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『舞いあがれ!』と全然違う…高畑淳子の“怪演”まとめ 毒親から仮面ライダー悪の幹部まで

映画

■ 愛娘に当たり散らす“要介護者”の毒親

 母親役でいえば、2021年公開の映画『女たち』での高畑の演技も印象的だ。本作では、篠原ゆき子演じるヒロイン・美咲の実母で、介護を必要とする美津子を演じる。病気で右半身が麻ひし、ろれつが回らない要介護者を、リアリティあふれる演技で体現した。

 さらに、自身を介護する実の娘に当たり散らす“毒親”っぷりも強烈。篠原と高畑の2人のシーンで描かれる「介護のリアル」は、この高齢社会で誰もが身につまされる描写となっている。映画の終盤、ヒロインの積りに積もった不満が爆発し、実母と泥まみれで取っ組み合いになるシーンも必見だ。

■ 怪しい中国人女社長役で一部視聴者から熱烈な支持

 2016年に放送されたドラマ『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)。広末涼子と内田有紀の初共演でも話題となった本作だが、その主演の2人を圧倒してしまうような存在感を見せつけたのが、高畑演じる中国人女社長・李朱美だ。

 李は、加奈子が直美と共謀してDV夫を葬る完全犯罪に手を染めるきっかけを作るという意味でもキーパーソンだが、それ以上に、自分の目的のためなら手段を選ばない性格と、「~ノコトデスヨ」という語尾がつく特徴的な片言の日本語を操る強烈なキャラクターは、一部視聴者から熱烈な支持を受けた。

■ ハイレグのど派手衣装で仮面ライダーと対決

 高畑淳子の名前を最初に世間に知らしめたのは、実は特撮ドラマかもしれない。高畑は今から34年前、1988年に放送された『仮面ライダーBLACK RX』(TBS系)に出演していたのだ。当時30代だった彼女は、地球乗っ取りを企むクライシス帝国の女幹部・マリバロンを熱演。黒と赤を基調としたハイレグのど派手衣装、そして今にも通じるドスの利いた声を発し、仮面ライダーとしのぎを削った。

 なお、高畑はそのほかにもたびたび特撮ドラマに出演しており、特に1993年放送の『特捜ロボ ジャンパーソン』(テレビ朝日系)では、地球制覇を狙う悪の組織の首領・綾小路麗子をほぼ1年を通じて演じ、こちらでも強烈なインパクトを残した。

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