クランクイン!

小瀧望「表現、パフォーマンスは僕の根底にあり続けるもの」 ”これ以上ない”30代に向けて自分史上最難関の舞台に挑む

演劇

◆表現、パフォーマンスは根源にあり続けるもの



――先日30歳を迎えられて、心境的な変化や30代は面白くなりそうだなという感触はありますか?

小瀧:男は30からみたいに言いますが、これ以上ない30代にしたいと思っています。30歳を迎えるタイミングで『うま』という僕的にもチャレンジングな舞台を経験して、2026年のうちにもう1本舞台をやれて、しかもそれが大好きな小川さんの演出で、大好きな役者さんもたくさん出ているこの作品に臨める。

たぶん僕史上最難関じゃないかなと思うんですよ。セリフも言葉の意味はもちろん、比喩とかの意味も覚えなきゃいけない。僕は細かい性格なので、「なぜこれを言ったんだろう?」という意味をひとつひとつ理解しないと嫌なんですけど、この膨大な情報量とセリフ量をなんとか処理しながら、カンパニー一同で頑張りたいですね。

――小瀧さんの中で『ロックンロール』とはどういったものですか?

小瀧:僕自身ロックはあまり通ってこなかったのですが、SUPER BEAVERさんやサンボマスターさんも好きですし、ロックで震わされるものってR&Bで震わされるものとは種類が違う気がしていて。突き動かされる感じが心地よくなってきたんですよね。大人が思いっきりロックンロールをしているっていうカッコよさ、自由に生きていくんだ!というメッセージ性、音楽を通して誰かを勇気づけたり突き動かしたりするロックの魅力を僕もすごくカッコいいなと思うので、そこもヤンに共感できる点かもしれないです。

――ご自身の中に“ロック”はありますか?

小瀧:ロック好きな人ほど、「おりゃ~!」という感じには生きてないですね。ジャズもバラードもいろんなジャンルの音楽が好きで、これというものがないかもしれないです。でもヤンはロックが好きで、なのに自由を奪われて、「俺はロックが好きなだけなんだ」と闘っていく。そこまでのものって自分にとってなんなんだろう?と考えながらヤンを理解していく日々を過ごすんだと思います。

――ヤンはロックがあるから自分らしくいられるような人物ですが、小瀧さんにとってそうした存在はありますか?

小瀧:表現というか、パフォーマンスみたいなものは僕の根底にあり続けるものですね。それでファンの方に喜んでいただくっていうのは、これからも続けていきたいです。

ドラマも好きですしドラマにはドラマの魅力があると思うんですけど、やっぱり直接生で観てもらうのが好きなんです。チケットを買って、劇場に足を運んで、役者たちが役を生きる姿を観るというのは風情があると思いますし、舞台やミュージカルにしか感じられない良さなのかなと思います。

――表現をしていない自分というのは、今まで考えたことがなかったのでしょうか。

小瀧:未来について考えたのは高2ぐらいで、デビューしてからはもう迷うことなく。迷う時期や難しい時期もありましたけど、今はもう全然ですね。これからもファンの皆様の声に応えたいなという思いです。

――最後に作品を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします。

小瀧:観るにはちょっと難しい戯曲かもしれないですが、登場人物の生き様や信じるもの、信念、理想、自由主義みたいなものがどう交差して、どう各々が導かれていくのかを目撃してもらえたらうれしいです。

難しい言葉もいっぱい出てくるんですけど、そんなに難しく考えすぎず、楽しんでもらえたらと思います。僕たちの芝居もそうですし、当時のロックミュージックもぜひ楽しんでいただきたいです。

(取材・文:近藤ユウヒ 写真:米玉利朋子[G.P.FLAG inc])

 舞台『ロックンロール』は、11月6日~8日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、11月13日~12月6日に東京・東京建物 ぴあ シアターにて上演。

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【公演概要】

舞台『ロックンロール』
舞台『ロックンロール』ビジュアル

舞台『ロックンロール』

■日程・会場
11月6日~8日 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
11月13日~12月6日 東京建物 ぴあ シアター

■原作:トム・ストッパード
■演出:小川絵梨子
■翻訳:小田島創志

■出演
小瀧望
村川絵梨 大鶴佐助 上口耕平
西川大貴 浅野令子 斎藤瑠希 松田佳央理 伊礼姫奈 石川新太
那須佐代子 吉原光夫

■音楽:大嶋吾郎
■美術:小倉奈穂
■照明:杉田諒士
■音響:加藤温
■衣裳:前田文子
■ヘアメイク:鎌田直樹  
■演出助手:長町多寿子、平戸麻衣
■舞台監督:木村力
■舞台製作:クリエイティブ・アート・スィンク 加賀谷????之輔
■宣伝美術:永瀬祐一
■宣伝写真:加藤アラタ
■宣伝衣裳:ゴウダアツコ
■宣伝ヘアメイク:三田彩聖、伊藤こず恵
■宣伝:ディップス・プラネット
■版権コーディネート:シアターライツ
■票券(東京):インタースペース
■制作:市瀬玉子、武冨佳菜
■制作デスク:新美綾乃、永海彩弥野 
■プロデューサー:石田翔、江口剛史
■企画:シーエイティプロデュース

<公式サイト>https://rocknroll-stage.com
<公式X>@rocknroll2026

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