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【レビュー】『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』のアクションはパーティーゲームと侮れない奥深い仕上がり

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『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』メインビジュアル
『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』メインビジュアル(C)Cygames, Inc. Developed by ARC SYSTEM WORKS

 サイゲームスが配信中のスマホアプリ『ウマ娘 プリティダービー(以下、ウマ娘)』を題材としたハチャメチャカジュアルアクションゲーム『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!(以下、ハチャウマ)』(Nintendo Switch/PS4/Steam)が本日発売された。今回は、本作のSteam版を一足早く遊ぶ機会を手にしたので、所感を語っていきたい。

【写真】ドット絵になったウマ娘たちがハチャメチャな競技に大奮闘

 『ウマ娘』は、かつて名勝負、伝説のレース、偉大な記録を生んだ競走馬の名前と魂を受け継いだ「ウマ娘」をコーチングし、彼女たちの夢を叶えるために奮闘する育成シミュレーションゲーム。魅力的なウマ娘たちや奥深い育成、迫力のレースが好評を博した、サイゲームスを代表する人気タイトルだ。

 本作『ハチャウマ』では、デフォルメされたドット絵で描かれたウマ娘たちが、5人1組のチームを組んで「バスケット奪取ステークス」、「ウマドッジチャンピオンシップ」、「大食いダービー」、「ファン大感謝祭 大障害」という4つのハチャメチャな競技に挑む。各競技は高順位ほど獲得できるポイントが高く、全競技終了後の表彰式で獲得ポイントの合計が一番多いチームが「ハチャメチャGP(グランプリ)」優勝だ。

 ちなみに、開発を手掛けたのは往年の名作「くにおくん」シリーズの権利を所有するアークシステムワークス株式会社で、両社は『グランブルーファンタジー』の2D対戦格闘ゲーム「グランブルーファンタジー ヴァーサス」シリーズでもタッグを組んでいる。

■シンプル操作なのに奥が深い4つの競技

 プレイヤーは選択したチームから各競技に出場するウマ娘を選んで、ゲームをプレイ。ウマ娘たちはそれぞれ異なるスキルを持っていたり、ステータスによって得意競技が異なったりするため、どの娘を選出するかが重要になる。ゲーム『ウマ娘』と同じく本作にも「やる気」があり、競技終了後はやる気が下がって本来のポテンシャルを発揮できなくなる点にも注意だ。

■バスケット奪取ステークス


 スタミナ&パワーが高いウマ娘が有利な競技で、競技名通りバスケットボールをより多くゴールにシュートした者が勝者となる。ロングシュートやフェイント、ダンクシュート、レイアップシュートといったテクニックを戦略的に使い分けてライバルを出し抜け。

 ボールを持っているウマ娘は、ほかチーム全員からボールを奪う「スティール」で狙われるため危険。「スピン」、スキル、ジャンプといった手段を活用して相手をかわそう。「スティール」と「スピン」はスタミナを、スキルはスキルゲージを使用するため、乱発はせずここ一番で使えるように温存しておくのが肝心だ。

■ウマドッジチャンピオンシップ


 最後のひとりになるまでボールをぶつけあい、生き残りを目指すドッジボールで、パワーと根性のあるウマ娘が有利だ。ボールをぶつけられると体力が減っていき、体力がなくなると退場。ボールを投げつけるシュートには「必殺シュート」と「超必殺シュート」の2種類があり、「必殺シュート」はシュートボタンを長押しすることで放て、地上と空中で出したときに性能が変わる。強力なシュートだが、長押し中は無防備なので使いどころは慎重に選んだほうがいい。

 「超必殺シュート」は満タンの超必殺ゲージを全て消費して放てる必殺の一撃。キャッチができないので、当てれば確実にライバルの体力を大きく削れるぞ。超必殺ゲージは、相手が投げてきたボールをジャストタイミングでキャッチしたり、チャージボタンを長押しすることで溜められる。

■大食いダービー


 料理を運ぶ「サーバー」と食べる「イーター」を選んで、どれだけ多くの料理を食べられるかを競うフードファイト。プレイヤーがメインで操作するのは「サーバー」となり、同じ色の皿の料理を運ぶと「イーター」の食べる速度が早くなる。狙っている色の皿がないときは、スキルでほかチームのウマ娘を妨害するのがベター。応用テクニックとして、異なる4色の皿を並べても食べる速度は上がることも頭に入れておきたい。

 ほかにも、どの料理と食べても食べる速度がリセットされない「にんじん山盛り」やイータースキルが一気にマックスになる「にんじんハンバーグ」など、一発逆転の可能性を秘めた料理が出てくることもあり、奪い合いが白熱する。ちなみに、「イーター」として参加したウマ娘はやる気が下がらないため、後の競技に温存したい娘を選出するのも手だ。

■ファン大感謝祭 大障害


 「大障害は」スピード&スタミナの高いウマ娘が有利な競技。様々な障害が設置されたトレセン学園内と街中をダッシュ(相手を抜くときに風圧で吹き飛ばす効果あり)やスキル、サポート&妨害アイテムを駆使して走り抜け、1着を目指す。走るエリアはチェックポイントごとに区切られており、各エリアを高順位でゴールするほど高いポイントがもらえる。

 1着を目指すと言えば単純だが、前を走るウマ娘の後ろを走ると空気抵抗がなくなって速くなる「スリップストリーム」や、ほかのウマ娘のダッシュを利用して加速する「カウンターダッシュ」などテクニックも重要。運はもちろん、駆け引きにアクションゲーム力も求められる競技となっている。

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ひとりでもじっくり遊べるモードが充実

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