東出昌大、自身が演じるハムレットに「非常に高い親和性を感じます」 栗原英雄と起こす“化学反応”とは
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――この公演に関して、お2人が「互いに期待すること」は?
栗原:うーん……。あまり期待し過ぎるのもねぇ。
東出:ですよね(笑)。
栗原:先ほど東出さんが仰ったように、私たちは食材として、素材の良さを高めておきたい、という気持ちはあります。調理しやすいように。おいしくなるために。
東出:私はハムレットを演じるのですが、例えばストレートプレイのハムレットのように、台詞の応酬で言葉が紡がれるわけではなく、栗原さん演じる作曲家がそこにいて、ストレートプレイとは異なる方法で言葉をもらい、それを受け止めたハムレットが言葉を発する。そこに期待したいし、相手が栗原さんですから、とても楽しみです。
――俳優として、お互いの印象は?
栗原:今回が初めましてになるけれど、これだけの雰囲気を持っていますから。
東出:いえいえ(笑)。
栗原:芝居は相手からもらったものから生まれてくるので、それを大事にしたい。なので今、東出さんの芝居に対するアプローチの仕方や感覚が自分と同じと分かり、安心しました。
東出:栗原さんは、劇団四季に入られて、長い間、浅利(慶太)さんの元で活動されていました。劇団四季を出られ、ご自身の芸能活動を重ねてこられた。ですので、私よりずっと長く鍛錬をされてきた鉄人だと思っています。首藤さんも同様で、首藤さんはバレエにおける鉄人。この座組はそういう鉄人ぞろいで、私は皆さんの風圧になぎ倒されぬよう、しっかり屹立(きつりつ)できるよう努めます。
(左から)栗原英雄、東出昌大
――最後に、この記事を読んでいる方々へ作品のPRを一言お願いします。
栗原:やはり「この誕生にお付き合いくださいませんか?」ということですよね。お客さまは作品創作の目撃者ですから。ぜひ一緒に『冬の旅』へ向けて旅立ちましょう。劇場でお待ちしています。
東出:仮に私がハムレット役ではなかったとしても、この座組、この演出家、このプロデューサーの公演であれば、絶対観に行きます。新しいものの誕生ですし、すばらしい作品になると信じています。その上で、自分がハムレットをやるのだから、めちゃめちゃいいものにしたい。頑張ります!
(取材・文:園田喬し 撮影:篠塚ようこ)
舞台『ハムレット、冬の旅 HAMLET’S WINTER』は、11月20日~30日東京・新国立劇場 小劇場、12月12日・13日大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。
【公演概要】
『ハムレット、冬の旅 HAMLET’S WINTER』
11月20日~30日:東京・新国立劇場 小劇場
12月12日・13日:大阪・サンケイホールブリーゼ
◆原作
ウィリアム・シェイクスピア 「ハムレット」
(河合祥一郎訳 増補改訂版 新訳「ハムレット」 角川文庫)より
◆作曲
フランツ・シューベルト
◆作詞
ヴィルヘルム・ミュラー
◆訳詞
松本 隆
◆台本監修
河合祥一郎
◆演出・振付
首藤康之
◆音楽監督・演奏
斎藤 龍
◆出演
東出昌大
栗原英雄
渡辺理恵
高橋慈生
松野乃知
【公式サイト】https://tspnet.co.jp/hamletfuyu/