「私は無価値だった」自身の人生を投影した女性像が胸に迫る 忘れられた傑作『WANDA/ワンダ』
世界中の映画人たちから「忘れられた小さな傑作」と賛美されながらも、長い間観ることの出来ない伝説的作品だった、監督・脚本・主演のバーバラ・ローデンのデビュー作にして遺作となった映画『ワンダ』(1970)が、今夏日本で初公開される。虐待を受けていた子ども時代から逃れ、16歳で故郷を離れてサバイバルしてきたひとりの女性が、自身の人生を投影して作り上げたアメリカ・インディペンデント映画の代表作だ。
(C)1970 FOUNDATION FOR FILMMAKERS
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