『グレムリン』ヒロイン役フィービー・ケイツがかわいい! 80年代に一世を風靡
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スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた80年代を代表するSFホラーコメディー映画『グレムリン』が今夜の金曜ロードショーにお目見えする。本作でヒロインを務めたのは、当時アイドル的な人気を誇り、日本でも映画誌の表紙を飾ったフィービー・ケイツ。今見てもキュートすぎる彼女に注目したい。
【写真】フィービー・ケイツ、一世を風靡した美貌を振り返り!
■芸能一家の出身
本作は、『ホーム・アローン』のクリス・コロンバスが無名時代に書いた脚本を、スピルバーグが気に入って権利を購入し、製作総指揮まで務めた作品。発明家の父がクリスマスプレゼントに持ち帰ったナゾの動物「モグワイ」を、息子のビリーは“ギズモ”と名付けかわいがるが、飼うには絶対に守らないといけない3つのルールがあった! このルールを無視してしまったため、凶暴化した「グレムリン」がどんどん増えてしまい、街中が大パニックに! キモカワイイ(怖カワイイ?)グレムリンは、今もキャラクターアイテムが作られるなど、衰えない人気を誇る。
映画『グレムリン』(1984) 写真提供:AFLO
本作で、ビリーが思いを寄せる同僚のケイトを演じたのがフィービー・ケイツ。1963年にニューヨークで生まれたフィービーは、父はブロードウェイのプロデューサー、叔父も映画監督・プロデューサーという芸能一家の出身。エキゾチックな雰囲気が魅力だが、中国系の血も流れているそう。
■伝説のディスコ「54」でスカウト
若い頃からモデルとして活躍し、セブンティーン誌やElle、英版Vogueなどの表紙を飾った後、映画にもなった伝説のディスコ「54」でパーティーをしていたところをスカウトされ、演技の道へ。19歳だった1982年に『パラダイス』でいきなり主演デビューを果たし、同年、学園コメディ『初体験/リッジモント・ハイ』にも出演。同作で見せたプールから上がってビキニトップを脱ぐシーンはポップカルチャーとなり、主役ではなかったもののこの役で世界的な人気を獲得した。翌年には『プライベイトスクール』に出演し、アイドル的人気を不動のものにしている。
映画『初体験/リッジモント・ハイ』(1982) 写真提供:AFLO
■出世作のせいで落とされそうに…
この翌年に出演したのが、本作『グレムリン』。すでに人気女優だったものの、『パラダイス』と『初体験/リッジモント・ハイ』でヌードを披露していたことから、家族向け映画にはふさわしくないと当時スタジオは敬遠したそう。しかし、オーディションで見せたビリー役ザック・ギャリガンとのケミストリーをスピルバーグが気に入り、無事役を獲得したそうだ。
本作の後も数々の作品に出演し、1990年に公開された『グレムリン2 新・種・誕・生』ではケイト役を再演。『フィービー・ケイツの私の彼は問題児(ドドンパ)』(1991)など、邦題にフィービーの名前を冠した作品も多数ある。
映画『グレムリン』(1984)ザック・ギャリガンとフィービー・ケイツ 写真提供:AFLO