井桁弘恵、バレエダンサーと心寄り添わせ熱演! 『SWAN -Ballet cross Reading-』稽古場リポート
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バレエとリーディングで一つの作品を創り出す、その新たな試みにどう挑んだのか。脚本・演出の小林に話を聞いた。
「稽古が始まる前は全ての関係者が“一体どういう舞台になるのか全く想像がつかない”と私の頭の中にあるものを聞いてきたけれど(笑)、バレエとリーディングが融合し、きちんと具現化できたと感じています。ただそのためには、ダンサーと役者の両者の気持ちが一つにならないといけない。どのタイミングでダンサーと役者が同じ動きをすればいいのか、どこに立っていたらいいのか、2人はそれぞれどこを見るべきなのか。全て細かく計算しています。それがうまくいったという充実感はあります」。
なかでも一番こだわったというのが、ダンサーの演技だ。
「ダンサーのみなさんにも一緒に芝居をしていただくことで、世界観がようやく創れる。演技を深めていく作業を今まさにしている最中で、プリンシパルたちが誠実に芝居に向き合ってくださっています。でも芝居は難しいものではなく、誰の中にもあるもの。それをなるべくわかりやすく説明して、繰り返して稽古をしていくことで、全く問題なく演じてくださっています。やっぱり一流のバレエダンサーの方々は芝居の表現力に長けておられますね。もちろんバレエの中にも芝居はあるので、その部分を通常のバレエ公演より強めに出していただいているシーンもあります。みなさん楽しんで取り組んでくれているように感じます」。
開幕を間近に控え、伝えたいことは。
「これだけの俳優陣とバレエダンサー、スタッフが集まって、新しい表現形式に挑戦している。そうそうできないことであり、見逃さないでいただきたいという気持ちがすごくあります。バレエファンの方も、立体的な朗読のファンの方も、新しいもの好きな方も、ぜひ多くの方に観ていただけたらと思います」。
(取材・文:小野寺悦子)
『SWAN -Ballet cross Reading-』は、9月4日~9日東京・新国立劇場 中劇場にて上演。
【公演概要】
『SWAN-Ballet cross Reading-』
9月4日~9日:東京・新国立劇場 中劇場
◆原作
有吉京子「SWAN-白鳥ー」(平凡社刊)
◆脚本・演出
小林香
◆バレエ監修・振付
福田圭吾
◆振付・ステージング
大野幸人
◆音楽監督・作曲・編曲
大貫祐一郎
◆バレエ音楽監修・録音指揮
井田勝大
◆出演
【リーディングキャスト】
井桁弘恵
村川絵梨
東啓介
西野遼
福士誠治
【バレエキャスト】
秋元康臣
厚地康雄
飯島望未
今井智也(谷桃子バレエ団)
菊地研
木村優里(新国立劇場バレエ団)
塩谷綾菜(スターダンサーズ・バレエ団)
柴山紗帆(新国立劇場バレエ団)
関野海斗
中島瑞生(新国立劇場バレエ団)
中野伶美
成田紗弥
宮内浩之
山田夏生
米沢唯(新国立劇場バレエ団)
渡邊峻郁(新国立劇場バレエ団)
倉永美沙(サンフランシスコ・バレエ団)
佐久間奈緒
中村祥子
【公式サイト】https://swan-balletcrossreading.com
【公式X】@SWAN_BxR