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『silent』感動系もグサグサ系も 心に刺さる名セリフ3選

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■「好きになれて良かったって思います。思いたいです」<第2話>

 湊斗からの紹介で手話教室に通い始めた紬。第2話の終盤、講師の春尾から「初めから出会わなければ良かった。この人に出会わなければこんなに悲しい思いしなくて済んだのにって思いません?」と聞かれた紬は、「好きになれて良かったって思います。思いたいです」と返す。袖のピュアさとともに、前を向く強さがよく伝わってくる。

 第7話でつぶやいた「"少ない"って"いる"ってことなんだよね」も印象的だ。中途失聴者の“多く”が、声を発して会話すると聞いた紬は、想が声を出さない理由を疑問に思い想に尋ねるが、聞いてはいけない質問だったと察する。そのときのことを親友の真子(藤間爽子)に打ち明けたときに実感を伴ってつぶやいたこの言葉は、私たちも常に心に留めておきたいと思わせるものだった。

 絹織物として知られる「紬」は、丈夫さが特徴の布であり、名づけとしては、物事の糸口を引き出すという意味を込められることが多い。まさに紬も、出会い直した想と、ともに歩んでいく糸口を見つけていける強さを持っていると感じさせる女性だ。音のない世界で出会い直したふたりと、周囲の人々がどう歩んでいくのか、ともに感じながら考えながら、見守りたい。(文:望月ふみ)

■今夜12月1日放送 第8話あらすじ

ドラマ『silent』第8話より(C)フジテレビ
 想は紬に、声が出せないわけではないが、自分で感じとれないことへの怖さがあることを話し、紬はそれを受け入れる。

 しかし、2人の距離が縮まるほどに、想は自分と一緒にいるのが大変なのではないかと紬を気遣うようになり、紬は否定するものの、なかなか思いは伝わらない。

 一方、奈々(夏帆)は春尾(風間俊介)との再会を果たす。「紬と想を見ていたら春尾くんのことを思い出して」と言う奈々。そんな中、紬は実家の群馬に帰り、母・和泉(森口瑤子)に想のことを話そうとするのだが…。

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