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来年でデビュー20周年の北川景子 “美少女戦士”から彼女はどう変化してきたのか

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北川景子(2020年撮影)
北川景子(2020年撮影) クランクイン!

 12月9日に公開された映画『ラーゲリより愛を込めて』で二宮和也演じる主人公・山本幡男の妻・モジミを演じている北川景子。2003年に『美少女戦士セーラームーン』(TBS系)で火野レイ/セーラーマーズ役で女優デビューしてから、来年で20年という節目を迎える。そんな北川のこれまでの軌跡を振り返ってみたい。

【写真】来年でデビュー20周年 ずっと美しい「北川景子」フォトギャラリー

 北川が『ラーゲリより愛を込めて』で演じたモジミは、夫である山本幡男と満州で生き別れになり、帰国後も、常に「必ずお父さんは帰ってきます」と希望を失わず、4人の子供たちを育て上げる強い母親。包み込むような大きな心を持つ女性を好演している。

 朗らかでありながらも強く太陽のような女性を演じた北川。デビューはいまから約20年前の2003年。「ミスSEVENTEEN」としてモデルデビューを果たすと、『美少女戦士セーラームーン』で女優デビューも飾った。本作で北川が演じたのが火野レイ/セーラーマーズ。セーラー戦士役で共演した北川、安座間美優、泉里香、沢井美優、小松彩夏は定期的に“戦士会”と称して集まっている姿がそれぞれのSNSで報告されるなど、北川にとっても非常に大切な作品だったことがうかがえる。

■故・森田芳光監督作品への出演が転機に


 その後、『美少女戦士セーラームーン』から3年後の2006年に公開された映画『間宮兄弟』で北川はスクリーンデビューを果たす。監督は故・森田芳光さん。オーディションで勝ち取った本作だったが、学校の単位の関係で上の空で受けたものだったという。それでも結果は合格。その撮影で森田監督から「思った通りにやればいい。そのままでいい」と声を掛けられ、女優という仕事のギアが上がったとインタビューで語っていた。

 そこから『サウスバウンド』(2007年)、『わたし出すわ』(2009年)という森田作品に出演。森田監督が2011年に他界した後にも、森田監督の劇場映画デビュー作『の・ようなもの』の35年後をオリジナルストーリーで描いた『の・ようなもの のようなもの』(2016年)で北川はヒロイン・夕美をみずみずしく演じた。この夕美という名は、映画デビュー作『間宮兄弟』で北川が演じたキャラクター名であり、北川自身も深い縁を感じているようで、「森田監督と出会わなければずっとモデルのままだったかもしれません」(※1)と話していた。彼女の女優人生を語る上では、森田芳光監督作品は欠かせないだろう。

 その間には、ハリウッドデビューを果たした映画『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』(2006年)への出演や、月9ドラマ『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』(フジテレビ系/2009年)や、『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系/2011年)、『HERO 第2期』(フジテレビ系/2014年)でヒロインを務めるなど、キャリアを積んでいく。「女性が選ぶ“なりたい顔”ランキング」(オリコン調べ)で常に上位に選ばれるなど、同性からの支持が非常に高いというパブリックイメージがあった。

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■エンタメ、エキセントリック、社会派も 役の幅広げる30代

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