福田悠太、「デビューしないぞ」心に決めた中でのサプライズに戸惑いも「これまでと同じく“ふぉ~ゆ~らしく”でいいんだ」
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――11月にはふぉ~ゆ~のCDデビューも決まりました。今後の活動に向けての意気込みや、やりたいことを聞かせてください。
福田:デビューできることによって、これまでできなかったことができるかもしれないと思うとワクワクします。少しでもいろいろな方にグループを知っていただけたら、僕たちのチャンスも増えますし、やれることも増えると思うので、幅が広がるように頑張りたいです。
――念願のデビューですもんね。
福田:そうですね、ただ複雑なのが、デビューする直前に「僕たちふぉ~ゆ~は、デビューしないぞ」と心に決めてこれから活動をしていこうという中でのサプライズだったんですよ。
――そうだったんですね。ほかのメンバーの皆さんも含めて、「デビューをしたい」という目標を強く持っていた印象でした。
福田:確かにそうなんですが、「15周年の後は、デビューをしないで自分たちの道を進んでいこう」という話をしていたんです。「デビューだけが全てじゃない。自分たちの道を作っていきたい。その道をこれから頑張ってやっていきます」と。そうした中で日本武道館での15周年ライブで、サプライズでCDデビューが発表されたので、みんな「ちょっと待って!」って(笑)。「会社の人たちとも、この先のことを話したのに!」となったんです。僕たちの計画がまたいろいろと変わって、路線変更だ、と。もちろんそれは嫌なものではなく、幅も広がり、チーム全体がすごく明るくなった感じがして楽しいですね。
――さすがにもう、デビューの実感は湧いていらっしゃいますか?
福田:発表があって1週間くらいは、「そうか…」と整理がつかない感じでしたが、それもだんだんと着地してきたように思います。いかんせん、40歳なので、そこまで浮かれるのもちょっとどうかなというのもあって(笑)。ただ、自分たちがやってきたことを会社が認めてくれて、その上で、今後も僕たちらしく活動をできるというのはすごくうれしいです。これまでふぉ~ゆ~として勝手に活動してきて、ここまでこられたけど、ここからは会社の思った通りにやってもらいますという話では全然ないので、一緒になってふぉ~ゆ~を盛り上げられると思うとすごくうれしいですし、楽しみです。なので、今はもう現実味を帯びてきています。僕は、こうして取材をしていただいていても、お話の中からアイディアをもらって、ふぉ~ゆ~でこんな面白いことができるのではないかと考えてしまうタイプなのですが、その規模が少し大きくなったように思います。これまでだったら「これは絶対に無理だな」ということも、今はストックしておこう、と。
――先ほど路線転換とおっしゃっていましたが、それは道筋が見えてきたからですか?
福田:結局、これまでと同じく「ふぉ~ゆ~らしく」でいいんだなというのが分かった感じです。なんで路線転換しなくてはいけないかと思ったかというと、デビューしたことがないから、デビューするとどうなるか分からないという不安が勝ったからなんですよ。
――なるほど。それはメンバーの皆さんとも共通して考えているところなんですね。
福田:そうですね。楽しみですね。MVも100万回再生を目指しているんですが、ふぉ~ゆ~らしいものを観ていただいて、魅力が伝わるようなものになったらいいなと思います。CDも5万枚が目標です。ただ、数字にはこだわらないようにしたいと思っているので、みんなで楽しめるエンターテインメントを自分たちで作っていきたいです。
――そうした中で、俳優活動については、どんな位置付けなんですか?
福田:この会社に自分が幼少期からいるからだと思いますが、歌ったり踊ったり、デビューしていないと居場所がないような考えが根付いているんですよ。でも、そうした場所を自分たちがひっくり返して作っていこうと思って活動をしてきました。お芝居に関しては、セリフを覚えて、舞台の上に立てば、そこに自然と自分の居場所がある。台本とお芝居、みんなと一緒に作っていくと、そこに居場所があるというのがすごく楽しいです。僕はここで勝負して役者としてやっていくという感じではなく、居場所がそこにあるという感覚なんです。
――それはグループの皆さんで一緒に出演するときも、お一人で出演するのも変わらないですか?
福田:言葉で説明するのは難しいのですが、四人で一緒にお芝居をしてるときと、一人で出演するときは明らかに違うんですよ。その明らかに違うものが何なのかというと、説明はできないのですが、もしかすると信頼感や責任なのかなと思います。僕が一人で出ていたら、「ふぉ~ゆ~のメンバー」というものを背負っているようにも思いますが、四人で一緒に出ていれば、それが分散される。「誰かが疲れている時はみんなで助け合い」みたいなこともできる。なので、そうした信頼感や安心感、比重というものが変わってくるのかなと思います。どちらがいいというわけでもないですが。
――俳優としてどんなところにやりがいや面白さを感じていますか?
福田:できることが増えたり、考えられるようになったり、誰かのお芝居を盗めるようになったり、自分は絶対にやらないと決めていることもできるようになったりすることが楽しいです。自分はこの人を演じていて、この場を成立させるためには、こう動いたら成立できる、というような、アハ体験もあります。
――では、本作のタイトル『星新一が描いた未来』にちなんで、福田さんが思い描く未来は?
福田:今は「湿度」。湿度は一旦なくなった方がいいですよね(笑)。それはなくなってくれたらいいな。
――確かにそれはそうですね(笑)。福田さんの「将来こうなりたい」という夢や目標は?
福田:たくさんあるんですが、あまり言わないようにしています。小っ恥ずかしいから(笑)。
――そのたくさんある夢が叶うことを楽しみにしています! 最後に、舞台を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。
福田:星新一さんの作品を朗読劇にするということで、たくさんの方が期待してくださっていると思います。僕もその一人で、この作品がどんなものになるのか、すごく楽しみです。まずは、稽古を通して素敵なものをお届けできる形に作り上げていき、一緒に劇場で楽しめたらと思います。
(取材・文:嶋田真己 写真:米玉利朋子[G.P.FLAG inc])
星新一生誕100年記念朗読劇『星新一が描いた未来』は、9月30日~10月7日東京・IMM THEATERで上演。
【公演概要】
星新一生誕100年記念朗読劇『星新一が描いた未来』
【上演台本・演出】板垣恭一
【出演】福田悠太(ふぉ~ゆ~) 三浦涼介 ゆいかれん
宮崎秋人(「崎」は「たつさき」が正式表記) 飯島颯(SUPER★DRAGON) 小栗有以(AKB48) 三原羽衣
※福田悠太、三浦涼介、ゆいかれんは、全プログラムに出演
※飯島颯、小栗有以は、プログラム A・Bに出演
※宮﨑秋人、三原羽衣は、プログラムCに出演