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<8.9は野球の日>高倉健が中日ドラゴンズの監督に! 色んな角度から楽しめる野球ムービー5選

映画

★引退試合と野球人生が交差する感動作『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』(1999)


『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』 写真提供:AFLO
 デトロイト・タイガースのベテラン投手ビリー・チャペルは40歳を迎え、腕や肩の痛みは消えず、明らかな衰えを感じていた。今日ビリーが登板する試合の相手は、ニューヨーク・ヤンキース。ヤンキースにとってはこの一戦に勝てばホームでの優勝が決まる大事な一戦だが、タイガースにとっては消化試合。しかし、チームの身売りが決まり、オーナーからは引退かトレードかの選択を迫られていたビリーにとって、この試合は野球人生の集大成を掛けた重要な試合となるのだった。さらにビリーは試合当日の朝、長年の恋人ジェーンに別れを告げられてもいた…。

 主演は野球映画の名作『フィールド・オブ・ドリームス』や『さよならゲーム』といった作品に出演してきたケビン・コスナー。コスナーは実際に野球経験があるため、素晴らしい投球フォームを披露している。本作で描かれるのはたった1試合のみ。主人公が引退の判断を迫られる試合の中、1イニングを投げるごとに、回想という形で主人公のこれまでの野球人生、そして最愛の人との思い出がプレイバックしていく。試合の緊張感とストーリーの連続性を損なわず、主人公にしっかりと感情移入させる構成には脱帽。痛みをこらえ、必死に7回までを投げ抜いたビリーは、この試合が完全試合(打者を一度も塁に出さずに試合を終えること)に近づいていることに気が付く。果たして最後まで投げ抜いたとき、ビリーにどんな結果が待ち受けているのか。

 このヒューマンドラマでメガホンを取ったのは、なんとホラー映画『死霊のはらわた』のサム・ライミ。振れ幅が大きいその力量にも驚嘆だ。

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★不動の野球映画の代名詞『メジャーリーグ』(1989)

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