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『サマーウォーズ』公開15周年 健二&“夏希先輩”ら演じた若手キャストの現在

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『サマーウォーズ』で主役の2人を演じた(左から)神木隆之介、桜庭ななみ
『サマーウォーズ』で主役の2人を演じた(左から)神木隆之介、桜庭ななみ クランクイン!

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神木隆之介

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 本日8月1日でアニメ映画『サマーウォーズ』が劇場公開されて15周年を迎える。今回は、同作の主人公2人などを演じた若手キャストの現在までの歩みをまとめた。

【写真】『サマーウォーズ』当時全員10代だった若手キャストたちの現在

 本作は、のちに『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』、『竜とそばかすの姫』などを手掛ける細田守監督作品。数学好きの内気な男子高生と、彼が憧れる高校の先輩女子、そして彼女の実家の大家族たちが、ネット上の仮想世界「OZ」に突如現れた人工知能「ラブマシーン」と対決する様を描く。恋に冒険に、という高校生の夏の青春を描くと同時に、のちのSNS環境を予見するような斬新なサイバー描写が魅力で、現在も多くのファンに愛されている。

■ 神木隆之介


 主人公の小磯健二を演じたのは、神木隆之介だった。公開当時は16歳。すでに子役の頃から人気を博し、多数の映画・ドラマに出演していた神木。本作では健二を好演し、神木の叫ぶ「よろしくお願いしまあああああす」が作品の代名詞的なセリフとなっている。

 多くのドラマ・映画に出演している神木だが、『サマーウォーズ』以降も声優として主人公を担当したアニメ映画『君の名は。』で声優アワード「主演男優賞」を受賞し、作品は日本の歴代興収第3位の大ヒットを記録した。昨年は日本を代表する特撮映画シリーズ最新作『ゴジラ‐1.0』に主演し、アメリカでも大ヒット。アカデミー視覚効果賞を受賞する快挙を成し遂げた。2021年4月1日付けで16年間所属したアミューズから、同事務所が出資する新会社「Co‐LaVo(コラボ)」に移籍することを発表している。

■ 桜庭ななみ


 そんな健二が憧れる先輩にして、本作のもう1人の主人公・篠原夏希に息を吹き込んだのが、公開当時17歳で、神木と同じく当時高校生だった桜庭ななみだ。彼女が健二に「彼氏のふり」をしてもらい、尊敬する曾祖母・陣内栄の誕生日を祝いに実家へ連れて行くところから物語は始まる。

 神木と同年代の桜庭だがそのキャリアは対照的で、当時は女優デビュー2年目。本作が声優初挑戦で、ヒロインに大抜てきされている。本作の翌年の2010年には、ヒロインを演じた映画『最後の忠臣蔵』で高い評価を受け、日本アカデミー賞新人俳優賞など、多数の賞を受賞した。来月には出演映画『傲慢と善良』の公開が控えている。私生活では昨年9月、かねてから交際中だった一般男性と結婚したことを所属事務所を通じて報告した。

■ 谷村美月


 夏希の親戚で、彼女のはとこに当たる池沢佳主馬(かずま)を演じたのは、谷村美月だった。佳主馬は前髪で片目が隠れ、暗そうな13歳の中学生。しかし、一転OZの世界では長身のウサギ型アバター「キングカズマ」を操り、格闘ゲームの世界的チャンピオンでスポンサーがつくほどのVIP。その中性的なビジュアルと、クールな性格、一方でゲームになると時折見せる熱い一面のギャップで、ファンの間で根強い人気を誇っている。

 そんな佳主馬を演じた谷村は、当時19歳。その後もドラマ『Woman』(日本テレビ系)や『アルジャーノンに花束を』(TBS系)など多くのドラマ、映画に出演。2021年10月には、持病の呼吸器疾患を起因とするパニック発作を発症し、出演予定だった舞台を降板し、約1年休養。翌年10月、ドラマ『最果てから、徒歩5分』(テレビ東京)第5話より復帰を果たしている。

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