで、それはもう兄が絶対というか……。弟としてはやっぱり「兄の決定について行くぞ」という部分はありますね。小さい頃からそういう風に育ってきたので。

ボブ:しかも、僕とダイチは年子ですから、物心がついた時にはすでにそこにいる存在なんですよ。他のキャストの方もいる現場だと、たまに「ダイチにだけ態度大きくない?」とか言われることもあるんですけど、いや、もうそこは兄弟だからいつもの感じでやらないと逆に調子狂うというか!(笑)。

ダイチ:落語とか歌舞伎とかの世界では、それこそ師匠と弟子とか、兄弟子と弟弟子とかきっちり線引きがされていたりもあると思うんですけど、ここはロブカールトンですからね!(笑)。僕らが作っているもの、僕らがやっていることはこの関係、この形の方がいいものが作れるしやれるっていうことなんだと思います。

ボブ:もちろん、クリエーションにおいては対等ですし、ああだこうだ言いながら作っていく面白さもあります。

ダイチ:僕には「村角太洋」という人間の作品を世に出す手伝いをしたい、という感覚もあったし、「自分がいてプラスになるなら」という気持ちでやってきた部分もあったんですよ。だから、先日外部のプロデュース公演として参加させていただいた、爍綽と『裏緑特技悲喜話』で、兄の憧れである三谷幸喜さんがアフタートークに来てくださった時は自分のことのようにうれしかったです。両親も泣いていましたけど(笑)。

ボブ:三谷幸喜さんがいなければ、演劇をやっていないと思うくらい僕にとって大きな存在だったので、本当にうれしかったですね。ご自身のコラムでも言及していただいて、もう家宝ですよ。これからも自分たちの演劇をやっていくぞ、という気持ちになれた出来事でしたね。

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■村角ブラザーズ、ゆくゆくは海外へ!

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【公演概要】

THE ROB CARLTON 20F「VISITORS」

◆日程・会場
8月27日~30日:東京・ユーロライブ
9月11日~13日:大阪・ABCホール

◆作・演出
村角太洋

◆出演
ボブ・マーサム
村角ダイチ
村角ダイチ
村角ダイチ

【公式サイト】http://www.rob-carlton.jp/nextstage.html
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